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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-04】木と付き合う条件-建築家の小さな自邸-

2023-08-02 18:59:08 | ministock-04
堅苦しい条件はありません。

むしろぽやっとしているのが条件です。
上の画像は竣工直前の画像です。(6月23日(金)13:00)
生まれながらにやっちゃダメと言われるとムズムズする性格で、なぜダメなのかが知りたくなります。

それが災いして幸いして、フローリングを外部に使いたくなっちゃいました。
・すぐ傷むよ、腐るよ、ダメになるよ。
・狂うよ、暴れるよ、ダメになるよ。
・凍害で剥がれるよ、雨で膨れるよ、熱で縮むよ、ダメになるよ。

どのくらいダメになるか知りたい。
けど、お客さんには提案できない。
自分でやるしかない。

外で使うのもいいじゃんって思いながらも、絶対ダメになるのは分かっているのでフローリングの小口面は補修しやすいように仕上げませんでした。
それにしても、スカッとしてきれいだ。

やってよかったと心の底から思いました。

そこから今年はちゃんと梅雨が来ました。
ずーっと降ってた印象です。
そしたらみるみるフローリングの雨が当たる部分が膨れていって、パコーんって外れちゃいました。(7月10日(月)18:30)
完全に想像以上。

ますますやってよかったって思いました。
すごくないですか。フローリングの横幅全長は3m49cmなんですけど、3cmくらい大きくなっちゃいました。

信じられないの一言。
1cm弱位を想像していましたので、予想の3倍以上。

梅雨が明ければ多少は縮むから、それを待ってお盆休み辺りに右端をカットして伸縮調整材を入れようかなと補修計画を立てました。

そしたら、今度はきっちり猛暑じゃないですか。
戻りましたよ。(8月2日(水)8:27)
あの3cmが見事になくなりました。

木って面白い!

もう愛おしくなっちゃって、このまま膨らんだり縮んだりと付き合うことにしました。

庭木と同じように都度手入れすればいいだけの話しだと思います。
子供と同じように尊重してあげればいいだけの話しだと思います。
もちろん、外部に限らず室内も同じです。

おおらかな付き合いがポイントです。

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