摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

まず与えるのか、受け入れるのか

2010-03-31 23:25:46 | 気づき
今日も引き続き、アマーリエさんの本、
『ガイア黎明 生きて意識ある地球は
こうして生まれた』と
『スピリチュアル美人になるための
ヴィーナス(金星)の法』という
本を読みました。

前者の方には、宇宙や地球の
生まれた経緯が書かれていて、
とても興味を引かれました。
後者の方は、私の最大のテーマ、
女性性がずばり主題なので、
気になるところから
次々拾い読みしてみました。

どちらの本の中でも
1つ気になってしまったのは、
「愛をまず与えつづけていれば、
それが必ず返ってくる」
というような部分でした。
(「愛を与えた相手から返ってくる」
という意味ではありません)
なぜなら、愛を与えられる前提条件として
本人が愛で満たされている必要があると
これまでに確信を持っているからです。

「愛で満たされている」とここで書いたのは、
必ずしも恋人や家族など特定の誰かに
愛されているということではなく、
少なくとも神様(創造主)から必要とされて
生まれてきたということを認められるという意味です。
その神様の愛をまず受け入れる=
自分自身を大切にするということから
本当の愛は始まると思うのです。

今、『スピリチュアル美人…』の本をよく見たら、
「女性性を尊ぶということは、
自分自身を尊ぶということでもあります」
と書かれていたので、
アマーリエさんも上に書いたようなことは
前提条件として考えられていたのかもしれません。

ただ、今の日本の社会では、
「まず他の人に愛を与える」とだけ書かれていたら、
自分を犠牲にして尽くす一方で、
見返りを求める方に走ってしまう人が
出る危険性がまだまだあると思いました。
このパターンは、心理学の話では
本当によく出てくるので。


これを書きながら、
私は女性性の一番大事な要素である
「受け入れる」ということに反することを
またしているのかなと思いました。
それで、水野博子さんがよくやっているというのを思い出して、
自分の内側に問いかけてみました。
浮かんできた言葉の正確な言いまわしは忘れましたが、
「(他の人が書かれたことで
誤解を招きそうなことや分かりにくいことを補うために)
だから、お前が必要なのだ」
というようなことを言われた気がしました。

それで、いったんふとんに入ったんですが、
今日のうちに書いておこうと思って、
この記事を書きました。
お役目完了したので、寝床に戻ります。
おやすみなさい

女性性のお手本

2010-03-31 00:22:10 | 気づき
久しぶりに(とは言っても、5日ぶりですが)外出し、
打ち合わせに行ってきました。

帰りにバスに乗ったら、女性の運転手さんでした。
声もやさしく、発進・停車もていねいで、
おばあさんが乗ってきた時は
ちょっと時間がかかっても
ちゃんと席に座るまで発進しませんでした。
道のでこぼこがあるところでは、
「大きく揺れます。ご注意ください」などと
ちょっとしつこいくらいに
気配りしたアナウンスをしてくれていました。

以前に読んだところでは、
ヨーロッパなどではこういう車内アナウンスを
うっとうしく感じるようです。
確かにそんな感じもしましたが、
この女性の運転手さんが
一生懸命お客さんにやさしいサービスを
心がけていることがよく伝わってきました。


このことを思い出したのは、
今アマーリエさんという
天上界の霊人たちからのメッセージを
チャネリングする方の本で、
女性性の話を読んだからです。
そこにはこう書いてあります。

「男女平等は間違いないのです。
女性が男性より劣るわけではありません。
しかし、だからといって、男性と競い合う中に
自らの能力を発揮しようとするのは、
方向性が違っているということなのです。
たとえば、女性の医師であれば、
女性性が本来持つ受容性を生かし、
患者さんの話をよく聞き、いったん受けとめた上で
仕事を進めるというやり方があるでしょう」

今日のバスの運転手さんは、
まさしく女性としての細やかな気配りを
発揮していたと言えるでしょう。
だからその後、病院から帰る時に乗った
男性の運転手さんの運転は
いつも以上に粗っぽく感じてしまいました(^^;


私にとっても女性性は最大のテーマのようで、
今本気でそれに取り組もうと思っていた
矢先のできごとでした。
いいお手本を見せてもらいました。

またまた脱皮?

