今日はバードバス、と予告したので載せなければいけません。
ご存知の通り、京都御苑のバードバスは結構有名。
色々な小鳥たちが水を飲んだり、水浴びをしたりする姿が見られるとあって、四季折々多くの人が訪れます。
でも分かるんですよね~近づくだけで。
この日も、森の文庫方面からバードバスに近づいていくと・・・
人は一人、ベンチにはカラスが一羽座っていました。
それでもバードバスの方を見ていると、上の木の方でカサカサいう物音が。
待っていると、来ました!
アトリです。それも三羽。
上の方には、いつ飛び降りようか考え中のアトリも。
こんな感じで、下りてきたり飛び立ったりして、しばらくの間バードバスはアトリ専用に~
それもすぐに飛び立ってしまい、そこにやってきたのがヤマガラ。
警戒心が強いのか、上ばかり見ています。
いつもは、シジュウカラやヤマガラがこの辺りに沢山いたのですが、今回はゼロ。
どうも餌やり禁止を徹底したので、「こんなところに来てもつまらん」とばかり、移動したようです。
で、ついにバードバスのお客さんがゼロに。
アトリはというと、カツラの木の上で実を突いていました。
アトリはシベリア方面から渡ってくる冬鳥で、日本では集団行動をします。
公園や植物園などでは比較的よく見かる鳥で、京都御苑でも常連さんです。
この後待っていても誰も来ないので、もう一か所のスポット、染殿井に移動しました。
ベンチに霜が付いて寒そう~
染殿井ですね。塀の奥は迎賓館です。
ここには去年、アオジとルリビタキ(♀)がいました。
今年はどうかな~
鳴き声も聞こえないし無理かも・・・
あ、落ち葉がカサカサ動いてる!
アオジちゃんがいました!
目の周りが黒っぽいのがオス、褐色なのがメスなので、こちらはメスですね。
望遠で撮っているので、気にせず餌とりに励んでいます。
しばらくポーズをとってくれましたが、藪の中に入ってしまいました。
ちなみに、藪の中でチッチッとかすかな声が聞こえるのはアオジの声のことが多いです。
地面でウロウロしているという点では、昨日ご紹介したビンズイとも似ていますが、科が違います。
ビンズイはセキレイ科タヒバリ属、アオジはホオジロ科ホオジロ属です。
そういえば、ホオジロやカシラダカとも似ていますね。
何もいないので、またバードバスの方に戻ることにしました。
あ、また枝の上にアトリが戻ってきています。何羽かいるようです。
下りてきました。
顔が黒いのがオス、薄い色なのがメスです。
また次々と・・・
キリがないのでもうこの辺で・・・
今回はほぼアトリしか見られませんでした。
去年はメジロ、イカル、エナガで混雑するバスを見ました。
今年も何度も訪れて、観察を続けたいと思います。
【撮影:2024/1/14 京都御苑】
咲くやこの花館を出た後、公園をぶらぶら散歩。
赤く見える木は?
めらめら燃えていたのはユキヤナギでした。
横にある木はというと・・・
実を見たら分かりますね。大好きなアキニレです。
小鳥が群がって食べているところをよく見ますが、今年は他の餌が多いのでしょうか。
どの木にも姿が見えませんでした。
ということで、大池に着きました。
おや、思ったより水鳥の姿が少ないですね。
いえいえ、ほとんどが岸辺に上がって・・・
くつろいでいました。
そうそう、こちらにはオナガガモが沢山いるんですよ~
ちょっとハトっぽい座り方ですね。
道の真ん中で、ちょっとくつろぎ過ぎなのでは・・・
そして、お目当てのこちらの鳥も・・・
はーい、ユリカモメです!
