昨日、女性センターで打ち合わせをした時、
ロビーの壁にかかっていた
石川県の男女共同参画に対する意識調査結果を
見てみました。
詳しい数値は覚えてませんが、
掲載されていた最初の年、平成2年に比べて平成17年頃では、
「男は仕事、女は家庭」という男女の役割意識が
ずいぶん減っているなと感じました。
ところが、愛知県が昨年9月に行った意識調査では、
10年前に比べて「男は仕事、女は家庭」という考えに
賛成の人が6%増えていたそうです。
特に20代の男性でその数が増えていて(53%)、
30-50代に比べて2-10%も高いのだそうです。
ところが、20代女性では逆に反対派が52%と過半数で、
男女の意識のずれがくっきり出ているそうです。
ずっと小さくなりつづけていたはずの男女の役割意識が
復活しつつあるのは、どうしてなんだろう。
男女共同参画を特に教育の場で教えることが
減ってきたという話も聞きますし、
各地の自治体ではこれまで独立していた
男女共同参画に関する部署が
他の部署と統合されたりという動きも少なくないようです。
そんな政策の後退の影響もあるでしょうし、
若い世代はネット上の保守的な意見へ
触れる機会が多いからかもしれません。
心理分析では、声高に主張することほど
潜在意識では逆のことを思っているとされています。
そう考えると、「男は仕事、女は家庭」を主張する若い男性たちは、
上の世代より「男は仕事、女は家庭」と言いきる自信が
逆になくなってきているのかもしれません。
以前の私は、女が立てなきゃ立たない男なんて寝かせとけって
思ってました。
まぁ、今でもそう思ってしまうことは多々ありますが、
最近は男にも女にも何かしら、(おそらく生物学的な)深い部分から
何となく感じてしまうものがある気がして、
それはそういうものだと受け入れた方がいいんじゃないかと
思うようになりました。
「男は外で働いてきて、女に頼られる、役に立つ存在でいたい」
という願いも、そんなものの1つではないかと感じてます。
とは言え、そんな傾向があることを理解しながらも、
「男は外で働き、女は家庭を守るべき」という
固定観念にとらわれてしまったら、
男性も女性もきゅうくつだし、もったいないと思います。
私の知り合いで、
ビジネス面の才能がある女性が2人います。
彼女たちは、泰三さんに
「本当にやりたいことをやっていないから、
感覚が麻痺してる、自分の価値を感じられない」
というようなことを言われいてます。
この2人のことを昨日ふと考えていて、
彼女たちの本当にやりたいことって何なんだろうと
思っていました。
その時、思い当たったのは、
2人とも何となく「男を立てて、女は家庭を守る」という
考えを持っていそうな印象があったことでした。
だから、本当はそれぞれのパートナーより
ビジネス面では才能があるのに、
その才能を発揮することを抑えているようなのです。
私のもう1人の友人も、とても才能豊かで
最近はメディアでも取り上げられるほどなのですが、
「もう5年もしたら、私はまた家庭に入らなくちゃ」と言うので、
びっくりしてしまいました。
義父母の介護が出てくるだろうから、と言うのです。
でも、彼女には外に出して形にしてこそ
社会に役立つアイディアがたくさんあります。
一方で、義父母を彼女以上の経験、スキルで
確実に介護してくれるヘルパーさんもいるでしょう。
田中優さんも先日の講演で、
似たようなことを話していました。
日本の女性たちは毎日
今日は和食、明日はイタリアンなどと
すごい努力して食事を作っているけど、
いくつかの家庭が集まって交代で食事を作れば、
1人の主婦が食事を作る頻度は低くなり、
コストも抑えられる。
もし食事を作るのが得意な人がいれば、
その人にお金を払って代わりに作ってもらえばいい。
要は、もっと発想を自由にして、
自分自身を囲んでいた枠をはずそう、
そのためにお金を使おうということです。
人には本当に輝ける場があると私は思います。
それは男だからとか、女だからとかではなく、
あくまで千差万別の個人の資質にかかわることです。
固定観念にとらわれず、
本当の自分自身を輝かせられる社会になっていくといいなぁ。
お腹の中の子が女の子だと分かった今日は、