2010-03-29 01:21:33 | 気づき
先週は、ここ2,3ヶ月の疲れがどっと出た感じで、
プチ引きこもりの状態でした。
そんな中で唯一出かけられたのは、
25日にあった水野博子さんの
パーソナルデザインセミナーです。

いつも水野さんのセミナーに出た後に、
何か変化が起きるのですが、
今回もそのとおりでした。
その日の夜、急にお腹が痛くなって、
信じられないくらいたくさんお通じが下った上、
水のような鼻水が止まらなくなりました。
まるで体の中のいらないものを
洗い流すかのようでした。

翌日にはまたたくさんのお通じがあり、
今度は持病の蓄膿症がぶり返したようで、
頭ががんがん痛み始め、
夜には38度くらいの熱が出ました。
昨日まで似たような状況が続いていましたが、
今日は少し楽になり、一息ついたところです。

そんな経験をしたところで、
夕べ思いあたりました。
私は頭をひねって
いろんな社会の問題を解決しようと考え、
それをとても楽しんできました。
一方で、自分の小さな力に頼り過ぎて、
がんばり過ぎてしまい、
体調を崩して反省する、ということを
これまでの人生で何度も繰り返してきました。
いいかげん、もうそういうパターンは
卒業しなくちゃと思いました。

私にとっては、こうやって体調を崩すことは
休養の機会であると同時に、
大きな気づきを得て
次の段階へ脱皮する時でもあるようです。
これまでそれが数年に1回あったように思いますが、
昨年末に大きな気づきがあった後にまたこういう機会があるとは、
本当に時間の流れが加速しているのかもしれません。

今回のことをきっかけに、
私は再度生き方を見直して、
自分の魂のお役目が果たせるよう、
できるだけ「空」でいることに
また挑戦したいと思います。
身魂を磨いて空っぽでいれば、
神様がいいように使ってくださるようです。
そう、先日書いたように、
神様に上司になってもらうんです。


柳瀬宏秀さんのセミナーに参加した後、
あらためて13の月の暦のことなどを読み直しています。
(頼んでおいた英語のペーパーバックの「マヤン・ファクター」も届き、
かなりはまっています)
そして、今度の水野さんのパーソナルデザインセミナーで
また私の方向が大きく変わった気がします。


そんなことを書きながら、こんな夜更かししてちゃいかんなぁ。
今夜はとりあえず、おやすみなさい。

神様が上司

2010-03-20 02:02:49 | 気づき
今日は、断捨離セミナー修了生が集まる
ダンシャリアンの集いの2回目。
集いでは振り返りシートを使って、
この1ヶ月間の断捨離の状況を振り返ります。
そのシートを事前にメールで送って、
考えてきてもらいます。

もちろん、私自身も取り組みました。
そのシートの中の質問に、
「まだ断捨離できないものは何ですか?」
というものがあります。
私は昨日、「レシートと乾物」と書きました。
どちらも、他の受講生さんが断捨離したと
以前報告していたものです。

今日になってから、私はなぜそんなに
レシートにこだわっているんだろうと考えました。
この答えは以前からわかっていたんですが、
「お金は、きちんと管理すべき」という観念を
持っているからなのです。
じゃ、本当に「お金はきちんと管理すべき」なのか?
「きちんと管理する」ためには、
レシートを保管し、家計簿を記入しなければならないのか?
そう自分に問い直した時、気づきがありました。

「管理」というのは、たいてい自力に頼る時にすることで、
他力を信じていない時によく出会う言葉です。
でも、私は幸いなことに、
今までお金に困ったことはありませんでした。
それは多分、どんぶり感覚の精度が
まんざら低くないからでもあるでしょうが、
もっと見えない世界の視点から言えば、
私のやってきたことが神様にそこそこ認められて、
お金を流してもらっていたのだと感じます。

これからもっと断捨離を進めて、
本当に自分の内側の神様とつながっている部分が
ほしいと思うものだけ選んだり、
やりたいことをやったりしていけば
お金とか必要なモノはその時必要なだけ
ちゃんと回ってくるだろうって思えました。
言ってみれば、神様が上司というか社長で
彼の思うとおりの働きをしていれば、
ちゃんとお給料をもらえるでしょうという感覚です。

そう考えたら、レシートだけでなく
なかなか捨てられなかった資料も
捨てられると思いました。
なにせ神様が上司なら、
どんな情報もオンデマンドで出してくれるでしょうから、
自分で資料を保管しておく必要も
あまりないでしょう。

