ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

南日本海人、綾小路きみまろに弟子入り(するか!)

2007年10月07日 | 日々(ふつうに)
 綾小路きみまろは天才だと思う。それほど切れ味鋭いわけでもないギャグで、あそこまで観客の心をつかんで大スターとなった。その特徴は、中高年の女性及びそのつれあいの男性のコンプレックスをくすぐるフレーズだ。ていねいな言葉のなかにも、どぎつい毒を含んでいるが、致死量までいたらない程度の毒であり、笑いの神経を刺激して爆笑を生みだす。
 わかりきったフレーズで、目新しい笑いではないが、安心感があり、中年女性のマゾヒズムをくすぐるのであろう。しかしながら、けっこうきついことを言っている。それでも会場を笑いの中に巻き込んでしまうのは、彼のビジュアルからくる安心が毒を受け入れるバックとなっている。なんといっても、『ヅラ』というマイナス要素が、逆の意味でプラスになっている。万が一、逆がすべってというか、お客の反発をかっても、いざとなればカツラを脱いでこれこのとおりと頭をさげれば許されるような気がするではないか。
 彼の長い下積み生活の中では、キャバレーなどで酔っ払いにからまれて、そういうこともあったにちがいないと推測するのである。
 それに気づいたのだが、彼ほど『ヅラ』であることを公言している有名人(というか一般人全般でも)はいないのではないか。これはすごいことだぞ。
 彼を見習って、私もカツラであることを公表してしまおうか?
 などと嘘八百を言っていてもしょうがない。第一だれも信じてくれない。こんな髪の量の少ない『ヅラ』などあるものか。こらあ! 
 それはともかく、このあいだ、きみまろさんの『失敗は顔だけで十分です』という本を暇つぶしについ買ってしまった私である。二〇〇ページ近くあるが、その気なら五分で読めてしまう。中には三回ぐらい笑えるのがあった。安いものである。
 まだ綾小路きみまろに弟子入りはしていない。しかし、『ヅラ』の中身を見せてくれたら考えるが。どうしてあの『ヅラ』というものはこうも想像力をかきたてるのだろう。私もしようかな。

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