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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

床と付き合う。

2011-08-15 23:24:58 | こだわり設計

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ミニストックで標準採用しているフロアー材です。(種類は他にもあります)

濃い色のフローリング格好いいですね。

濃い色のフローリングは、なかなかお手入れが大変で、まず、一日もすれば床の埃が気になります。

前向きに捉えれば、掃除するきっかけになるので、私自身はおススメしています。

そして、もう一つがキズ。

画像には、長いキズと上部に短いキズが付いてしまっています。

せっかくのアッシュ材が勿体ない。

キズが付くと塗装がはげて、木の色が出てしまいますし、無塗装の様に削ることもできません。

だからと言ってキズが付かないように抜き足差し足で生活する訳にもいきませんし、子供は容赦ありません。それを怒鳴り散らしていては、何のための新築なのかと後悔しそうです。

やっぱり新築がピークでどんどん古ぼけていくだけだなと思ってしまいそうですが、

ネイティブディメンションズは、自然素材、無塗装、経年変化と共に家の良さが増す住まいをご提案しています。

だから、このフロアー材ももちろん無塗装。長く付き合える床材です。

R0013183

なんの事やらと思われそうですが、その証拠として、

取り出したのは、今や100均でも売っているメラミンスポンジ。

コチラで傷ついた床を思いっきりこすります。塗装された床ならまず出来ない荒業です。

R0013184 なんという事でしょう。(ビフォアアフター風)

床からキズが消えてしまいました。

消えたと言うよりも、削り取ったと言う方が正解ですが、

削り取れるのも無塗装だからこそ。

前述の通り、このフロアー材はアッシュです。日本名でタモ。

元々少し褐色がかった木ですが、当然ここまで濃くはありません。

特殊な加工により、木全体がこの色になっていますので、たとえ深くキズが付いたとしても、金太郎アメの様にどこまでもこの色になっています。

それを塗装せずに使用すれば、いつまでも長く付き合える床になります。


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