ひでこさんがそもそも断捨離を考えるきっかけになったのは、
高野山の宿坊に泊まった時、
そのシンプルな空間のすがすがしさに
感動したからだったそうです。
高野山のお坊さんたちも神様というか仏様に仕えてますから、
いろんなものは当然必要ないでしょうね。


なんだか考え方だけでも
ちょっと高野山のお坊さんに近づけた気がしましたが、
「じゃ、乾物は全部捨てられる?」と自分にまた聞いたら、
「賞味期限の来たものは捨てられるけど、
そうじゃないものは捨てない」という答えが返ってきました
まだまだ断捨離マスターへの道のりは長そうです。

3つのS

2010-03-17 23:07:17 | 気づき
先週末、名古屋でコズミックダイアリーの著者、
柳瀬宏秀さんの環境意識についてのセミナーに
参加してきました。

「名刺を持ってる人はぜひ交換しましょう。
そのかわり、セミナーの感想を送ってください」
と柳瀬さんが言われたので、
帰りの電車の中で携帯に打ちこみました。

今日のお話で一番印象に残ったのは、
言葉の創造の力についてです。
マヤの13の月の暦で惑星のキーワードに
「manifestation」という言葉があります。
manifestationという言葉には、
表明するという意味のほかに
顕れという意味もあり、
「始めに言葉ありき」と言われるように、
言葉に表すことで我々は創造していくのだそうです。

言葉を発することによって、
気の流れが生まれる。
それによって、ものが生まれる(創造される)。
日本には、言霊という言葉がありますが、
いいエネルギーを持った言葉(言霊)を
発することが大切というのは、
本当にそれが実現してしまうからなんですね。

コミュニケーションも
現在一般に認識されているその意義は、
意思の疎通ですが、
本当は創造なんだという話、
深く感じ入りました。

そういえば、市民活動をやっている時、
特に背景の違ういろんな人が集まって何かする際は、
最初にできるだけコミュニケーションをはかると
よりスムーズに事が進む気がします。
あれは意思の疎通を図るのはもちろんのこと、
建築で言ったら、基礎の部分をしっかり作っているんですね。


このセミナーに出た後、
2年ほど前に買ったものの、
ほとんど図しか載っていない部分もあって
よく意味が分からなかった柳瀬さんの訳書、
「マヤン・ファクター」をもう一度見てみたくなりました。

昨日、今日とこの本にざっと目を通しましたが、
何かよくはっきりはわからないけど、
すごいことが書いてあると感じました。
私が顕在の世界で学んできた物理や脳科学で言っていること、
スピリチュアルな分野で実践、あるいは体験してきた
レイキやヘミシンクなどで言われていることなどすべてが
ここに書かれていることで説明できてしまうのでは?
という直観がありました。

それで、やっぱり原典にあたってみたくなり、
アマゾンで中古の英語のペーパーバックを注文しました。
こんな本が今から23年も前に出ていて、
それが欧米で多く読まれていたなんて、びっくりです。


先日あるMLの投稿に、
文化人類学者で環境活動家でもある辻信一さんが
今アメリカでは8割の大人が3つのS
(Soil(土)→自然,
Soul(魂)→スピリチュアリティ, 
Society(社会)→社会性)を
大事にするするようになっていると話していた
と書かれていました。

柳瀬さんが言うように、
まず自然の営みを感じることが大切で、
そこから自然とつながっている自分の魂に気づき、
そうすれば自然に自分と根っこでつながっている
全ての人から成りたっているこの社会を
大事にできるようになるのでしょう。


そんなことを考えながら外に出てみたら、
我が家のような街のど真ん中でも
春の息吹がよく感じ取れました。
街路樹の根元には、はこべの葉が青々と伸びているし、
保育園の庭の桜の枝には、大きくなってきたつぼみが
ぶつぶつとついています。
食卓には、つくしや菜の花が並びました。
自然を楽しむには、とてもいい季節になってきましたね。
(花粉は飛んでますが。。)
これからはもっとそんな楽しみを持てる生活を
していきたいと思います。


興味から始まるつながり

2010-03-14 00:26:59 | 気づき
公民館の文化祭にばーちゃんと夫が出展しているので、
娘と一緒に見に行きました。

公民館で活動しているグループの
いろんな作品に混ざって、
小学生の作品も飾ってありました。

その中の漢字一文字が書かれた
書道作品の展示に
私は引きつけられました。
「私の今年の漢字書写カード」という
タイトルの紙片が、作品の下に張ってあり、
なぜその一字を選んだのか、
各児童が書いています。

