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海堂尊『ブラックペアン1988』

2007-10-09 | か行の作家
時は約20年前の昭和63年(1988年)5月。

東城大学医学部付属病院が舞台です。

主人公は新米医師(外科研修医)の世良雅志。

次第に彼は大学病院の策謀に巻き込まれていくことになるのですが…。


君臨する「神の手」の佐伯教授(外科の天皇)、帝華大学からやってきた

招かざる客のビックマウス高階講師(阿修羅)、変わり者の渡海(オペ室の悪魔)

をはじめ、さまざまな医局員たちが登場します。

ちなみに婦長は藤原で主任は猫田。花房は新人看護師です。

5日間の研修にやってきた医学生の田口(グッチー)をはじめ、速水(ジェネラル)

や島津も登場しますよ~。


さて感想。


やっぱり面白いな~!!

あいかわらず専門用語バンバン出てきても、全く気になりません(笑)


決戦は13日の金曜日。

臨場感あふれる緊迫した手術模様。当時の時代背景。

「問題点とか書きたいモンは書くし、言いたいことを言ってやるぜ~」って

感じです。


今回目立ったのは、名セリフの数々や登場人物のかっこよさ。

世良の成長もすがすがしく、読後はとても爽やかでした。★★★★


昨年デビューした海堂さん。今月末には『夢見る黄金地球儀』が発売予定。

現在も勤務医だそうですが、いったいいつお書きになってるの???


そ~言えば『チーム・バチスタの栄光』が映画になるらしいですね。

田口が竹内裕子、白鳥が阿部寛。

イメージとは違いなんと美しいキャスティング!!(苦笑)

いったいどんな作品になるのやら。

以前の感想は下記をチェック♪して下さいな~。


チーム・バチスタの栄光

ナイチンゲールの沈黙

ジェネラル・ルージュの凱旋

螺鈿迷宮


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