柱のキズはいいですね。
構造的に欠陥となるキズじゃなくて。
まぁ、極端な例かもしれませんが、ネイティブディメンションズが日頃心がけている設計は、家族の思い出がそのままデザインとして上書きされていくような空間を作る事です。
家が家族と育つ。
家族が家と育つ。
この部分を大切にしたいのですが、私が持っている家と育つイメージは「柱のキズ」です。
最初新しかった柱が、だんだん焼けて色濃くなり、家族が触る事でどんどん角が取れて丸くなっていく。
小さい時にいたずらで柱に付けた落書きやキズも思い出の一つです。それを後に、後悔したり、さらに時間が経っていつの間にかいい思い出になっていたり。
日本家屋の柱や梁は構造体でもあり、家族の成長を見守る親の様でもあります。
そのためにも柱や梁が見える空間づくりはミニストックにも取り入れられています。家中の柱が出ているとか、家中の壁が白い壁だとかでいい悪いはありません。
ネイティブディメンションズ流の見せ方、ミニストックならではの構造体が、デザインの特徴として見る事が出来ます。
これは自ら構造計算を行う設計事務所の最大のメリットです。
耐震性と見た目が常に同時進行で設計されています。
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