タイトルをご覧になって、驚かれたと思います。
以前、さらりと書いたのですが、2年ほど前に右目が失明しました。
激しい痛みに襲われて、その役目を終えました。
痛みがあまりにも激しかったので、眼球を取る手術をしなければならないと言われていましたが、
痛みが治まってきたので辛うじて手術は中止。
でも、死んでしまった右目はどんどん退化していきました。
お医者さまから義眼を勧められていましたが、ずっと拒絶しました。
義眼なんて!いやだ!気持ちが悪いもの!
いやだ!いやだ!いやだ!
でも、変化していく右目をそのままで、外に出ることもできなくなりました。
鬱々としたまま時間だけが過ぎました。
朗読も、人前に出るのが恐ろしくて、やめてしまおうと思いました。
泣いて泣いて泣きました。
でもね。泣き止んだ時にね。
ちょっとだけ義眼に興味がわいてきて、義眼所を見学してみました。
義眼、思っていたようなものとは、違っていました。
以来半年かけて、何度も何度も作り直して、
昨日、ようやく完成しました。
とても素敵に作ってくださいました。
義眼師さんは、私のわがままを、静かにきいてくださいました。
そしてできた完成品。
嬉しくて嬉しくて、今朝は、証明写真を撮ってしまいました。
失ったものを補ってくれるもの。
義眼のイメージは、みなさんが想像しているものとは違ってきているようです。
落語の「義眼」ってご存じですか?
ビー玉みたいな。目玉が、おしりの穴から覗いている話。
今は違うんですよ。
ということで、リニューアルオープンします。
素敵な右目になった私に、会いに来てください。
あなたのところにも、会いに行きます。
ここにはかいつまんだようなことしか書いていません。
夫やまわりのたくさんの人が、助けてくださり、支えてくださいました。
みなさんに感謝しつつ、朗読を続けることで、ご恩を返してまいります。
ありがとうございます。
武 順子
先日使った写真ですが、ここでも使っちゃいます。
すっぴんです。ごめんなさい。
今朝撮った証明写真をオマケでアップロード。ボケ具合がいいでしょ(笑)
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