中池の端から上池に向けて里山の道を歩き始めてほどなく、いつものココココという鳴き声。
あ、シロハラ! 珍しく木にとまっていました。
奥に見えている水が中池です。
こんな道を歩いていきます。
一杯鳥がいるかと思ったら、最初にシロハラが出てきただけでなにもいません。
なぜかミカンの仲間。大きさ的にユズかな?
まだフワフワの綿毛が残っていたススキ。
案外風が当たらないのでしょうか。
キヅタの実。
お、なにか標識があります。
読んでみると・・・この木は亀岡の名木のヤマグワなんですね!
例によって見上げてみましたが、今の時期はいまひとつかも・・・(説明です。クリックすると大きくなります)
さらに進みます。
あれ、出口についてしまいました。突き当りには左右に伸びる狭い道路。
こちらを行くしかなさそうです。
するとほどなく、上池が見えてきました!
・・・なんと、水がない!
なるほど、農業用のため池は、通常、冬場は水が抜かれるのでした。
大昔実家の横にあった池でも、冬は水がなくて狭い小川が流れているだけでしたね~
水がなくなって湿地のようになった地面には何やら動物があるいたような跡が・・・
いったい誰の足跡なんでしょう。
もっと望遠で見てみましたが・・・
誰の足跡かわからん・・・鳥にしては深すぎです。
近寄れないのが痛いですね~
とそのとき、何者かがこの地面を横切ってきました。
巨大ネズミみたいなヌートリアです!
そしてもう一つ、超ミニサイズでしか見えませんでしたがツグミです。
・・・小さすぎです・・・
あ~あ、他に何もいないやん。
あれ、でもこんな看板がありました。
コウノトリ飛来地ですって!!
その時、ばさっという羽音とともに、大きな鳥が上池に舞い降りました。
まさかおあつらえ向きのコウノトリ!?
あわてて降り立ったところにカメラを向けると・・・
アオサギでした・・・ちょっとがっかり。
「コウノトリとちごて悪かったね!」とぶぜんとした表情のアオサギ君でした~
明日は最終回、田んぼで見かけた小さな花たちです。
お楽しみに!
【撮影:2022/2/12 亀岡市平が沢池】
昨日の続きです。
わち山野草の森を回り終わってもまだ時間は午後1時前。
このまま帰るのはもったいないというわけで、前から気になっていた亀岡市にある平の沢池に行ってみることにしました。
平の沢池は水鳥や里山の鳥などが色々みられる探鳥地とのこと。
ナビで調べてみると、和知からは40分ちょっとで行けそうです。
帰る途中でもあるので、早速レッツ・ゴー!
京都縦貫道の千代川インターを降りると現れたのが府道73号線のヘキサ!
後続車がいたので写真は撮れませんでしたが、なんと初めて通る府道でした。
73号線をどんどこ進み、馬路というところの交差点を左折すると、そこは府道405号線。
もちろん、こちらも初めての府道です。
そこをまっすぐ進むとほどなくナビが「まもなく目的地です」。
意外と近い!
左手に池を見ながら少し進むと、右手に駐車場が現れます。
トイレも完備しており、探鳥地としては、かなり充実していますね。
道中の説明が長くなりました。
車を降りて、いよいよ平の沢池の散策です!
平の沢池は、亀岡市馬路町にある農業用ため池で、上池、中池、下池・蓮池からなります。
すこし来た道を戻り、一番入り口の方にある下池から歩いてみることにしました。
池より気になったのがこちらの光景。
頭上をふわりふわりとパラグライダーが飛び交っています。
池の横にパラグライダースクールがあり、そこからいくつものパラグライダーが飛び立っていました。
入り口の看板を見ると、観光用のタンデムという二人乗りのフライトなら予約なしでもいけるとか。
こわいけど、いつかチャレンジしたいと思わせるような光景でした。
下池の端にあった標識です。府道405号線の証拠にとりあえず・・・
池の畔は綺麗に整備された歩道になっており、「水際プロムナード 水鳥の道」と名付けられていました。
・・・同じ探鳥地でも地元の池の超狭い歩道と大違い・・・
池には沢山のカモたちが!
でも広すぎて何がいるのかさっぱりわからん・・・
望遠で覗くと・・・マガモのようですね。
おや、池の端っこに沢山のカモが休んでいるようです。
あっちの方が面白そう!
