摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

共感した衣の本2冊

2008-11-22 22:43:48 | エッセー
先日、「衣を自分の手に取り戻す」という記事で、
自分が生きていることを肯定できるような服、
体が喜ぶような服がほしいと書きました。
昨日、最近リニューアルオープンした
金沢市の玉川図書館に行って、
裁縫関係の本の中に、何か私が求めるような服を
提案している人がいないかなと探してみました。

すると、まず真砂三千代さんの「風着(かざぎ)」
という本が目に入りました。
アジアの布を実に自然に体にまとって、
野を歩くモデルたちの姿に、目を奪われました。
真砂さんは、「インドへ旅した際に
生活に根ざしたモードを目の当たりにし、
創造のインスピレーションを得た」そうです。
また、バリ島に暮らしていた時は、
「作り手が自然に囲まれ、
仕事と生活が無理なく調和した環境に共感した」そうです。
私が求めている感じにとっても近いわ!

もう1冊目に止まったのが、「安藤明子の衣生活」という本。
副題の「ずっと着られる衣服を求めて」という言葉に
ひかれました。
安藤さんは、結婚して日本家屋に住みようになったら、
洋服の不合理な点に気づくようになったそうです。
そして、「風土に適い、いつでも気持ちよく着られて、
年齢や体型にとらわれることなく、
いつまでもその人らしく、ずっと美しく着られるもの」を
求めたそうです。
これって、今の私が抱えている問いとすごく似てるな。
安藤さんが行きついた答えは、サロンという筒状のスカート。
東南アジアの国々で着られていて、
日本の着物の下半分みたいな感じでもあるから、
親しみやすいものです。
この本には、マタニティとしてのサロンの使い方や
ベビー、子ども服も載っていました。
しばらく、この本をながめて楽しめそう。

安藤さんは、岐阜県多治見市に築100年の古民家を移築した
「ギャルリ百草」というお店で、
衣食住の道具を扱っているそうです。
来年帰る予定の岐阜県に、そんな素敵なところがあるなんて
早く行ってみたいなぁ。
また楽しみが増えました。