くちばしと足の赤い成鳥と、黄色い若鳥が両方見られます。
一応餌やり禁止ということになっていますが、エサを持ってくる人はまだまだいます。
それを目当てに集まってくる鳥たち。
「あ、来た!」
いっくぞ~
ありゃりゃ、三つ巴で喧嘩はじめちゃった。
羽が長いですね~
別の場所でも餌やりを始めた親子が。
目ざとく見つけて、どんどんユリカモメが飛んで行きます。
下を見ると、オナガガモだけではなく、ヒドリガモやオオバンも。
ということで、最後はその他の鳥たちのラインアップです。
ヒドリガモ(♂)
可愛いので、もう一枚アップで。
嘴がまるでプラスチックでできているみたいに見えますね。
ここでは少数派のハシビロガモ。
これだけは地上を歩いているのを見たことがありません。
オオバンは水の中にも、地上にも結構沢山いました。
遠くにカワウが。
なんと、お顔はもう見事な婚姻羽。
さらに遠くのマツの木の上にアオサギが。
いつもは結構近くにいるんですけどね~
ということで、大池で水鳥を満喫しました。
冬のお楽しみです。
今回の鶴見緑地散歩はこれでおしまい。
明日からは中旬に行った京都御苑の様子です。
【撮影:2024/1/7 鶴見緑地公園】
新春山科川散歩、昨日は植物中心でしたが、今日は予告通り鳥さんです。
珍しい鳥はあまりいませんが、カワセミなど結構近くで見られることもあります。
この日はというと・・・
あ~、いつものカワラバトさんたちですね。
こうやって見ると、鳩胸というのがよく分かります。
飛ぶために胸の筋肉がもりもりになっているのでしょう。
ハトさんたちは、桜の木の下でいつもこんな感じでくつろいでいます。
川の方に目を向けると・・・
いつものマガモ夫妻。
手前の緑色はセイヨウカラシナだと思います。
春に一面黄色になるのが待ち遠しいです。
気持ちのいい遊歩道ですが、とても寒い日でした。
逆立ちしているカモ発見!
だ~れだ
水面採餌ガモということは分かりますが・・・
あ、コガモでした!
そうなんです。
ここ山科川では結構コガモが沢山見られます。
さらに上流に歩いていくと、2本の川の合流地点に来ました。
鴨川デルタほどの風情はありませんが・・・
こちらその名も山科川デルタ。
上の緑の三角の部分は山科川デルタ公園というそうです。
そして、鴨川同様飛び石まで!
こちらは亀さんではなく、蟹さんでした。ここにもマガモがすいすい。
いつもはこの飛び石を渡って左岸から帰ることが多いのですが、この日はさらに右岸を上流へ。
昨日ピンクのサザンカが沢山咲いていた辺りです。
上の写真では分かりにくいですが、水面に多くのカモたち。
何ガモかと思ったら・・・
コガモがいっぱい!
頭は茶色ですが、目の上が緑色になっているのでよく分かります。
この緑色、いわゆる構造色で光の当たり方によっては、黒にも青にも見えたりします。
メスは地味です。
こちらはメスの集団でしょうか。
いえいえ、違います。コガモより大きいです。
マガモでした~
カモは違う種類でも気にせず混群を作ることが多いですね。
で、たった一羽寂しそうに泳いでいたのが・・・
カルガモでした。
山科川では多くのカルガモが春に子育てをします。
なので沢山いそうなものですが、冬に見かけることは少ないです。
宇治川上流の群れに合流しているのかもしれませんね。
知らんけど・・・(←関西弁で、自信がない発言の後に付ける言葉です)
ということで、山科川でみた鳥たちはこれだけ。
珍しく、カワウはいませんでした。
明日は、川沿い散策のあと立ち寄ったお寺の様子をご紹介しますね~
【撮影:2024/1/7 京都市伏見区】
地元の鳥さんの続きです。
例年やってくるのはマガモ、ハシビロガモ、オカヨシガモの水面採餌ガモ。
そしてキンクロハジロ、ホシハジロのハジロ~ずです。
ハジロ~ずは水に潜って餌をとる潜水採餌ガモの仲間。
それぞれ淡水ガモ、海ガモという呼び方もあるようですが、どう考えてもここは海じゃない。
ということで、潜水ガモの方がピッタリです。
で、そのハジロ~ずですが、今年は例年になく数が多い・・・
ブロ友さんの投稿で拝見するカモの数に比べたら1%以下だと思いますが、これでも多いです。
しかも、普段はキンクロハジロ中心ですが、ホシハジロも多いです。
みんな同じ格好で寝ているのが可笑しい!