マガモ、マガモ、マガモ、カルガモ、カルガモ、マガモ、マガモ、マガモ、マガモ、カルガモ・・・
う~ん、マガモとカルガモばかりお昼寝中でしょうか。
ちょっとズームで。
一羽だけ、胸張った婚姻羽のカワウがいました。
池のすぐ際の道も歩けるようでしたが、近づくとカモが驚きそうだったので、遠くから眺めるだけにしました。
次に信号わたってハス池を少し見学。
う~ん、やっぱり池よりパラグライダーに目が行っちゃいます。
当たり前ですが枯れたハスの葉しかないので、また下池の方に戻りました。
中池の方に向かって歩いていきます。
あ、コガモがいました!やっぱり寝ています・・・
ほどなく、下池と中池の中間地点の休憩場所に着きました。
両池を隔てる土手のような場所、てっきり通れると思ったら通行止め。
なので水鳥たちはやはりずらりと並んでお昼寝中です。
こちらはオールカルガモ。
土手はこんな感じで・・・左が下池、右が中池です。
遠くに鳥が見えます。ズームで見ると・・・
お~、また一羽婚姻羽のカワウが胸を張っていますね!
なかなかいい感じの光景です。
さて、下池、中池と来ましたが、中池にはな~んも水鳥がいません。
こちら、少し歩いてから池の境の土手方向を見たところです。
でも後から調べたらこの中池に夏になったらオオオニバスが咲くそうです。
是非見てみたいです!
池には何もいませんでしたが、池のほとりで人々の注目を集めていたのは・・・
サクラの木にとまるジョビ太くんでした~
逃げる気配もなく、愛想を振りまいていました。
さらに近寄ってきて・・・
きゃ~可愛い♡
出会えてラッキーです!
中池を通り抜けると、左手に山道が見えてきました。
地図で見ると、そこを抜けたら上池に行けそうです。
早速行ってみることにしました。
しつこくパラグライダーでした。
つづく・・・
【撮影:2022/2/12 亀岡市平の沢池】
Merry Christmas!
え~と、本当は今日は先週末に行った宇治市植物公園のクリスマスの飾りつけの投稿をするつもりでした。
ところが、天橋立の旅の投稿が長引いてしまい、トップの1枚だけになっちゃいました。
さて、ここからが天橋立一泊二日の旅、最終回です。
腹ごしらえも終わり、唯一心残りだった場所に行くことにしました。
その前に、阿蘇海のほとりを歩いていると・・・
オナガガモが沢山群れていました!
よく見ると、ホシハジロも混じっています。
海なので水は塩からいはずですが、オナガガモなどのカモは大丈夫なんですね。
おや、こちらはカモメの幼鳥でしょうか。ずっとこの姿勢で佇んでいました。
目を上にやると、おや、船の上に沢山のカモメが止まっています。
なにカモメかな~
くちばしの先が赤、風切りばねの先が黒、一番分かりやすいのが黄色い足。
こちら、ウミネコでした!
(カモメの仲間はどれも足がピンク色なんだそうです)
ここで待機している目的はというと・・・あ、飛び立ちました!
船を追いかけて行きます。
船では、沢山の人が何か撒いています。
後で寄った近くのお土産屋さんでは、かっぱえびせんの小袋を売っていました。
なるほど、えびせんが欲しくて、船を追いかけていたのでした。
またまた時間を使ってしまいました。
で向かった先は・・・
もう皆さん見飽きた、天橋立の松林の光景です。
そう、走破できなかったので、反対側から歩いてみることにしたのです。
お天気がよく、マツの緑が綺麗です。
こちらにも名前が付いた松が沢山。
雪舟の松。
根元から二本の松が仲良く生えている、なかよしの松。
同じように二股になっている松がありました。
こちらは夫婦松だそうで・・・
ちょうど二股に分かれたところに、別の木が生えていました。
ちょっと面白がって、通る人みな写真を撮っていました。
しばらく行くと、前の日に折り返した場所に到達。
前日とこの日合わせて、なんとか走破できました!
