崖っぷちロー

チラ裏的ブログ。ここは「崖っぷち」シリーズ・あん○ーそん様とは関係ありません。レイアウト変更でいろいろ崩れ中

津田氏「ニコ生の出演料はテレビより高い」

2010-11-04 14:12:04 | ニコニコ動画・ネットとか
津田大介さんが出演された「UstToday vol.27」が大変興味深い内容でした。
>津田氏「テレビは制作費が削られ、厳しい状況になってきている。一方でニコニコ生放送は制作費
>をしっかりかけており、放送作家や出演者など、テレビ業界で活躍している人材が流れこんできている」
>「テレビに出るのもニコ生もギャラはそんなに変わらない。場合によってはニコ生の方が高いこともある」
>「ニコ生の出演料はテレビより高い」
津田氏「ニコ生の出演料はテレビより高い」

確かに、地上派で放送していてもおかしくない出演者陣・内容の番組も増えてきました。田原総一朗司会の討論番組あり、遠藤章造さんや陣内智則さんが出演するバラエティ番組ありと。最近では、読者モデルや湘南乃風を起用した番組も放送されているようです。ニコニコ動画・生放送のサービス開始当初には全く想像できなかったラインナップです。

他にも、
・政治方面では小沢一郎さんのネット会見を放送して注目を集める。
・かつては違法コンテンツにただ乗りしていたニコニコが、アニメを公式に配信・放送する。
・宇野常寛さん主催の「PLANETS」や荻上チキさんらが関わる「シドノス」が月1回のレギュラー番組を持つ
・中森明夫さん高橋源一郎さんのトークショーや、宮台真司東浩紀対談が中継される。

などなど。
個人的には、下二つのような方面の番組がうれしいですね。

「小沢一郎ネット会見」 新聞・テレビはどう伝えたか
「これからはみんなで正史を作っていけばいい」宇野常寛が語る未来のガンダム
食料自給率の大ウソを暴く!ニコ生シドノス「大丈夫か!?日本の食と農」

***
以下、この記事には掲載されていない部分を一部文字起こし。

・31分~ ニコニコ生放送で月1放送している「ネットの羅針盤」について 
津田
インターネット界隈の、NHKでの「視点論点」のような、専門性が高くなってしまうネットの問題に対してちゃんと解説する番組が欲しいと思った。じゃあ、「MIAU」で継続的に追いかけている問題もたくさんあるので、それをゲストなんかを招きながら、ちゃんとその背景にどういうことがあるのかを議論する番組を作りたい。

かつ、ニコ生さんはちゃんとギャラとか制作費も払ってもらえるので、で、僕らも僕らで「MIAU」という活動は完全ボランティアでやっているので、ある種収入源も欲しいというところで、ドワンゴさんにこういう公式番組をつくりたいんだけどとお願いしたら、わかりましたっていって、制作費をいただいて作ることができている。

ちゃんとコンテンツ、ネットならではのテレビでは見られないコンテンツを作りますということに対して、コンテンツに対してちゃんと金を払いましょうと。結構いまインターネットの企業って、どことは言わないが、金を払わない。

良いコンテンツを作ってがんばっているのにそれにたいして金を払わないで、ただで、トラフィックあげるからいいんじゃんみたいな感じで、お金を払わない企業が多すぎる。ミクシィとか。ミクシィとか。ミクシィとか。そういうのが僕はすごくイヤで、コンテンツを作る側に対して、作ったものに対してちゃんと制作費もはらいます、それでお互い幸せになりましょうという風になってほしい。そういう意味でドワンゴさんには感謝している。

司会
ドワンゴさん、話によると月に一億円以上生放送の公式にかけているというお話も。


・46分~ ニコ生番組の二つのとらえ方
津田
 (テレビは)地方局ですら一回電波に流してやれば数万人が同時にみているわけで、どんなにくだらない番組でも誰かが見ているというメディアと、USTっていうのは見たいと思った人が意識的に見に来ているメディアという意味で、全然違う。

 (UstTodayの視聴者数である)700という数字をどう捉えるかというかで、テレビの価値観で考えればすごく低い数字で、影響力なんて持たないということになると思うんですけど、そうじゃなくて、USTやニコナマって、ある種講演会とかイベントの拡張なんじゃないかという、そっちの捉え方を最近はしている。 

普通に個人がこれについて語るトークをやりたいといって場所を借りる、50人入る場所を借りるのもまず大変だし、そこで50人埋めるというのも大変なわけです。でも、それが普通に今USTでやれば50人とか100人とか平気で入ってくるわけです。
 
だから今、僕と三上さんが話している内容を700人の会場を借りてやるとしたら相当リスキー。まず700人入るかも分からない。でも、トークイベント見たなものがすごく拡張されて、700人が見ていると考えるとこれは結構すごいこと。

あくまでイベント空間の拡張としてのUST・ニコ生という風に、ユーザーがやる場合はそう考えると、ものすごいメディアになるんじゃないか。あとはそこから先は、これに対して良かった人がお金を払える送金のプラットフォームとかが入ってくるだけで相当かわってくる。

ある意味で言うと、ニコ生は両方やっている。
 (略)
テレビのオマージュ、テレビが今つまらなくなっているときに、本当に見たいテレビってこうだよねという方法論でつくる番組・UST番組と、そうではなくて、日常的なイベントとかトーク見たいなものを拡張するものとしてのニコ生・USTの両面があって、両方の質と量が充実してくることによって、初めて動画ライブメディアというものが一段上のレベルにいけるという気がしている。

***
ニコニコ動画/広告媒体資料のご案内/10年7~9月
企業がニコニコ生放送を広報に使う場合の料金体系など。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