
外壁の板張りがほぼほぼ完了しました。
ミニストック初の大型パネルという事もあり、パネルの図面化に時間がかかり当初予定の4週間遅れ位でスタートしたんですが、現時点で当初予定よりも2週間くらい早く進んでいます。
つまり6週間まくったということ。
気密性能も前回の記事の通りいつもの性能でした。
もちろん性能以外もいつも通り。
換気扇などの貫通部は見事板の真ん中を貫通。

見た目もきれいになりますし、雨水の侵入部を少しでも減らすためでもあります。

この軒の深さと杉板の相性がなんとも抜群
杉板とグレーのコンビも大好き

いいシルエットだと思います。
玄関の軒先に雨樋がないのもポイント。

屋根がスッキリ見えますね。
で、ここで話をちょっと前に戻したいと思います。
なんでパネルの図面化及びパネル化に時間がかかったのか。
ネイティブディメンションズの壁や屋根の断面構成はあまり他の工務店さんが施工しない納まりが多いです。
でも、私自身特殊な施工方法だとは思っていなくて、素直にこうした方がいいんだろうなと思った結果です。
例えば、
プロがこの画像を見ると「あれっ」って思います。

窓下の先張り防水シートがありません。
↓これの事

すごく重要そうな部材名でしかも材料にまで書いてある。
めっちゃ圧を感じますが、これの目的はサッシの結露水の受け。
アルミサッシ時代に窓下が結露でぐじゅぐじゅになるから開発された商品。
今の私には不要。っていうか、15年前の開設当初から使っていません。
いつの間にか目的が忘れ去られて、方法だけが残ったと思っています。
だからいらないっていう説明を5-6回やり取りしました。
ない方が気密も取りやすくなるし。(っていうか、変な施工すると却って雨水が入りやすくなります)
他にもサッシと梁の取り合いや防風透湿シートの取り合い長さ、現場施工部位の部品サイズや施工順序など、
目的を添えて事細かに説明してパネル化してもらいました。
とにかく目的を考える。
その結果、現場の工期が一気に短縮できました。
次からいよいよ内部仕上げ工事に入ります。

フローリングがすでに待機中。
今回もなかなか面白い表情のフローリングちゃんです。
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