あとはのんびりと、元の道を戻るだけです。時間帯が違うと雰囲気も違いますね。
松ぼっくりです。案外見なかったです。
咲いていたアザミ。総苞を触ったらねちねちしたので、おそらくノアザミの返り咲きだと思います。
そして、まだ咲いていたセンニンソウ。宇治でももうお鬚になっちゃってますよ~
ということで、全部で8回にわたって連載した、「府道を行くスペシャル、天橋立編」いかがでしたでしょうか。
書いてる方は結構疲労困憊です(笑)
明日からは通常営業に戻りますね~
【撮影:2021/12中旬 宮津市天橋立】
長々と続けてきた宮津天橋立一泊二日の旅(カニなし)の二日目。
お散歩を終えて、行きたかった丹後一宮 元伊勢籠神社(このじんじゃ)に向かいました。
(といってもダラダラしてたので、もうお昼前!)
調べてみたら、天橋立駅前からバスが出ていました。
いざ出発です!
途中の車窓に現れたのは府道2号線のヘキサ(六角形の標識)。
そうなんです。宮津から兵庫県養父に至る府道(途中から県道)が、今回行きたかった府道2号線。
ただ、今回通った区間のほとんどが国道との併走区間になっていたようで、なかなかヘキサには出会えませんでした。
ひとつだけでもゲットできてラッキーです。
ほどなく、丹後一宮 元伊勢籠神社(このじんじゃ)に到着です。
御祭神は彦火明命(ひこほあかりのみこと)で、天孫邇邇芸命の兄弟神。
海の奥宮である冠島に降臨され、丹後・丹波地方に養蚕や稲作を広め開拓された神様だそうです。
(神社のHPより)
「元伊勢」というのは、天照大神が伊勢に落ち着かれる前にあちこち遷座されたところに付けられた名前。
(前に、大江の元伊勢皇大神社に行った時のブログでも紹介しましたよね。)
こちらには豊受大神とともに4年間おられた後、伊勢に行かれたそうです。
説明長くなりましたが、こちらが門です。やっぱり菊のご紋章ですね~
残念ながら中は撮影禁止。
しっかり参拝して、御朱印もいただき、別の門から外に出ると・・・
カメの上に、カメがいました!
そこから少しいくと、府中駅に到着。ここから可愛いケーブルカーに乗って登ります。
上に付いたら素晴らしい天橋立の眺め!
さて、この場所ですが、籠神社のお隣にある傘松公園です。
こちらは丹後海陸交通が運営する施設で、天橋立観光のイチオシスポットのひとつです。
ケーブルカーから下りたところからは、今乗ってきたケーブルカーや
阿蘇海を航行する船(に群がるカモメ)が見えます。
でも何より有名なのはやっぱりこちら。
股のぞきです~
私は体が超絶硬いので、低いベンチのような台に乗って足を広げて前屈しても、なかなか向こうが見渡せません。
手だけ伸ばして適当に撮った逆さ天橋立~
「天空の一本の橋」にみえますでしょうか(笑)
天橋立の対岸をズームで見て見ると、あちらにもモノレールが見えます。
つまり、橋立のあっちとこっち、同じような施設があるということですね。
対岸の方は2年前の12月に行ってブログにしていました。
ここから股のぞきすると、龍が天に昇っているように見える・・・はず。
生憎雨模様でしたが、こんな感じでした。どちらの景色も甲乙つけがたいですね。
どちらにしても、股のぞきを何回もしていると、頭がクラクラしてひっくり返りそうになりました。
危ない、危ない。
そして、同じ場所に「傘松」という松の木があります。
三つ又になった大きな幹のある松。少し変わっていますね。
一本だけ真っ赤になっていた木。コマユミ??
最後に見たのがこちら。
籠神社御祭神の彦火明命が降臨された冠島を拝む場所です。
ここからまたケーブルカーで降りました。
お昼を回り、お腹がペコペコだったので、名物黒ちくわの天ぷらのおうどんをいただき、再び天橋立へ!
美味しかったですよ~
ここまでで、最終回書きたかった内容の約半分・・・
続きは明日書くことにいたします。
最後はゆる~い写真ばかりなので、ゆる~く眺めてくださいませ!