しみじみそう思います。
ロビーの壁にかかっていた
石川県の男女共同参画に対する意識調査結果を
見てみました。
詳しい数値は覚えてませんが、
掲載されていた最初の年、平成2年に比べて平成17年頃では、
「男は仕事、女は家庭」という男女の役割意識が
ずいぶん減っているなと感じました。
ところが、愛知県が昨年9月に行った意識調査では、
10年前に比べて「男は仕事、女は家庭」という考えに
賛成の人が6%増えていたそうです。
特に20代の男性でその数が増えていて(53%)、
30-50代に比べて2-10%も高いのだそうです。
ところが、20代女性では逆に反対派が52%と過半数で、
男女の意識のずれがくっきり出ているそうです。
ずっと小さくなりつづけていたはずの男女の役割意識が
復活しつつあるのは、どうしてなんだろう。
男女共同参画を特に教育の場で教えることが
減ってきたという話も聞きますし、
各地の自治体ではこれまで独立していた
男女共同参画に関する部署が
他の部署と統合されたりという動きも少なくないようです。
そんな政策の後退の影響もあるでしょうし、
若い世代はネット上の保守的な意見へ
触れる機会が多いからかもしれません。
心理分析では、声高に主張することほど
潜在意識では逆のことを思っているとされています。
そう考えると、「男は仕事、女は家庭」を主張する若い男性たちは、
上の世代より「男は仕事、女は家庭」と言いきる自信が
逆になくなってきているのかもしれません。
以前の私は、女が立てなきゃ立たない男なんて寝かせとけって
思ってました。
まぁ、今でもそう思ってしまうことは多々ありますが、
最近は男にも女にも何かしら、(おそらく生物学的な)深い部分から
何となく感じてしまうものがある気がして、
それはそういうものだと受け入れた方がいいんじゃないかと
思うようになりました。
「男は外で働いてきて、女に頼られる、役に立つ存在でいたい」
という願いも、そんなものの1つではないかと感じてます。
とは言え、そんな傾向があることを理解しながらも、
「男は外で働き、女は家庭を守るべき」という
固定観念にとらわれてしまったら、
男性も女性もきゅうくつだし、もったいないと思います。
私の知り合いで、
ビジネス面の才能がある女性が2人います。
彼女たちは、泰三さんに
「本当にやりたいことをやっていないから、
感覚が麻痺してる、自分の価値を感じられない」
というようなことを言われいてます。
この2人のことを昨日ふと考えていて、
彼女たちの本当にやりたいことって何なんだろうと
思っていました。
その時、思い当たったのは、
2人とも何となく「男を立てて、女は家庭を守る」という
考えを持っていそうな印象があったことでした。
だから、本当はそれぞれのパートナーより
ビジネス面では才能があるのに、
その才能を発揮することを抑えているようなのです。
私のもう1人の友人も、とても才能豊かで
最近はメディアでも取り上げられるほどなのですが、
「もう5年もしたら、私はまた家庭に入らなくちゃ」と言うので、
びっくりしてしまいました。
義父母の介護が出てくるだろうから、と言うのです。
でも、彼女には外に出して形にしてこそ
社会に役立つアイディアがたくさんあります。
一方で、義父母を彼女以上の経験、スキルで
確実に介護してくれるヘルパーさんもいるでしょう。
田中優さんも先日の講演で、
似たようなことを話していました。
日本の女性たちは毎日
今日は和食、明日はイタリアンなどと
すごい努力して食事を作っているけど、
いくつかの家庭が集まって交代で食事を作れば、
1人の主婦が食事を作る頻度は低くなり、
コストも抑えられる。
もし食事を作るのが得意な人がいれば、
その人にお金を払って代わりに作ってもらえばいい。
要は、もっと発想を自由にして、
自分自身を囲んでいた枠をはずそう、
そのためにお金を使おうということです。
人には本当に輝ける場があると私は思います。
それは男だからとか、女だからとかではなく、
あくまで千差万別の個人の資質にかかわることです。
固定観念にとらわれず、
本当の自分自身を輝かせられる社会になっていくといいなぁ。
お腹の中の子が女の子だと分かった今日は、
しみじみそう思います。