待ち合わせは本屋さんで

ようこそお越し下さり、ありがとうございます(^_^)

『フルスイング』

2008-08-29 | ドラマ
先日ご紹介した『甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯』の

ドラマ化作品。


さて感想。


これはベタでしたが、かなり泣けました~。

年のせいか涙腺が弱くなった気が…。

30代でコレだったら、この先どうなるんだ私!!

泣かせるだけじゃなくって、笑いのエッセンスも多かった。

さすがNHKです。


高橋克美が熱演でした。まさに、タカさんがのり移ったよう。

60を前にして全く新しい世界に飛び込むタカさんは

ドラマでも魅力的な人物でしたね~。


奥さん役の伊藤蘭もとっても素敵。こういう年の取り方したいな。

教師と生徒のお話だけでなく、親子や夫婦のお話もちゃんと

描かれていました。


それにしても、神様って残酷だわ。

タカさんが育てた高校球児を見れないのは本当に残念です。


<印象に残ったセリフ>

「氣力」

ワシはな、諦めん気持ちこそ、氣力じゃといいたい。

諦めちゃいかん。ワシも、皆んなもじゃ。

九回裏、ツーアウト、ランナーなしでも、何点離されておっても

諦めん気持ち、それが氣力じゃ。

氣力はな、人を思うことで強くなる。思われる事で、もっと強くなる。


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門田 隆将『甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯』

2008-08-27 | か行の作家
プロ野球の世界は、1年ごとの契約更新で、活躍できる選手はほんのわずか。

そんな厳しい世界に、高畠導宏さんは35年間(5年間は選手、あとの30年は

コーチとして)身をおいていた。

「伝説の打撃コーチ」…人は彼のことをそう呼ぶ。


そんな彼が50半ばにして一念発起する。

そして平成15年、5年かかって教員免許を取得。

59歳になった彼は社会科の新米教師として高校の教壇に立つのだ。


だが、志なかばにして、余命6ヵ月と言われた癌告知から7週間後

平成16年7月1日、この世を去ることになる。


さて感想。


なかなか面白く読みました。すごい人生です。


プロの世界に入った彼は、致命的な怪我を負い、不運な現役生活の末

コーチとしての道を歩み始めます。


スターではなく、黒子としての人生…。

おそらく怪我がなければ、王や長嶋とともに、長く第一線で活躍できたはず。

しかし、運命とは皮肉なもので、そうなっていたならば「伝説の打撃コーチ」

は誕生しなかったのだ。


彼は情熱を持って、選手を育て続ける。

選手たちも、彼の恩に報いるため、必死で努力します。

実際、彼の教え子たちは、次々とタイトルホルダーをものにし

第一線で長い選手生活を送っています。

人との出会いも縁であり、財産なんだね。

その後の人生をも、変えてしまうのだから。


この本では、彼の人格者たる、さまざまなエピソードが語られています。

人望があり、よほど魅力的な人物だったのでしょう。


残念ながら、彼の教師生活はたった1年で終わる。

しかし、彼が高校生たちに残したものは、あまりにも大きい。


夢があるって素晴らしい。

熱くなれる何かを見つけられる人は本当に幸せだ。

野球が好きな人なら、読んで損はないと思います。★★★★


ちなみにこの作品を元にNHKでドラマ化されていました。

全話見ました~。最終話は号泣っす。この話は次回また。


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『ハンコック』

2008-08-25 | えいが
ハンコックは悪者を退治するとはいえ、およそヒーローと思えぬ行動を

取って市民に迷惑がられる日々を過ごしていた。

そんな彼はある日、PRマンのレイと出会い愛される真のヒーローを目指し

努力していくのだが…。


さて感想。


中盤までは、なかなか面白いです。

かみ合っていない会話とか笑えるし。


ところが中盤以降。


ん…んん。?????。


悪い奴らから街を守ったり、ヒロインと恋に落ちたりすると

思ってたんですけど、思わぬ展開になって、ちょっとびっくり。


まぁ、それなりに楽しめましたが、前半が良かっただけに

ちょっと残念かも。★★★☆


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門田隆将『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』

