なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

宇治川・秋の始まり~シリブカガシなど

2018-09-07 06:11:10 | 植物
駆け足宇治川シリーズ、2回目はアカメガシワの宇治橋から一転、白虹橋から天ヶ瀬ダムへと向かう道でみつけた植物です。
私のこれまでの投稿では、いつも終点は白虹橋。
その先ってあったの?
そうなんです。あったんです。
詳しくはまた後ほどご紹介しますが、白虹橋から天ヶ瀬ダムに向かう道の途中で色々な花や実に出会いました。

イタドリ(タデ科ソバカズラ属)



バックにダムが少し見えています。
今、あちこちでイタドリの花が咲き始めています。
見慣れすぎて気にもかけませんが、よく見ると結構可愛いです。


下を見ると、おや。



栗のイガが沢山落ちていました。
緑の実も・・・



実があるということは木があるはず。ありました!
実がなって気付く代表、クリ(ブナ科クリ属)でした。




さらに進むと、見慣れない生成りの紐のような花を発見。
なんでしょう??



見ると、緑のドングリが沢山付いています。



普通のドングリ(カシ、シイ、ナラなど)の花はぶら下がって咲くことが多いのに対して、放射状にシャンと伸びているのは珍しいです。
ググってみて、シリブカガシ(ブナ科マテバシイ属)であることがわかりました。

雌雄同株。花と、前年の実(どんぐり)が同居する珍しい木です。
カシという名前ですが、マテバシイの仲間で、実を食べることができるそうです。
「シリブカ」の名前は、ドングリの帽子がくぼんでいることから名付けられたとか。
京都府ではレッドデータブックに載っている絶滅危惧種。
植栽されている可能性が高いとは思いますが、新しい木を見つけるとテンションがあがります。


(全体像)


気分良く歩いていると、センニンソウ(キンポウゲ科センニンソウ属)の花を発見!
今年初見です。



花の形を見ると、クレマチスの仲間であることがよく分かります。
宇治川畔には多いので、これから楽しみです。




ヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)の蕾を発見!
結構地元でも見かける花ですが、蕾はやっぱりワクワクしますね。




さて、ここから先はマメ科三部作。
暗かったので、写真には全く期待しないでくださいね。


まず1番目はネコハギ(マメ科ハギ属)。
毛が生えた三つ葉が特徴的。
水滴をはじいて綺麗です。



花も咲いていたのですが、雨のせいで下を向いてしまい、上手く撮れませんでした。
次回リベンジ!




2番目はハギ(マメ科ハギ属)。
散りかけの株もある中、こちらのはまだ蕾も沢山あって、フレッシュです。




そして、最後はメドハギ(マメ科ハギ属)。
メドハギの茎は筮竹に使われただけあって、結構まっすぐ大きく伸びます。
葉のわりに小さい花は、雨の後ということもあって、ちょっと寂しい。
でも蝶形の特徴はよく分かります。




いかがでしょう。
こんな道を歩きながら見つけました。
工事の前は、ここを車で下りて川沿いの道に行くことができました。



コメント (10)
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