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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

設計の力でこれからの家づくりと会社の未来を拓く

2025-05-11 15:56:39 | 建築雑談
広告が時代を作るハウスメーカー主体の25年以上前は、単に3LDKがいいか4LDKがいいかみたいなリビングダイニングキッチンが豊かな暮らしの象徴で表向き家族団らんを謳いながらもプライバシーを重視した住まいが主流でした。

そこから2000年代はデフレ時代に突入して住宅は安けりゃ正義。
性能?
知らん。
という時代が長らく続いて、

コロナ禍で時間が止まった時、住宅に性能っているよねってやっと世間が気付き、そこから本当の豊かな暮らしについての発信が増えたなと思います。

コロナサンキューと言いたいところですが、実は違います。
2000年代から徐々にダイバーシティや多様性という言葉をよく聞くようになり自由な発信や人は違うという価値観が増えてきましたが、コロナ期に表向き多様と言いつつもSNSが一気に普及したことで日本人特有の「右に習え」がまん延したように思います。

選択肢が増えたことはいいことですが、どれが本当の自分なのかが分からなくなっているのが今かなと思っています。

そこで、提案したいのが設計者(営業が設計するでもよし、設計が直接打ち合わせに参加するでもよし、大工さんが設計するでもよし)、とにかく設計者がキチンとオーナーさんの想いを汲むこと。

汲むとはいいなりになるのではなく、潜在的に何を求めているのかを汲むという意味。
多様性の中、私はひたすらに小さい家での暮らしを発信しています。
小さい家で暮らす設計であれば汲めます。
他の暮らし方は汲めないかもしれません(大体汲めるけど)

多様な時代だからこそ、本当の設計ができる人と出会ってもらいたい。(大体じゃ物足りないはずです)
選択肢があるからこそ「設計の力」が必要です。

そのためには設計の技術が必要。
設計の技術とは計画、法規、構造、温熱、施工などなど多岐に渡ります。

その未来を切り開くきっかけとするために6月4日から東京ビッグサイトにてSEKKEIEXPOが開催されます。

その会場にて、設計の技術の話し。
構造って地震が来た時のいざっていう時の性能と思われがちですが、
構造は住宅の骨格
骨をしっかりさせて住宅の本質をつかみに行きましょう
それはきっと営業にも設計にも役立ちます
というお話しをしてきます

東京ビッグサイトで講演できるなんて気持ち上がりますね~。





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