待ち合わせは本屋さんで

ようこそお越し下さり、ありがとうございます(^_^)

『オレたちフィギュアスケーター』

2008-01-31 | えいが
マッチョで派手な演出を売りにしているフィギュアスケーターのマイケルズ

(ウィル・フェレル)と、繊細なナルシストのマッケルロイ(ジョン・へダー)

は世界選手権で同点1位となってしまい…。


さて感想。


まあまあかな~(笑)

レビューが高かったので、すんごい期待して見たからかも。

『主人公は僕だった』のウィル・フェレルが気持ち悪かったんです。

特に裸シーンが!!


でも、一緒に行った友人(期待してなかったらしい)は、80点くらいと

言ってました。


くだらなくって、かなり下品です…が笑えます。

90分あっという間でした。

サーシャ・コーエンも出てました。

そっくりさんかと思ったら本物だったのね。

こういう系ごくたま~にだったら、見てもいいかもです。


あっ…マスコットキャラのところは、今思い出しても笑えます。ぷぷ。★★★


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今野敏『隠蔽捜査』

2008-01-29 | か行の作家
第27回吉川英治文学新人賞受賞作。

所轄や県警などの地域署を統括する組織である警察庁を舞台にした

警察官僚(キャリア)小説。

文庫発売になったので読んでみました。


さて感想。


なかなか面白かったです。

たたみかけるような展開で、一気に読めます。

この作品は捜査の現場ではなく、警察官僚たちがメインで描かれています。


主人公は東大卒の竜崎伸也、46歳。警察庁長官官房総務課長。

融通がきかず、陰では変人とよばれている。

彼の幼なじみで人望もある警視庁の刑事部長の伊丹。

対象的な二人のキャリア。それぞれの正義…。


テレビドラマにもなっているそうでは、竜崎は陣内孝則、伊丹は柳葉敏郎

が演じているみたいです。


竜崎は解説にも書かれていますが、まさに正論の人なのです。

だからきれいごとっぽい気もしますが、小説だからこそ味わえるのかも~。

ラストもとっても良くて、続編『果断・隠蔽捜査2』も、とっとと読まねばっ

て感じですが、まずは新刊が手元にあるので読まないとね(笑) ★★★★


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伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』

2008-01-28 | あ行の作家
第25回吉川英治文学新人賞受賞作。


2年の時を隔てた、ふたつの物語。

さまざまな伏線。読み進めるごとにつのる不安。不思議キャラ健在。

どういう展開になるのか…全く先が読めずに、どきどきはらはらの連続。


さて感想。


うひーーーっ。まんまとひっかかってしまったワタシです(笑)

分けの分からないタイトルに、なるほど~と納得。

ラストはうるうる。テーマは重く、切ない。


だがしかし、やっぱり伊坂はすごいのだ!!

ボブ・ディランが聴きたくなるね。 ★★★★


ところで…

最近も新刊は読んではいるのですが、途中くらいまで読んで

それなりなんだけど、全く先が気にならないっていうか(苦笑)

