ちょっと今日のタイトルを格好つけてみました。あまり深い意味はありません。(ちょっとミスチルっぽくしただけです)
さて、工事は順調に内装工事が進んでおります。
建築士のDNAを受け継ぐ娘たちも現場を楽しんでいました。
その他にも本日は見学希望の方をご案内させていただいて、私の設計スタンスを直に感じていただきました。
皆さんにもぜひ意匠と構造と省エネを同時進行で設計した住宅を見ていただきたいと思います。
聞けば聞くほど、見れば見るほど、それが当たり前で知ることがとても重要な事だと思っていただけるはずです。
知らぬが仏で住宅を建てないでください。
さて、今日のタイトルですが、何をぶっ飛ばしているんでしょうか。
建物の隅々までをフルに活用するのがミニストックです。
床下や小屋裏を積極的に使うミニストックですが、それは他社の設計にも見られる話で特別な事ではありません。
ミニストックは壁の中までもフル活用です。
例えば外部に面する壁は通常断熱材を入れるスペースですが、ミニストックではこの様にかなり自由な細工をしています。
現状ではこれから何が出来上がるのかは分からないと思いますが、プランが出来上がったから、はい契約しましょうみたいなハウスメーカー的なフローはネイティブディメンションズにはありません。
プランが決まるというのは、やっとスタートの意味です。全体のシルエットが出来上がっただけ。
そこから設計の醍醐味であるミリ単位の検討が始まるわけです。
どうしたら格好良くなるのか。
どうしたら使いやすくなるのか。
そんなことを考えながら設計をして、打ち合わせをして、現場が始まると、
壁の中の柱(間柱)が互い違いになっていたり、
壁の間柱が微妙にずれていたりします。
(通常間柱は壁の下地材を留めつけるための部材なので、45cmの等間隔に並べるのがセオリーです)
挙句の果てには、壁の中に梁が細かく入っています。
天井には、何やら意味深気に溝が掘られています。
どこに柱や梁が必要なのか、どこにあると邪魔なのか、意匠と構造を同時進行で考えてる証拠です。
そしてミニストックは12cm(4寸)柱を基本構造とした建物ですが、
ある場所は14cmもあります。
だけどここは9cm
遂には6cmの壁が出現。
しかも、1か所じゃないっていう始末。
設計ってホント自由なんです。
設計士の責任で意匠と構造と省エネを同時進行で考えれば無限のアイディアが湧いてきます。
セオリー通りか、セオリーをぶっ飛ばすかは設計者の責任次第。
格好いいからという理由だけで無責任にぶっ飛ばすのは論外。
(なんか意匠と構造と省エネを同時に考えることが特別そうな書き方をしていますが、ずばり特別です。もちろん私だけの話じゃなくて、それを実践されている方は他にもいますが、大勢ではない様な気がします)
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