その文章を読んでみて、驚きました。
いくつかの作品には、
大人でもドキッとさせるような言葉が
添えられていたのです。

そのうち、「神」「命」「信」
という言葉を書いた子どもたちの言葉が
特に印象に残ったので、
携帯で作品の下の紙片とともに
写真に撮りました。

今見てみたら、「神」「命」に添えられた文章は
鉛筆で書かれた文字が薄いのと
手ブレでぼけていたので、
読めませんでした。

でも「信」の下に書かれた文章は
幸い読むことができました。
そこには、こう書いてあります。

「(この漢字にした理由は)
どんなことがあってもこの10ヶ月間
人を信じて生きたいからです」

こんなことを書く子は、
一体何を考えてこれを書いたんだろう?
この子にインタビューしてみたい
という気持ちにかられました。


小学生の作品以外にも、
水墨画や盆栽、手芸作品など
いろいろな展示がありました。
それらの作品を見ながら、
近所に住んでいるであろう作者の方々に
思いをはせました。

この地域には、こんな才能がある人たちが
いるんだなぁ。
なんでこういう趣味を持つようになったのかなぁ。
これ売って欲しいくらいだけど。。
などなど。

近所の人間関係が希薄になり、
まわりの人に無関心な人が多くなりましたが、
まずはこんな形で興味を持ち、
気持ちのつながりをつくっていくことが
今求められているのかもしれません。

先日「お互い様プロジェクト」と名前をつけた
一新塾での地域福祉のプロジェクトでは、
お年寄りとお話する機会も多々あると思います。
その際は、こんな趣味の話を聞かせてもらったり、
昔のシンプルな暮らしについて
いろいろ教えていただけたらなぁと思ってます。
教えてもらうことが、
教える側の喜びや生きがい、自信につながることは
私自身もたくさん経験してきたことなので、
そんな形の「支援」というか
「お互い様」の関係をつくれたらと願ってます。

3度のメシより好きなもの

2010-03-13 01:01:48 | 自分のこと
今夜は、ばーちゃんがいただいたチケットがあったので、
未来会館で行われたコンサートに行きました。
今日はほぼ1日NPOの打ち合わせがあったので、
ばーちゃんから誘われていたけど、
出かけないつもりでした。
でも、水野博子さんが「何でもまず受け入れることが大切。
私は誘われたら、基本的に断りません」
のようなことを話されてたのを思いだし、
私も実践してみたのです。

未来会館と言えば、来年3月いっぱいで閉鎖されるようです。
会場に着いてすぐに音楽が始まりましたが、
私の頭の中を音楽は素通りし、
「このホール、どうなっちゃうんだろう?
もったいないなぁ。
どうやったら、うまく使えるだろう?」
といった考えがぐるぐる回転し始めてしまいました。

たしか、4,5年前にまだ未来会館を
県の外郭団体が運営していた時、
ここで開かれた舞台技術の講座に出たことがあります。
その頃は、なんでも手当たり次第
興味を持ったことには出かけてたのです。
(今でも、あんまり変わってないかな)
実際に舞台裏を経験してみて、
けっこういい設備があるんだということに気づきました。

金沢の市民芸術村みたく、
市民の演劇や音楽のグループが自主的な運営で
この施設を使えるようにできないのかな?
あるいは、そういう市民の芸術団体の
インキュベーション施設みたいにして、
入居団体を全国から公募して、
入った団体には市民への芸術教育にも
協力してもらうとか。。

金沢周辺では、24時間使える市民芸術村ができたおかげで
小さな市民劇団がたくさんできたと
以前上野千鶴子さんがイベントで話していました。
まぁ、金沢と岐阜の文化の違いはあると思うけど、
似たようなことはできないかなぁ。


…と、ぐるぐる考えている間に、
コンサートは終わってしまいました

今回のコンサートのプログラムは、
分厚い紙で何ページかにわたる小冊子型のものでした。
普段イベントなどやる時にも
できるだけリソグラフのモノクロ印刷で
おさめたいと思ってしまう私は、
「どれだけお金かかってんの!?」って
びっくりしてしまいました