2008-08-22 | か行の作家
光市母子殺害事件。あれから9年がたつ。


1999年8月11日。

最愛の妻と娘を惨殺された23歳の本村氏と著者の出会いから幕をあける。


さて感想。


ものすごく良いです!! 一気に読みました。

「命の重さ」について考えさせられます。

こんなに泣きながら(嗚咽しながら)読んだ本は記憶にないかも。


日本の司法の厚い壁…そして絶望。

「悔しさ」「怒り」「憎悪」「無念」が伝わってきます。

今まで加害者は少年法に守られ、真相は闇に葬られていた。

その結果、遺族は置き去りにされ、何のケアや保障もなかったんだね。

映画『それでもボクはやってない』でも思ったけれど、日本の司法は

腐っているんだろうな。


死人に口なし…では亡くなった被害者の声を、誰が訴えるというのだ。

遺影に布を巻いての裁判の傍聴。どれほど辛く悔しかったことだろう。


涙の意見陳述。娘と孫を殺された母の言葉が胸をうつ。

そして、本村さんの一言一言が胸につきささるのだ。


二人の死を無駄にしないため、彼は生きてこられたのだろう。

そんな彼を支え続けた、信念の人たちがたくさん登場します。


妻の弥生さんは、明るくて優しくて堅実で本当にいい奥さんだったんだね。


それにしても、死刑廃止理念の人権派の弁護士たちに問いたい。

どうしてこの事件でなければいけなかったのか…と。


死刑の判決が出たからといって、愛する人が戻ってくることはない。

これからも本村さんは、この事件を背負って生きていかなければならない

のだから。★★★★★


印象に残ったセリフ

「この職場で働くのが嫌なのであれば、辞めてもいい。君は特別な経験をした。

社会に対して訴えたいこともあるだろう。

でも、君は社会人として発言していってくれ。

労働も納税もしない人間が社会に訴えても、それはただの負け犬の遠吠えだ。

君は社会人たりなさい」


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『バンテージ・ポイント』

2008-08-21 | えいが
大統領暗殺の真相を、8人の目撃者、8つの異なる視点で追った

サスペンス・アクション。


さて感想。


まぁまぁ面白かったです。

ただ、ラストとかあっと驚くひねりが欲しかったかも。

ボーンシリーズのようにドキドキせぇへんのは、追う側やからかな。


最後に一言。

トーマス・バーンズ絶対死んでると思うんやけど(笑) 

あっという間の90分でした。★★★☆


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梶よう子『一朝の夢』

2008-08-19 | か行の作家
幕末モノは全くダメの私でしたが、コレ読んでいて良かったよ。


主人公は同心の中根興三郎30歳。

背はひょろりとして六尺あり、いつもボーっとしている。

剣術は全くダメで、同心といっても閑職である名簿作成の仕事をして

すでに5年目になる。そんな彼の生きがいは、朝顔の栽培だった。

彼はある日、宗観という武家と知り合うのだが…。


第15回松本清張賞受賞だそうで…。


さて感想。


なかなか面白かったです。

始めの方は「朝顔」「朝顔」言うてますが、中盤からコトが起こりはじめ

物語が一気に展開していきます。


おそらく根本はそんなに違うことはないはず。

なのに争いがあり、それぞれの使命や道がある。

激動ニッポンの幕末の有能な志士たちは、若くして次々と死んでいったんだね。


とてもよく出来た作品だったのですが、里恵があまりにも可哀想だったのが

イタかったなぁ。★★★★


そうそう、これを読むと朝顔を育てたくなっちゃいます。

朝顔なんてパッとしない花だな~と思ってたんですが、いろんな種類があること

にびっくり。

朝顔市とかあるんですね。いっかい行ってみたいかも。


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『ベガスの恋に勝つルール』

2008-08-16 | えいが
本日2回目の更新。


フィアンセにフラれたジョイ(キャメロン・ディアス)は親友とともに

ラスベガスへ。

そこで意気投合したジャック(アシュトン・カッチャー)と、酔った勢いで

結婚してしまうのだが…。


原題は「What Happens in Vegas,stays in Vegas」(旅の恥はかき捨て)