おや、寝ていたホシハジロたちが一斉に起きて動き出しました。
いったいどうしたというのでしょう?
見ると、ホシハジロたちに近づいてきた鳥が・・・
カワウです。
別にホシハジロをどうかしようというわけではないのでしょうけど。
潜りながら自分たちの方に突進してきたら、かなり迷惑なのでしょう。
そうなんです。
今年はハジロ~ずだけでなく、カワウもすごく多い。
今宇治川の方で大規模な工事をしていて、そこから避難してきたのかもしれません。
普段ほぼいないホシハジロもそうなのかも。
それに水が少なく魚は多いので、結構な餌場にもなっているようです。
それにしてもこんなに近くでホシハジロたちを見られるのはちょっと嬉しくて・・・
同じような写真を何枚も撮ってしまいました。
キンクロハジロの目は金色ですが、ホシハジロ(♂)の目は赤いです。
メスの方はご多分に漏れず、ちょっと地味目ですがシックで美人さんですね。
一列に並んで移動。
それにしてもキンクロハジロが少ないですね。
人から餌をもらって慣れているのはキンクロハジロの方なので、遠くから近づいてきました。
餌持ってないよ~
今年(も)多いカモといえばこちらも・・・
右奥はハジロ~ずですが、手前のカモは・・・
文字通り「水面採餌」タイプのカモ、ハシビロガモです。
ピタピタと水面をくちばしでたたきながら餌を吸い込む技はなかなかのもの。
ピタピタいう音が歩道にいる私の耳にも聞こえてきます。
くるくる回って餌をとると言われていますが、ここでは比較的直線ですね~
ということで、今地元の池ではこの3種類が三つ巴で勢力を競っています。
・・・あ、競ってないか。基本あまり水鳥たちは争ったりしないようです。
それと、今年はオカヨシガモも結構来ていますが、この時は少なかったですね~
ラストは・・・
「最近仲間が少なくてちょっと寂しい」
マガモくんがたった一羽だけ泳いでいましたとさ。
仲間はどこに行ったのでしょうね?
同じ地域でも池や川によって見られるカモの種類が違います。
たまたま集まったのか、何か理由があるのか。
それに、一度そこに来ることにしたカモは、毎年同じところに渡ってくるようです。
先週末に行った山科川で見たのはまた別のカモでしたね~
近日、投稿しますね!
冬鳥が渡ってきてはや2カ月以上経ちました。
最初は池の対岸ちかくで身を寄せ合っていたカモたちもだんだん大胆に。
お散歩に行くと、歩道側でくつろいでいる姿も見かけるように。
あんなに逃げ回っていたオカヨシガモ、めっちゃくつろいでる(笑)
派手さはないですが、とても上品ですよね。
その近くにはいつもハシビロガモがたむろしているのですが、今日は一羽だけ・・・かな?
あれ、なんか違う!
頭の緑が見えたので、最初コガモが来たのかと思ったのですが、顔を上げると・・・
な~んと、ヨシガモくんでした!
普段はいないのに、どこから迷い込んできたのでしょう。
逃げる気配がないので、何枚も撮ってしまいました。
首に黒い首輪がありますね。
胸のうろこ模様も幾何学的ですごい!
羽繕いをさんざんして、「どう?俺ってイケてる?」
でもヨシガモを見たのはこの1回だけ。
運がよかったです。
横にはいつもの・・・
「いつも俺らばかりで悪かったな!」
ハシビロくんでした。
ハシビロちゃんはすいすいと餌取り中~
顔の大きさに比べて、やはり嘴が大きいですね。
上空を大きな鳥が飛んで行きます。
大抵トンビかカワウなんですが・・・あ、あれは何!
わーお!
無理やりトリミングしてみると、ミサゴが大きな魚を捕らえて飛んで行くところでした。
こっちの方に来ないかな~と思いましたが、どんどん向こうの方に行ってしまいました。
安全な場所でゆっくり食べるのでしょうね・・・
あとに残ったのは・・・
池畔のナンキンハゼに群がるスズメたちでした~
明日に続く・・・
【撮影:2023/末~2024/1初め】