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ねじまきや Summer's Reading Theater 千秋楽

2007-08-19 23:07:02 | 日記・エッセイ・コラム

さて、ねじまきやさんも、とうとう3日目、最後の日となってしまいました。
無事、皆勤賞となりました(笑)
別に何ももらえませんが、心の中に、すてきな夏の思い出ができました(笑)

行く途中にふと気づいたので、パシャリ。

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ねじまきやの今回の演目のひとつ、「70~frame out」の作家さん、ゆーこりんにちなんで・・・馴れ馴れしすぎだね・・・

その近くには、こんなプレートも!

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なるほど、もうひとつの演目「宇宙人の証明」で、宇宙人を拾った氷川神社は、こんなところにあったのですね!?  たぶん、ちがうな・・・

銀座小劇場のすぐそばには、競馬のアレ、JRAのウィンズがあったりします。しかーし! 馬インフルエンザ騒動のため、今週末のレースは中止。一応、ウィンズは開いてはいましたが、人はいませんでした。いや、数人くらいは、それっぽい人がいましたが・・・

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[ねじまきやの整理券配布を待つ行列]

[津久井さんが、その近く、角のコンビニ前に]

[そこへ、それっぽいおじさん登場]

おじさん
「この行列はなんですか?」

津久井さん
「そこで劇があるんです。競馬じゃないです。」

行列に並ぶ人たちの心の声
(おじさん、その人、役者さん! 演出家! にゃのつく人! ・・・)

津久井さん、いい人だ・・・

一方、こちらは、都内某所
相変わらずの人だかりでした。あの巨大イベントのためか、いつもより多いかもしれません。

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昼の部と夜の部の間の、微妙な待ち時間を利用して、またしても、出かけていってしまいました。じっとしてりゃいいのに・・・
銀座からだと、昭和通り1本で行けて、ほんと、すぐ近くです。昨日わざわざ行った、別の都内某所よりは、ずっと近くです。

それにしても、余計なもの買ってくるし・・・ くれるっていうからポスターまでもらってくるし・・・

まあ、それはどうでもいい話。

(2007-08-26) Googleマップが入れやすくなった。

拡大地図を表示

さて、ウインズは・・・ 午後4時で閉まるみたいですね。

公演終了後、午後7時すぎの様子。
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「近寄ってくるんじゃねーよ。」「いーか、石なんか、投げんなよ!?」みたいな雰囲気を、かもし出しています・・・

さて、ねじまきやの方はというと、金かえせ!なんて声はまったくありえなくて、とてもいいもの見せてもらったよ、な感じでした。

倉田さんと津久井さん二人が演じた「宇宙人の証明」は、男女の、ちぐはぐでコミカルでアップテンポな会話が面白い作品。

女が、宇宙人を拾ってきた、という。
しかし、男の目からすれば、でもそれって、なめくじじゃん!?

なめくじなのか、宇宙人なのか、その議論が、非論理的で感情的だったりするけど、なんだか一部、根拠のない事柄を土台に、一見論理的っぽい推論をすすめたりと、えぇ?なんかだまされてるよ・・・ そのうち、いつのまにか、男と女、結婚する話にすすんでいったり。
冷静に考えれば、どうしてそうなっちゃうの!ってところですが・・・ねぇ? うまく書かれた本ですね。

女は宇宙人だと主張し不思議な論理をくりひろげ、宇宙人だと証明しようとする。これに対して、男は、宇宙人じゃないと証明しなければならない。男のほうも議論べたなところがあって、ぼろぼろ崩れていってしまいます。もしも男がミスター・スポックで、論理的な思考が得意で科学知識も豊富だったら、どうなったでしょうかね?
 ・・・ てゆーか、あんた、宇宙人じゃん!

自称せくしーな倉田さんが、だんだんと、ひらがながカタナカに変わっていくところ、そこは見ものでした。

怖い女っていろんなタイプがありますが、怖いと思わせないで、まんまと思い通りに男をコントロールしてしまう、そんなところが見えたり見えなかったり。もういいや、だまされてても! という気になりました。
羊の皮をかぶった狼 ・・・ それ、マジにそのとおりじゃん!!!

2回目で、冒頭、アイスコーヒーをもってくるはずが、間違えて、(想像の)宇宙人入り小鉢を持ってきたくらちゃん。「まちがえたの!」

3回目では、舞台の照明のフィルターが落下するアクシデント。それを利用しておもしろおかしくする津久井さん。

もちろん笑いましたが、おぉ~さすがプロと感心もしてしまいました。

70~frame out」は、以前、ユキクラのパローレ☆ムジカーレで演じた作品のリメイク版。すっかり内容は忘れてしまっていましたが、1回目を見た時点で、あ~あ~そうそう・・・と少し思い出しました。

17歳の高校生、男女4人の仲のいいグループ。求心力となっていた一人が突然亡くなり、その後の3人はギクシャク、疎遠になったまま10年が経過。27歳になったとき、恩師の70歳の古希を祝うパーティで、残された3人が再会。ちょっとしたアクシデントを機会に、止まっていた時間が、再び動き出す・・・

みたいな話なのですが、大人になったらちゃんとできるようになってるだろうと思ってたのに・・・あのころは怖いもの知らずで無限の可能性を持っていた・・・など、誰でも体験した/感じたことのあるようなことがたくさん描かれています。とってもおしゃれな作品。

キャスティングの違いで、全部で3パターンありました。役者さんごとに演じ方が違うのがおもしろい、って書かれていましたが、なるほど、少しずつ、キャラクターに違いがありました。

前説もおもしろい!
アフタートークもすごいぞ!

すっかり、お笑いキャラにされてしまっていた谷口カントクが、最後の最後で、まじめにいいことを言ってましたが、それを真剣に聞いている役者さんたちのまなざしが、とってもきれいでした。

(2007-08-25) ふと思い出したので追記

谷口監督が、独断で勝手にアニメ「スクライド」の5.1ch化作業を開始しているそうで、発売時期未定だけど、たぶんつくっちゃえば、いずれ発売されるだでしょう(笑)、てなことで、

スクライド 5.1ch版DVDボックス

みたいなのが出るそうです。

正式に発売されるときには、宣伝用のラジオ番組を、ねじまきやの舞台で大活躍だった、倉田さん、津久井さんにやってもらいたいな、と谷口監督。谷口監督もパーソナリティやるんでしょ、とのつっこみがくらちゃんから。

その日がくることを待ちながら、

ときめいて死ね

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