【撮影:2021/12中旬 宮津市天橋立】
天橋立の旅、1日目の夜はおいしいディナーに2回の温泉を満喫し、ゆっくりと休みました。
そして朝・・・のんびり朝寝しようと思ったのに、どうしても早く目が覚めてしまいます。
仕方がないので、朝ご飯を食べに行きがてら、外にでて天橋立の朝焼けを眺めました。
スマホでパチリと撮った写真が上の写真です。
なぜスマホの方が綺麗なの!?
ということで、バイキングの朝ご飯をしこたま食べ、3回目の温泉にも入り、ゆっくり出発しました。
その訳は、智恩寺の参道にある10時開店のお店で、智恵の餅を買いたかったから。
急ぐ旅ではなし、いいですよね~
まずは智恩寺にお参りしました。
ご本尊は文殊菩薩、知恵の神様です。
知恵を授けてもらうより、「ボケませんように」としっかりとお参り。
本堂などの写真は今回ありませんが、扇のおみくじを引いて、マツの木にさげて帰ったのでその写真をば・・・
そのあと、昨日も歩いた天橋立の松林をもう一度歩いてみました。
朝なので、鳥さんがいないかなと思って。
鳥さんを見つける前に、鳥居を見つけました。
内海の阿蘇海に面して、鳥居が立っています。
そして、道を進むと・・・
神社が見えてきました。天橋立神社です。
こちら、恋愛成就のパワースポットとして知られ、八大龍王をお祀りしているそうです。
(後で知りました・・・)
すぐ横にあるこちらの井戸は磯清水という名水で、海に囲まれたこの地にあって、真水がこんこんと湧いています。
(でも飲めません・・・)
さて、パワーがみなぎったところで、鳥さん出てこ~い!
と呼んだから来たわけではないでしょうが、あちこちで鳥の声が・・・
どの木も背が高いので豆粒ほどにしか撮れませんでいたが、イカルがいました!
お馴染みのヒヨドリも。
松ぼっくりに頭を突っ込んで食べているのは、カワラヒワのようですね。
カメラを向けると逃げてしまいましたが。
ろくな写真が撮れない鳥は諦め、やっぱり植物ですよね!
神社の回りだけあって、サカキが沢山。黒い実が生っていました。
ヤブツバキが咲き始め・・・
背の高いこの木はなんでしょう。
松ばかりなので、松以外の木を見るとすごく気になります。
葉をみた感じでは、タブノキかなあ。
小さい花もあります。こちらちょっとヨレヨレですが、コナスビです。
セイタカアワダチソウ、ほとんど綿毛ですが少しだけ花が。
遠くに鮮やかに紅葉した葉が見えますね。
ズームで見てみると、赤い実が生っています。
ガマズミっぽい葉ですが、実がちょっとショボい感じですね。
紅葉といえば、ハゼノキの紅葉が美しかったです。
ヤブコウジもぽつりぽつりと・・・
一番多かったのが、ノコンギクの綿毛でしたね~
灰色がかった綿毛ならよく見ますが、こちらのは純白に近い白。
さて、ここまで植物をご覧いただきましたが、最後はこちら。
なんでしょうか?
これは町から天橋立に入るところにある廻旋橋の回転部分です。
阿蘇海と宮津湾をつなぐのは運河のような細い水路のみ。
そこに橋が架かっているので、大きな船はそのままでは通れません。
そこで、橋自体を回転させて通路を開け、船を通しているのです。
こんな説明より、百聞は一見に如かず、実際に通るところをご覧くださいませ。
ちょうど天橋立側から向こうに渡ろうと思った時、回転していた橋が戻るところでした。
上左から右、下左へとどんどん橋が元の位置に戻っていきます。
そして、宮津湾方向を見ると、船が遠ざかっていくのが見えました。
あの船を通したようです(下右)。
もう一場面、今度は実際に船が通るところです。
上左は、ちょうど川と平行になるまで回ったところ。そこに2隻の船がやってきました(上右)。
狭い水路を器用に通っていきます(左)。そしてあっという間に2隻とも通り抜けました(右)
いかがでしたか?
人は待たされているのですが、みんな目を輝かせてこの光景を眺めていました。
さて、これだけの見学を終えて、ようやく智恵の餅購入!
甘さ控えめで柔らかくて美味しいんですよね~
もし行かれることがあったら、ぜひお土産にどうぞ!
この後、もう少しお付き合いくださいませ~
【撮影:2021/12中旬 宮津市天橋立】