で…読む気がしなくて、ストップするパターン多しです。

ちょっとスランプですわ。ふっ~。


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『私たちの幸せな時間』

2008-01-27 | えいが
韓国の人気作家、コン・ジヨンの原作で、日本では蓮池薫の翻訳で出版

されている、同名小説の映画化。


生きる価値を見いだせず、やけっぱちな生活を送る元歌手のユジョンは

三度目の自殺に失敗し病院に運ばれる。

ユジョンは精神病院での治療の代わりに、死刑囚ユンスとの週に一度の

面談を引き受けることになるのだが…。


さて感想。


最初わがまま女と心を開かない死刑囚で「いらっ」ときましたが、次第に

物語に引き込まれていきます。

とてもよい作品でした。

さまざまな真実が明らかになっていきます。


心に傷を持つ二人。

彼らが次第に心を通わせるところがとても良かったです。


ただ、ユジョンと母との関係、被害者家族側が簡単に赦すことが出来るのか

という疑問もありますが、とても見ごたえのある作品でした。★★★★


カン・ドンウォンかっこいいですよね。

彼の作品では『オオカミたちの誘惑』が一番好きですが、この作品の彼も

とても良かったです。


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『アメリカン・ギャングスター』

2008-01-25 | えいが
「暗黒街のカリスマと正義をつらぬく刑事。その道を進むのなら俺を倒して行け」

主演はデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ。

監督は巨匠リドリー・スコット。試写会で観てきました。


さて感想。


面白かったです。157分あるのですが、あっという間でした。

よく出来た作品です。R-15指定なので、暴力シーンもありますが。


1970年代のニューヨークを舞台に実在した伝説のギャング、フランク・ルーカス

の半生を描く犯罪サスペンスです。

運転手から麻薬王にまで上りつめた、知的で冷酷な男をデンゼル・ワシントンが

演じています。


イタリアン・マフィアがはびこる社会で、黒人の彼がいかにのし上がって

いったのか…。


彼を追いつめる正義感溢れる刑事役はラッセル・クロウ。

表の裏の正義。アメイジング・グレイスの流れるシーンは圧巻でした。


実話だそうですが、こんなことが実際に起こっていたとは驚きます。

この作品、yahooのレビューはイマイチなんですよね。

この2大スター共演だとすんごい期待するからかな。

まぁ、二人が激突するシーンがなく、デンセル・ワシントンがいい人に

見えるからかも。あと骨太のドラマで、アクションはほとんどないから

地味ですが、私は面白かったです。★★★★


あと、エンドロールの最後に1シーンあったのですが、意味がよく分からず(笑)


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池井戸潤『銀行仕置人』

2008-01-23 | 池井戸潤
関東シティ銀行、本店営業第三部次長・黒部一石は、巨額融資焦げ付きの

責任をとらされ総務部の座敷牢に追いやられる。

やがて黒部は、自分を罠に嵌めた存在と、その陰謀に気づくのだが…。


出世階段から滑り落ち、追いやられた男の復讐劇。


さて感想。


池井戸さんお得意の銀行が舞台の勧善懲悪モノ。

悪人成敗のところは、スカッとするな~。

それぞれの立場で描かれている作風もうまくて、安定した面白さです。


まぁ「そんな都合よくいくか~??!」と思いがちですが…(苦笑)

「水戸黄門」好きの方は是非♪


あっ…闇金のところは、怖かった~。

トイチの借金はいけません。

黒部のその後も、読んでみたいかも。  ★★★★


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恩田陸『六番目の小夜子』

2008-01-22 | あ行の作家
ミステリアスな美しい転校生の津村沙世子。

彼女がやってきた高校では、奇妙なゲームが受け継がれていた。


今年の目標の一つは「積読本を減らそう」

この作品「今、読みたい新潮文庫」フェアで2位の棚に置いてあって

気になってたんですよね~。

ず~っと眠ったままだったこの作品、読んでみました。


さて感想。


いゃ~大物作家はデビュー作からモノが違う!!!

なかなか面白かったです。

ホラーテイストもあり、秋の学園祭のところは一緒になって

どきどきはらはらしました~。

それに関根秋がかっこよかった~!!もろタイプです(笑) ★★★★


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拓未司『禁断のパンダ』

2008-01-21 | た行の作家
柴山幸太は神戸でフレンチレストランを営む料理人。

ある日、妻の友人の結婚式で料理評論家と知り合う。

翌日ポートタワーで一人の男性の刺殺体が発見されるのだが…。

新進気鋭の料理人と、人間離れした味覚を持つ料理評論家が覗き見た闇とは?


美食ミステリーだそうで…。

ちなみに『このミステリーがすごい!』第6回2008年大賞受賞作です。


さて感想。


読んでて面白いんだけど、トータル的にはまぁまぁと言ったところ。

パンダの可愛い装丁なのに、想像を絶するお話やな~(苦笑)


文章がバリバリ関西弁なのはうれしいね。

さくさくテンポよく進みます。

フレンチレストラン「ビストロ・コウタ」には行ってみたい。


『このミス』受賞にしては、ミステリーとしては弱いかもです。

この作家さん、本当に料理人なんですよね。

料理はめっちゃ美味そうなんですけど、フォアグラとかの美食系で

なか卯の親子丼で十分満足なワタシとしてはピンとこず~(笑)


とは言え、新人とは思えない読ませる力はあるんで、こういう系でない

作品は読んでみたいっす。★★★


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『キサラギ』

2008-01-18 | えいが
自殺したアイドルの1周忌に集まった5人の男。

彼女の死の真相とは??! 


さて感想。


脚本がいいからか、なかなか面白かったです。

1つの部屋に5人の男。

密室で繰り広げられる犯人探し。


ひねったオチ。笑えるエンドロール。

音楽もPOPで良かったかも~。

それにしても塚地がいい味出してるねぇ(笑)

楽しい日本映画でした。★★★★


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池井戸潤『オレたちバブル入行組』

2008-01-17 | 池井戸潤
バブル・ピークの狂乱が始まる直前、五人の学生たちはそれぞれに夢を抱き

希望に胸を膨らませて銀行の門をぐぐったのだった。

これから何が起きるとも知らずに。(本文序章より)


カテゴリーがあるくらい、池井戸ファンなワタシ。

今回もお得意の銀行モノで、ガッツリ読ませていただきました。


舞台は大阪。

主人公の半沢直樹は、東京中央銀行大阪西支店の融資課長。

入社から十余年たち今や中間管理職だ。

支店長のごり押しで融資した会社が倒産する。

すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。

次第に彼は追いつめられていく。どうする半沢!!