らしい。


さて感想。


まぁまぁ面白かった。かなり笑えます。

最初の方はまさに「ドタバタコメディ」

しかもミュージックビデオばりで、ちょっと音響うるさいかも。


「ラブコメの女王」キャメロンはさすがやね。可愛かったっす。

ただ、男の方が子供っぽくてイマイチのれなかったのかな。


まぁまぁ楽しめましたが。★★★☆


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『ドラゴン・キングダム』

2008-08-16 | えいが
本日1回目の更新。


古代の帝国(キングダム)に彷徨いこんだ青年ジェイソン。

二人の師匠(ジャッキー・チェン、ジェット・リー)と共に

伝説の如意棒を巡る戦いに挑む!


さて感想。


まさにカンフー!カンフー!!カンフー!!!って感じ。

なかなか面白かったです。

ジェット・リーとジャッキー・チェンの夢のコラボが実現です。


なんで主人公が頼りなげなアメリカ人やねん…とか、孫悟空ってどうよ…とか

アジア系なのに英語ばっかりで違和感あるで…とかは、この際全く気にせず。


分かりやすい善と悪のみ…これで十分!!!

音楽がとても良かったな。


期待してなかったからか、とっても楽しめましたよん。★★★★


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『誰も知らない』

2008-08-15 | えいが
母親は子供たちを世間の目から隠すように、学校にも行かせず

部屋に閉じこめている。

家事や弟妹の面倒は12歳の長男・明(柳楽優弥)が見ていた。

そんなある日、母は「しばらく頼むね」という書き置きを明に残し

姿を消してしまう。


1988年に東京・西巣鴨で起きた、実際の事件をモチーフにした作品らしい。


さて感想。


ま…まじですか。実話って??!

なんか痛々しいお話でした。


出生届も出されていない4人の子供を置き去りにし、新しい恋人と暮らす

ため母親が出ていく設定は事件と同じ。

ただ、実際はものすごく陰惨なお話を、監督なりにアレンジしたようです。


母親になったからと言って、母親になれるとは限らない。

そんな母親でも子供にとっては「愛する母」なのがまた悲しいワケで~。


いったいいつまでこの生活が続くのか…見ていて辛かったです。

この子たちが、その後幸せに暮らしているといいのだけれど。★★★☆


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『ニューハート』

2008-08-11 | ドラマ
本日4回目の更新。

大学病院での人間愛を描いたチソン除隊後の復帰作。

8/22(金)からテレビ東京系列でスタートします。詳しくはココで。

テレ東さん、なかなか良いセレクトですよ。さすがです。

ちなみに韓国では、最高視聴率33.6%、平均視聴率25.2%。全23話。


きゃ~。チソンかわいい~。素敵すぎ!!

大学病院内での権力争いや愛、患者との間で繰り広げられるドラマだそうで…。

『医龍』に似ていると言われてますが、どうなんでしょう。


テレ東さんに言いたいんですが、ドラマの間にある矯正下着や尿もれショーツ

のCMはなんとかしてくれへんかな(笑)


さて、9月に入ってレンタル開始になる高視聴率ドラマ『外科医ポン・ダルヒ

も見るつもりなので、秋はメディカルドラマ漬けになるかと思われます。


ちなみに、現在視聴中の韓国ドラマは次のとおり。

『キツネちゃん、何しているの?』3話終了です。

1~2話(3話の後半あたりまで)主人公がうざすぎです。

ある事情でずっと泣いてるんですが、自業自得とも言えなくもなく。

でも、韓国ドラマは3話目から面白くなるね。のってきました。


『復活』は8話終了。

いゃ~。めちゃめちゃ面白い。次回が気になって仕方ないし!!


