崖っぷちロー

チラ裏的ブログ。ここは「崖っぷち」シリーズ・あん○ーそん様とは関係ありません。レイアウト変更でいろいろ崩れ中

デジタルネイティブ

2008-11-10 23:28:53 | ニコニコ動画・ネットとか
NHK-SP「デジタルネイティブ」
私はこんな番組を見るために、わざわざ早く帰宅したのか……

>子どものころから、インターネットを「水」や「空気」のように使いこなしてきた
>「デジタルネイティブ」とも言うべき若者たちが登場している。

最後の方とか、高校生でようやくネット環境に触れましたみたいな人だったけど、
定義的にも合致してないでしょ……(「はてな」の人もね。)

てか、単なるネットを使って市民運動を展開しましたってだけ。
もちろん、それは重要なことだけど、それが「デジタルネイティブ」の感性と
どうリンクしてくるのかがいまいち分からなかったです。

ネットを使うことでコミュニケーションが容易になり、
遠隔地の人といままででは考えられないような大規模な交流が可能になるということは、
当然のことだけど、それまでも「デジタルネイティブ」に含めてしまっていいのかと。

むしろ、デジタルが「水」や「空気」のようにあるという環境が、
子ども=まさに6歳~14歳くらいの児童の成長・人格形成にどういう影響を与えるのか、
そういう子ども達がどういう行動様式をとり、どういう「社会」を形成していくのか
というところが重要なんじゃないですか?
一個上のパラグラフで書いた、「当然」という感覚すらでてこないのが
「デジタルネイティブ」なのではないかと思ったりするんですが……

その意味では、
最初に出てきた、元素表(?)を遊戯用カードにする事業を興した子どもの事例が
もっとも番組の(想定していたであろう)趣旨に合致していたのではないかと。

あと、アメリカの大学院の方々が「デジタルネイティブ」の研究・分析をされていたようですが、
そうであるならば、なぜその研究成果を利用し、
研究の内容に切り込んでいくような番組を作らないのか……

もちろん、そのままの内容を伝えても(私を含む)一般市民には難しすぎる(はずな)わけで、
そこをかみ砕いて分かりやすくするのが番組製作者の腕の見せ所かと。

***2008/11/15追記
書くつもりで書けていなかったので補足。答案構成しないとだめですねw

番組内では、デジタルネイティブの特徴として、
<現実のコミュニケーションとネット上のコミュニケーションを区別しない>
みたいな感じのことが指摘されていました。

こういう部分について、大学院での研究などを参照しつつ、もっと踏み込んで欲しいということであって、
NHKのこの番組がデジタルネイティブの行動様式について一切触れていないという批判ではありませんので。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