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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-01】気密測定(中間) 省エネ狭小住宅

2014-04-15 22:09:37 | ministock-01

いくら図面を描けども、いくら現場を監理すれども、この建物からどのくらいの空気が漏れるのかは、皆目見当がつきません。

実測しない事には。

R0014209_3
  

ちょっと高みの見物。というわけではありません。

窓からの日差しが気持ちよさそうだなぁなんて思いながら見ていました。

結果は、0.28c㎡/㎡でした。

この位の気密であれば、換気による熱損失において設計時の検討に大きな誤差が生じないレベルです。

まずは一安心。

0.28c㎡/㎡は決して悪い値ではありません。むしろ優秀な方だと思います。しかし、気密性能にこだわる工務店さんであれば、あまり難しくないレベルとも思えます。

但し、ここからがミニストックの話。

この隙間相当面積は床面積当たりの係数です。ミニストックは床下も小屋裏もまんべんなく利用しているので、この容積を気密測定時の仮想床面積に当てはめると約67.5㎡です。

そして、0.28c㎡/㎡に67.5㎡を掛けると、18.9c㎡になります。

つまり、この家全体で隙間をかき集めると18.9c㎡という事です。

4.35cm×4.35cmの穴しか開いてません。

よんてんさんごーせんち。

これでエアコン効きまくり間違いなし。

そして、測定していたあの大きな窓を開ければ心地良い風を入れる事が出来ます。

両方いいとこどりを実現できるのが気密工事です。


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