「奥様やぼっちゃんと過ごした日々には
わたしのたいせつな思い出がすべてつまっている」
評判の良い作品で「まぁまぁ良いかな~」と思って読んでいたんですが
最終章でやられました。
泣けました。
中島さん、うまいですな。
昭和の初期、山形の尋常小学校を卒業したタキは、東京に女中奉公することになる。
8歳違いの美しい若奥様、優しい旦那様、可愛いぼっちゃん。
赤い三角屋根のお家での忘れえぬ日々。
60年の時を経て、タキが女中奉公の日々を振り返ります。
描かれるのは、ごく普通の人々の暮らし。
しかし、次第に忍び寄る戦争が、普通の人々から普通の生活を奪っていきます。
人間は選択し生きている。
それが一番正しいことだと信じて。
けれど、時として重いものを背負って生きなければならなくなることがあるのだ。
なかなか良い作品でした(*^_^*)
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