テツの部屋B

アメリカ留学中の見聞録→日本国内の山登り記録+日常の覚え書

伊豆カブクワ旅行:1日目(その2)

2018-07-21 | 昆虫(カブ・クワ)
伊豆カブクワ旅行:1日目(その2)

夕食が終わり、9時になると、まず”虫くじ”が行われた。これは、夜の林の中での虫取りの難度が高いため、特に小さい子供たちに、あらかじめ最低限の虫を確保させることが目的だそうだ。コテツは、中型のミヤマオスとメスのペアをゲットした。しかし、欲しいのはカブトムシなので、さして嬉しそうではない。テツはミヤマが欲しかったので、満足だ。虫くじの大当たりはオオクワガタで、引き当てた子供が数人いた。

虫くじが終わると、各自が懐中電灯を持って、ペンション所有の真っ暗なクヌギ林の中に入っていった。この区画のクヌギの木の多くに、人工的な穴が開けられており、その中にクワガタが仕込んである。





オオクワガタが入っている穴もあるのだが、力の強いオオクワを狭い穴から引きずり出すのは容易ではない。テツも大きなクワガタのお尻が見える穴に挑んでみたが、クワガタを引きずり出すより、殺してしまう可能性が高いと思ったため、途中で断念した。クワガタを掻き出すための道具を予め準備し、持ってくる必要がある。オオクワは取れなかったが、コクワガタを2匹捕まえることができた。穴に潜んでいるのはクワガタだけとは限らず、ムカデが入っていたこともあった。むやみに手を差し込むのは危険だ。また、夜の林の中では、G、それを捕食するアシダカグモ、蛾、カマドウマなどを頻繁に見かけた。コテツはこの手のゲテモノが大好きなので、クワガタよりもこれらの生き物を見つけて興奮していた。

さて、コテツの狙いはあくまでカブトムシであり、クワガタではない。カブトムシ、ノコ、ミヤマなどは、穴の中より幹にへばりついている可能性が高いと考え、木の幹を丹念に見て回った。林の中を2周したが、 結局見つけることはできなかった 。さすがにコテツも疲れてきたので、諦めてペンションに戻ることにした。ペンションの近くの水銀灯の下を通った時、前を歩いていたよそのお父さんが、飛んできたカブトムシのメスを捕まえて、コテツにくれた。さらに、”そこにも一匹いるよ”と言われて見てみると、メスのカブトムシがもう一匹道に落ちていた。カブトムシのメスを2匹ゲットして、コテツもようやく納得し、二人で意気揚々と部屋に戻った。

部屋に戻ると、妻が不機嫌になっていた。押し入れから布団を出したときにGが出たらしい。こちらは、林の中で散々巨大なGを見てきたので感覚が麻痺しており、”出たの?ふーん”くらいの感覚だったが、そう言う訳にもいかない。妻が殺した”ブツ”を外に捨てに行ってから、コテツを風呂に入れて、寝かしつけた。うーたんは既に寝ていた。

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