はぁ、そういう私は
どんだけ仕事中毒なんだろ
でも、しょうがない。
だって、3度のメシより
企画するのが好きなんだから

【転載、イベント関連】シンタテ大学のゲスト、マエキタさんのこと

2010-03-11 23:16:37 | イベント案内
今週末の14日(日)は、本当にいろんなイベントが重なりました。
豊橋のいるかビレッジでエコビレッジセミナーの3回目があるし、
名古屋ではコズミックダイアリーの執筆者、
柳瀬宏秀さんの特別セミナーがあるし。

金沢では、私が関っている2つの団体も含めた
3つの団体がコラボして開催される
「シンタテ大学」があります。
ゲストが超豪華で、田中優さんとマエキタミヤコさん。
そのマエキタさんについて、
ピースバンクいしかわ代表の小浦さんが
素敵なブログ記事を書かれてますので、転載します。

興味を持たれた方は、ぜひ「シンタテ大学」へ
参加してくださいね。
(申込みは、末尾のリンク先からお願いします!)
お昼には、私がイベント企画をやっていたグループ、
金沢エコネットからフードマイレージの話があるそうです。


------------------------------------------------(以下転載)

皆様こんにちは、石川県も寒いです。

今週末は、何度かお伝えしています、「シンタテ大学」です。
今日はゲストのお一人、マエキタミヤコさんについてご紹介を。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私(ピースバンク・小浦)がマエキタさんに初めてお会いしたのは、
「世界から貧しさをなくす30の方法」という本の
出版記念パーティーのときです。

3年くらい前のことで、
まだ地産地消という言葉も一般的でないころで、
だからマエキタさんが手がけていた
「フードマイレージキャンペーン」
http://www.food-mileage.com/ を見て
こんなにすごいウェブサイトを作ってしまうのは
どんな方だろう??と
すっごく楽しみにお会いしました。

マエキタさんはとってもキュートな方でした。
お話していると、こっちまで
かわいいのが伝染ってくる気がするような
チャーミングな方でした。

マエキタさんが手がけていた
「ほっとけない世界の貧しさ」の、
プロモーションビデオには、
有名人がずらりと並んで
「三秒に一人・・・・・貧しさで子どもが亡くなっています」と
訴えます。

桜井和寿さん、松嶋奈々子さん、北島康介さん、
坂本龍一さん、広末涼子さん、
GRAYのTERUさん、AIさん、、、、

安室奈美恵ちゃんが、あのキレイな顔と
ハスキーな声で、
「貧しさは自然災害ではありません。
人災です。人災です。」

と語っています。
びっくりしました。

有名人が何かすると、
かえってナナメに見てしまう、という方が
いらっしゃるかもしれません。

私もちょっとそうでした。

マエキタさんはこんな話をしてくれました。

「マドンナが、イラク攻撃のときに、
自分は反対だと発言しようとしたけれど
ものすごい圧力が掛かって、断念した。
’私みたいな立場のものには
パワーがあるから、何かしてほしいと
皆が思うだろうけれど
私にも大きなことが出来なかった。だから
世界中の皆が、声をあげてほしい’
と、マドンナが話していた。
有名な人も、そうでない人も、
それぞれの場所で、声をあげていこう」

そんなお話でした。

この世に「傍観者」はいないんだなと
私はこのときに学びました。
みんな、同じ土俵に上っている。

有名な人や、賢い人が、
何とかしてくれるだろうと、
思ってしまいがちだけど
そうでもない。

マエキタさんは
「世界中の人たちは、たいてい
’友だちの友だちの友だちの友だち’」
だとも言っていました。
だから、自分から情報を取りにいって、
まわりに知らせよう、と。

マエキタさんは、いつも
本気で’知らせよう’としているようです。
相手が、聞く耳を持たないタイプであればあるほど
「燃える」「どうやってカベを乗り越えるか考えるのが楽しい」
のだそうです。

本気で、当事者として、何かを発信していこうと思ったら
「言いたいことを言う」だけじゃだめで
「どうしたら伝わるか」を
強く考える必要がある。
マエキタさんはニコニコと、
楽しそうにそれをやっていらっしゃいました。


ご著書の「エコシフト」のなかでは、
エコに切り替えていくことで
経済も明るくなる、という展望を
語っておられました。
まだ、「環境」は経済にとって負担でしかない、と
思われていたころだったので
マエキタさんのお話を
とっても明るく感じたことを思い出します。