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武田鉄矢/原作 小山ゆう/作画『お~い!竜馬』

2008-08-11 | コミック
本日3回目の更新。


今、幕末モノを読んでいるんですが、日本史超苦手の私はイマイチのれず。

と…いうわけで、コミック(文庫)にはしったよ!!(笑)


源氏物語と言えば『あさきゆめみし』ですが、幕末モノと言えばコレでしょう。


さて感想。


う~。めちゃめちゃ面白いね!!

日本史アレルギーの私にはピッタリな作品かも。


土佐独特の厳しい身分制度。

郷士たちは虫ケラ扱い。

幼馴染として描かれる、岡田以蔵や武市半兵太。

そして、若くして命を散らすことになろう人々。


まさに激動日本の幕末。

でも、これを読むと、板垣退助やら後藤象二郎、山内容堂に

憎しみさえ抱いてしまうのだが…。


坂本龍馬…かなりはまってます。

現在7巻終了。ようやく半分(笑)


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内館牧子『エイジハラスメント』

2008-08-11 | あ行の作家
本日2回目の更新。


日本の男はなぜ若い女ばかりが好きなのか。

女は年をとったら価値がないのか!?


久々の内館牧子。


主人公は大沢蜜34歳。夫と娘と暮らしている。


さて感想。


まぁ…普通かな。

主人公が若さに嫉妬して、ウジウジうだうだで、なんかイタイ。

それに、夫の妹(21歳)との会話も毒々しいし。

出てくる男もロクでもない気も。


そりゃ若い子の方がええよな。

女もオッサンより、若い男の子の方がええし(笑)★★★


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楡周平『プラチナタウン』

2008-08-11 | な行の作家
本日1回目の更新。


そのまんま東や橋本弁護士が知事になる時代。

パリス・ヒルトンが大統領になったっておかしくない…かも(笑)

それにしてもインパクトのある表紙やな。


主人公は、大手商社の部長の山崎鉄郎55歳。

年収2500万円でバリバリ働く彼の元に、宮城に住んでいた頃の

同級生(クマケン)が訪ねてくるのだが…。


さて感想。


まぁまぁかな。この作家初読みです。

意外に読みやすい。サラリーマンって大変やね。


行政はやりたい放題。

あいかわらず、道路やハコモノを作り続ける。

そのツケは誰がとる??!


そしてむかえる、高齢化社会のニッポン。


話があまり展開せず、説明がくどく感じてしまったのは残念。

とは言え、興味深くは読みました。★★★


<印象に残ったセリフ>

「金を使うことに頭は回っても、金を稼ぐ苦しさ、事業をやることの怖さ

を知らない。金は黙っていて入ってくるんじゃねぇ。

死に物狂いで、命がけで稼いでくるもんだ。」

大物議員や役人に聞かせてやりたい(笑)


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伊坂幸太郎『砂漠』

2008-08-09 | あ行の作家
「なんてことは、まるでない」


ブルジョア鳥井、スプーン南、冷酷美女の東堂、うざキャラの西嶋

そして鳥瞰の北村。

社会という砂漠に囲まれたオアシスである大学生活を描く。


さて感想。


会話絶妙!奇想天外?!天地無用??!(笑)

さすが伊坂ワールドやね。

かみ合っていないのに、なんか笑える。


ただ、想像していたのと、ちと違う感じが。

ゴールデンスランバー』の後やったからかな。評価は厳しめ。


伊坂さんには、リンクやら「もっと違う何か!!」を期待して

しまうからかも。

そうそう家裁のヒトってあの人のことですよね(笑) ★★★☆


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『ニライカナイからの手紙』

2008-08-08 | えいが
風希と母をつなぐもの。

それは、毎年誕生日に送られてくる手紙だけだった。

舞台は沖縄・竹富島。

一人の少女の成長していく姿を描いている。


さて感想。


とっても良い作品でした。

いやはや号泣っす。目イタイ。

先が読めてしまう作品ですが、それを差し引いても良かったな。


母の愛…人の優しさに溢れています。

それに島の風景がとってもキレイ。


人生うまくいかないこともある。

でも、希望があれば人は輝けるんだよね。


海の向こうのニライカナイ…それは神様が住む世界と言われているそうです。

★★★★★


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