崖っぷちロー

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ニコニコ動画:「世界の新着動画」問題について

2009-11-04 20:06:40 | ニコニコ動画・ネットとか
このたびのメジャーバージョンアップの目玉の一つが、「世界の新着動画」。
しかし、この「世界の新着動画」をめぐっては、サービス開始当初から賛否両論、いろいろな議論が行われている。

その中でも、ニコニコ動画関係者や親会社ドワンゴの会長さんも交えてツイッター上で行われた議論が面白い。
「世界の新着動画」に関する議論のまとめ→ニコニコ動画「世界の新着動画」を巡る議論

なお、公式に発表されている対応策はこちら。
本日の変更点 ~要望掲示板ご意見より~
<世界の新着動画 紹介拒否機能>
 新しく投稿された動画を生放送で紹介する『世界の新着動画』ですが、この番組で紹介されたくないという声もある状況を受け、
「紹介拒否機能」の検討を行っています。


***
ポイントだけメモ。

世界の新着動画の目的
 新着動画が知られること。能動的に求めなくても、知ることができる(知られる)。
  →つまらない動画でもコメントをつけて楽しむという、ひろゆきの趣旨をどうするか?

背景
 動画投稿者の不満の積み重ね  
  →荒らし対策問題など

問題点
 世界の新着動画上で書かれたコメントが元動画に反映されること。
  ↓
 文脈の異なるコメントは、元動画にとっては荒らしである。
  (あくまでも重要なのは、文脈が異なるということ。
   真正同期/擬似同期というのは、文脈の差異による衝撃を増加させているだけ)

解決策
 1 コメントの反映をやめる
   →ひろゆきの趣旨を尊重するなら、これはだめ。
 2 コメントの反映を、元動画投稿者の選択にゆだねる
   →とりあえずこれが穏当では?
 3 各世界の新着動画の対象となるカテゴリを限定する
   →文脈の差異は小さくなるが、なくなるわけではない。
むしろ、誤配が生じる可能性が小さくなるので、世界の新着動画の趣旨にそぐわない。

もっとも、ドワンゴ会長の川上氏は、上記解決策に対しては消極的だ。
荒らし問題の程度としては、通常のニコニコ動画における荒らしのほうが問題であり、
リソースの配分として、上記解決策の優先順位は高くないとのこと。

***
と思っていたのだが、「後の祭り感」というフレーズを聞いて思い直した。

世界の新着動画という真正同期の現場で行われたコメントは「祭り」であり、
そのコメントを、元動画=擬似同期の場で見ても、過去の祭りの形跡をみていることにしかならない。
元動画を見ている私=擬似同期の場にいる私は、その「祭り」に参加することは絶対にできないのである。この寂しさ。

つまり、世新コメントのせいで嫌でも真正同期というものを意識してしまうことなり、
普段は忘れている擬似同期で満足できるのか問題が表に出てきてしまう。


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