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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

自然と不自然

2012-01-27 21:49:52 | こだわり設計

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いきなりですが、このフローリングは、かつて塗装が綺麗にかけられて、節もない、、綺麗な柾目のフローリングでした。

フローリングでは一番人気のあるタイプでした。

時が経ち、ワックスのメンテナンスも面倒になり、塗膜が剥げ、地が出始めてガサガサです。

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一方、こちらは汚れやすいからと嫌われている無塗装の、安っぽいと嫌われる節ありの、なんの統一性もない柄のフローリングです。

特別なメンテナンスもありませんし、キズがついてもそこだけ白けるとか、ツヤがないとか、気になる事はありません。

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ドア類も同じ。

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犬はフローリングの大敵(犬もフローリングが大敵)ですが、無塗装、節ありの場合、特に気にしていません。間近で見ると爪跡だらけ。目立っていないだけです。

(ワンちゃんの成長には気遣ってください)

最初とてもきれいだったフローリングは、経年変化で見る影もなくなり、きれいとは評価されないフローリングは、時が経っても最初の面影とほぼ変わりません。

明らかに後者の方が耐用性ありますね。

また、無垢のフローリングもここ数年とても人気がありますが、特に針葉樹のフローリングの場合、節ありよりも無節の方が高価で人気があります。

でも、全く同じ木を育てるなんて不可能です。

1本1本違って当たり前。

節がないとか、すーっと木目の通った柾目というのは、木というよりも工業製品としての評価の様な気がします。

当事務所では無垢材を積極的に勧めますが、無垢を勧めるからにはより自然な方をお勧めします。

不自然な無垢って変な言葉ですから、

自然な無垢材をお勧めします。


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