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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

難しくしない

2025-06-23 21:31:51 | 温熱環境
今日は住学の番外編で暮らしの工房 岡沢さんが設計した建物を見学してきました。
着く頃には雨やむのかなと勝手に思っていましたが、西に進めば進むほど雨が止む気配はなし。
雨の中の見学会でしたが、着いた時に鮮やかな緑に囲まれる建物を見て、なんだ雨で良かったじゃん。

そして、建物を見学しながら秘密兵器の登場。
どうにも一眼レフカメラが重たすぎるので、ついに新機種を投入。
といってもいわゆるトイカメラというジャンルのおもちゃ。
手のひらに乗るコンパクトサイズで画質は写ルンです並み。

でも、何撮ろうかなってわくわくさせてくれる形で、ファインダーをのぞきながら被写体を探しました。
まずは張本人
右が岡沢さん(お付き合いはかれこれ10年を超えたくらい)
左が糸魚川の変態大工 の渡辺さん

素材感が抜群でそれを品よくまとめているのが岡沢さんのすごいところ。
そして、細部の納め方が細いけど立体感にあふれているので、手触りからその空間の豊かさが伝わるようなお住まいでした。

そして、来た時に出迎えてくれたお庭を望む窓の配置計画にも伸びがあってとても居心地が良かったです。
ここであえて私がこだわりたいのが、空間が「広い」じゃなくて「伸び」があるということ。

これを難なくすっとこなせる設計者ってすごいなぁって思います。

岡沢さん、大変勉強になりました。
ありがとうございました。

写真で見る雨の景色ってとてもしっとりしていていいですよね。
でも、実際は皆さんどうですか。

特に昨日あれほど暑かったのに(我が家の屋外の温度計は最高38.5℃でした)、今日は一気に気温が下がりました。

気温が涼しくなったから過ごしやすく

なりません。

実は今時期の温湿度コントロールが一番難しいと私は思っています。
というのも、暑けりゃ冷房つけるし、寒けりゃ暖房つけるじゃないですか。
分かりやすいんですよ。

ところが湿度の管理ってあまり興味を持たれていないんですよ。
乱暴な言い方すると、

暑くなければとりあえず窓開けとけ

っていう暮らし方が多い印象を持っています。

ところが、これが大間違いで、
気温がちょうどよくたって、湿度は全然ちょうどよくないのが日本の気候なんです。

この外気をそのまま取り入れてたら

洗濯物なんて乾くはずがない。

↑ 思い当たる節があったら要注意です。

今時期こそお部屋をコントロールしましょう。
エアコンを除湿運転して湿度を下げる。

そうすると快適な空間が作れます。
もちろんこれを実現するためには外からの湿度をコントロールしないといけないので、気密性能が超重要になってきます。

最初に性能をちゃんと設計しておくと、暮らしが難しくなくなります。

雨の日が気持ちいい暮らしお勧めですよ。


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