
幼かった娘が強い正義感を持って書いてくれた注意書き。
「なんてことを!」って3秒ほど思って、
「みんなのためを思ってくれたんだな」ってほっこりして、
「かわいいな」って思ったのを、今でも覚えています。
今は単に面白い。
娘に感謝しかありません。
解体工事も着々と進んでいて、ほぼ骨組みのような状態になりました。

中々いいシルエットだと思います。
リノベしちゃう!?なんてのも一瞬よぎりますが、ばっくり基礎が割れているところがあります。
これを本気で直そうとすると新築よりも費用が掛かるし、何よりもミニストックを皆さんにお届けしたいという想いから、建て直すことにしました。(予定)
中に入ると改めて広かったんだなって思います。

お盆休みの2-3日でやったんですよね。
畳剥いで、根太敷いて、断熱材入れて、床張って。
休み中にゼッタイ終わらせないといけないので、めっちゃ追い込まれてた思い出も沁み込んでいます。
元々平屋だったところに2階を増築した経緯もあって、丸太が2階床にも2階屋根にもふんだんに使われています。
今じゃ4面現しの柱なんて珍しい部類だし、そこに匠の技がしっかりと刻み込まれています。

この家も家主と一緒に50年近く一緒に成長してきたんだなというのが分かります。
住み手側の立場として、今回終わりにする罪悪感もありますし、
作り手側の立場として、引き継ぎにくくなる住まいの設計はしちゃいけない責任感がより増してきます。
そこで解体屋さんと大工さんにちょっと無理を聞いてもらいました。
「柱を次の家(予定)に持っていきたい」
上の娘が生まれたタイミングでこの家に引っ越してきました。
ここで下の娘も生まれ、成長する度に柱に家族の身長を刻んできました。
その思い出は、そのまま持っていきます。
まだ続けます。
10年前に娘の身長なんて全然覚えていませんが、柱が覚えてくれています。
そんな家族と共に成長してくれる住まいづくりがネイティブディメンションズの基本です。
「おまけ」

安田瓦です。
これも勿体ない。
いまさら屋根に葺けなくても、お庭づくりに使うこともできます。
主に小端立という使い方で、仕切りやアプローチに使えます。
砕いて砂利代わりにも使えたり。
「瓦 庭」でググるとこんな感じで使用例が出てきます。

欲しい方いたら連絡ください。
明日明後日中にはなくなってしまいますので、お早目にご連絡ください。
私も祖父の家に帰省する度に、柱に身長刻まれたっけな、、、
現在、我が家には娘が帰省する度に開かれる麻◯の点数が記録された付箋が貼られています(^^;
無垢材って傷や汚れが味として感じられて(人にもよるのかな?)いいですよね😊
好かろうが悪かろうが、たとえその人が忘れていても、モノに思いは宿ると思います。
使い捨ての時代ですが、モノと寄り添って暮らして、思い出に囲まれていたいなと思っていて、そんなご提案をしていきたいと考えています。