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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

「サトウ工務店×ネイティブディメンションズ_コラボ02」大型パネルと職人さん

2020-06-30 22:22:24 | こだわり設計
昨日今日の2日間で無事上棟することができました。

うそです。

上棟を通り越してます。

耐力壁終わった

サッシ終わった

防風透湿シート終わった

屋根の下葺き終わった

上棟後1-2週間分のお仕事を2日間で終わらせちゃいました。

これもすべて職人さんのおかげ。

という大前提があって、大型パネルが大工さんのスピードをさらに加速させてくれました。

この二日間の様子は以下の動画の通りです。

動画は4分あります。長いけど、二日間を4分にまとめました。
もっと簡単にという方は、ネイティブディメンションズのインスタまたはfacebookをご覧ください。
ホームページの下の方にインスタとfacebookが貼ってあります。

そして、なんで大型パネルを採用したのでしょう。
理由は、常日頃サトウ工務店佐藤さんが発信しているのですが、

イマドキの住まいの建材は高性能化により、とっても重くなっています。
また、ビスや釘を打つ本数も数万本レベル。


それを、暑かろうが、寒かろうが、強風だろうが、吹雪いていようが作業をしなくちゃで、高品質を求められています。

技術はあるのに重たいものが持てなくなったベテランさんや、これから明るい未来が待っているのに、過酷な気象条件での超重労働をさせられる新人君は、ものの見事に職から離れていってしまいます。


その救世主が大型パネル。
重たいもの、過酷なものはすべて工場生産。

現場では、内装仕上げなどに集中することができます。

なんなら、その工場はシルバー人材の採用や新人君の職業訓練の場にすることもできます。

つまり、大工さんを活かしてくれるのが大型パネル。

画期的でしょ。

いや、画期的でもないか。ハウスメーカーなんて工場生産が当たり前なので、目新しい技術ではないんです。

じゃぁ、何が目新しいかというと、この大型パネルはすべてフルオーダーできちゃうんです。
すごく工業製品的になるので、画一的な企画商品っぽいことをイメージしちゃいますが、この大型パネルは、各工務店の仕様に合わせて作ってくれるんです。

間取り以外にも、断熱材や耐力壁まですべて指定できます。

だから、出来上がりは今までとなんら変わりがありません。

職人さんの負担が大きく減って、工期が短縮されて、天候に左右されなくなっただけ。

そんだけ。

どんだけぇって話ですよね。


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