
タバコ屋の屋根です。
見下ろせるから中々楽しいです。
昨日あれだけ雪国の屋根をコンコンと語っていたのにタバコ屋の屋根は違う。
先に屋根の骨組み作っちゃいました。

ロフトみたいな床が出現していますが、これは床用の筋違いみたいな構造部材。
しかし、これがそのまま室内の天井にもなります。やっぱり一石二鳥仕様。
そして、今回はこの合板で気密と防湿層を作ります。
この合板の隙間をテープでふさぎます。

その上に断熱材を敷きます。

調子乗って2枚敷きます。
うそ、
他の場所にも使いまわせるように6cmの断熱材を使っていて、屋根には2枚敷きました。
こうすることでロスが少なくなるんです。

でも、目盛りをよく見てください。
12cmのはずなのに、12.5cmくらいあります。
メーカーがサービスしてくれたんだね。
ありがとう。
じゃなく、
断熱材が平らにきれいに納まるのなんて図面の中だけ。
実際は下の合板もまっ平らじゃないし、重ねた断熱材もまっ平らじゃないので隙間ができて設計寸法よりも大きくなってしまいます。
別に得してない。
むしろ隙間風が入りやすくなって、設計通りの断熱性能が得られなくなるんです。
だから、上から蓋をします。

断熱材の上や側面を合板や木材でふさいでビス止めして隙間をなくしました。
これで設計通りの断熱性能へ。
よって、屋根は昨日お伝えした一般的な屋根。
垂木の上に合板を張ります。

後はガルバリウム鋼板の結露、防音対策用のボードと防水紙を張って下地が完了

屋根のてっぺんは傘が2段乗っていますが、

ここから屋根の熱気が排気されます。

これはミニストックと同じ。
っていうか、外からの見た目は自宅と全く同じ。(自宅は昨日ご紹介した屋根と同じ作り)
見た目は同じだけど中身は違う。
デザイン、性能、コストの優先順位が変わると見た目が同じでも作り方が全然変わります。
怖い言い方をすると言われないと分からない部分。
タバコ屋はコストを優先しました。(もちろん一定の性能は確保しています)
ミニストックは性能(特に耐久性)を優先しています。
3間×3間と2間×2間の親子のような建物ですが、違う性格の建物です。
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