「貧困問題」と「環境問題」のことを
こんなふうに表現していらっしゃいます。

「持続不可能な社会システムが、環境に触れるとき
’環境問題’となり、
持続不可能な社会システムが人間に触れるとき
’貧困問題’がおきる」

この表現は、
「多くの社会問題の根っこは
ひとつ」だと思い始めながら
上手く表現が出来なくて苦しんでいた私にとって
すっきり、視界良好に考えるための大きな助けとなりました。

マエキタさんは、
「~貧しさをなくす30の方法」の
前書きに、こう書いておられます。


「まずしさをほっておくということは
弱いものいじめをして
こっそり奪っている
ということとおなじ

(中略)

こっそり奪うことも止まない
なぜなら
こっそりだから見えない

(中略)

でもこのごろ
こっそりは
あんまりこっそりじゃなくなった

いっしょうけんめい知らせようとする人がふえたから

この調子で
こっそりを減らせれば
奪う人も減っていく

(後略)」


3月14日、シンタテ大学では

2時間目(11時半~)に
街のエコシフトについてのお話

5時間目(15時~)に
「広告で戦争をとめる!?」というタイトルで
タテマチ大学・宮川さんとの対談

があります。

そのほかにも、4時間目の討論にも参加していただきますし
3時間目には質問などをしてくださると思います。

国内外の貧しさ・地域の疲弊・環境のこと・平和のこと
それらをひっくるめて考えたい方に
マエキタさんが
いいエッセンスを振りまいていってくれると思います。
お楽しみに!

参加お申し込みは↓
     「 シンタテ大学 」
http://www.tatemachidaigaku.jp/shintate/shintate.html

お待ちしています。


*  ピースバンクいしかわ http://piecebank.net  *


お互い様プロジェクト

2010-03-10 22:46:30 | 社会活動
この頃、起きることがすべてつながってる気がしています。
そういう仕組みになってるのでしょうから、
分かる人から見れば当たり前なんでしょうが、
すごいなぁと思います。

さて昨日は、一新塾で今関っているプロジェクトの
打ち合わせをしました。
このプロジェクトは大学で北欧の福祉について学び、
大学院で労働経済を学びながら、
労組の仕事をしている方が立ち上げたもので、
高齢化が進む団地の福祉サービスについて
検討しています。

今月の講義の前に提出することになっている
プロジェクト活動の資料をつくるため、
話し合いました。
まだプロジェクト活動は始まって間もないので、
目指すビジョンを共有することが大切です。
プロジェクトリーダーが目指すのは
北欧型の福祉なので、
まずはその理解を深めようと思いました。

ちょうど昨日打ち合わせをした
岐阜市のNPO・ボランティア協働センターには、
プロジェクトリーダーの恩師が
スウェーデンの福祉について書かれた本がありました。
この本、実は私のアマゾンのウィッシュリストに
入っていたものです。
またまた奇遇だな。


提出するプロジェクトの資料の最後のページには、
プロジェクトのリーダーがどんな「目覚め」を経験し、
それがどんな風にまわりの同志の目覚めをうながし、
さらに活動が対象とする人たちにも連鎖していくのか、
書くことになっています。
そのフォーマットを見て私が思い出したのは、
よく何かの支援活動をしていると、
最初自分が支援していると思っていたのに、
実は自分も支援している人達に
助けられていると気づくことがあることです。

お互いに持ちつ持たれつ、支え合う。
一昨日のオフ会でもテーマになった共生のことですね。
そのことに気づいて、
「じゃ、これは『お互い様プロジェクト』だね」
と言ったら、そのままこれが
私たちのプロジェクトの愛称として採用されました。

一人一人が本来持っている可能性を発揮して、
生きていくために必要なこと・ものを
お互いに補い合って、不安を消していくこと。
ただ、安全・安心に生きていけるということよりさらに進んで
生きがいと誇りを感じて生きていけることを
目指せたらと考えてます。
葉っぱビジネスで有名な、
徳島県上勝町のおじいちゃん、おばあちゃん達みたいに。


今日になったら、さらに「どんどん先に進め!」
というような情報が舞い込んで来てます。
NPOの資金調達や事業戦略立案のセミナーや
地域でいろんな人が共生する事業の先進事例など。

ちょっと疲れてきてるけど、
まわりの人の力をたくさん借りながら、
夢を実現していきたいです。