さて感想。


やっぱり池井戸さんは面白いね。一気に読みました。

銀行の内情が、分かりやすく描かれています。

でも、こんな銀行生活やったら早死にしそう(笑)

後半はスカッと爽快。ん…んん、なのか??!!


★5つにならなかったのは、まっすぐで白黒ハッキリしている半沢が

私の好みでなかったからかと。


4月発売予定の『オレたち花のバブル組』って、この作品の続編ぽい

ですよね。敵が多そうな半沢をはじめ、この作品にも登場している同期たち

がどうなっているか楽しみです♪ ★★★★


そうそう巻末の解説を読むと池井戸さんの顔は「苦虫を噛み潰したような顔」

らしく、気になったので検索したら、ご本人のHPがあって載ってました。

おぉー。なんか賢そうや~(笑)


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『カンナさん大成功です!』

2008-01-15 | えいが
ご存知、鈴木由美子の同名コミックを映画化。

韓国のアカデミー賞「大鐘賞」で最多12部門ノミネートを

成し遂げたラブコメディです。


身長169センチ、体重95キロのカンナは、実はゴーストシンガー。

ある日、憧れのサンジュンの本音を耳にしたカンナは、全身整形に

のぞむのだが…。


愛されるため自分を捨て、別人に生まれ変わったカンナ。

果たして彼女の想いは届くのか!!


さて感想。


笑いあり涙ありのラブコメで、なかなか面白かったです。

ストーリーに無駄がなく、テンポよく進みます。

また、親子の絆や友情なども描かれています。


ベタな展開ですが、ラストはとっても爽やかでした。

劇場に間に合わない方は、レンタルで是非♪ ★★★★


ちなみに、日本版はこの秋公開予定だそうで

主演は映画初主演の山田優ちゃんだそうです。


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『ファンタスティック・カップル』

2008-01-14 | ドラマ
現在『恋するハイエナ』と平行して見ているのがコレ。

MBC演技大賞ベストカップル賞を受賞作。

韓ドラでは、ちょっと変り種の作品かも~。

とは言え、韓ドラのキーワードは残しているワケで。


主人公はわがままでイジワルで嫌な女。ただし超お金持ち。

海の中に落ちて記憶喪失になってしまうのだが…。

記憶喪失になったからと言って、当然傲慢な性格まで変わるはずもなく…(笑)


どたばたコメディですが、なかなか面白いです。

まわりの人々(旦那や室長)がええ味出してます。


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今野敏『ST桃太郎伝説殺人ファイル』

2008-01-13 | か行の作家
東京、神奈川、大阪で男女が相次いで殺害される。

死体には「モモタロウ」という文字が刻まれてた…。


さて感想。


図書館本なのだが、これってシリーズものなのね。

『ドラえもん』の7巻くらいから読んだ感じかな~。

読むのに支障はないけど、キャラに愛着があればなお楽しめるかも。

でも、まあまあ面白かったです。


殺人事件の被害者はいずれも岡山県に関係していたため

ST班は事件解明のため、岡山県警の特命班に召集される。

そこで耳にした黒い桃太郎伝説とは…。


桃太郎の伝説は面白く読みました。

桃太郎ってこんな奴だったのかっ!!


キャリアの百合根と刑事の菊川ほか、ST警視庁科学特捜班の5人は

とても個性的な人物たち。

ちょっと西村京太郎や内田康夫っぽいかも。


今月末には文庫で『隠蔽捜査』も発売されるし、先日単行本で

新刊も出たし~。今野さんマイブームですわ。★★★☆


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佐藤正午『アンダーリポート』

2008-01-11 | さ行の作家
古堀徹は、地方検察庁の検察事務官。

昔、隣室に住む男が殺される。

そして15年ぶりに、殺された男の娘が訪ねてくるのだが…。

登場人物が主人公以外全て女性のこの作品。


さて感想。


まあまあ面白かったです。

ただ評価が分かれる作品かも。

犯罪自体はすぐ気づくので、ミステリーとしてはどうなんだろ~。


はじめ分からなかったことが、だんだん分かってきて

後半一気に読みました。

ラストの15章から最初に戻って読み返すとニヤリとします。

技法がうまい作家さんだな~。

人間の奥深くにある心理に重きをおいた作品でした。

ただ、どうしても主人公の性格が(昔も今も)好きになれんかったな~。

そこが残念かも。★★★☆


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三浦しをん『仏果を得ず』

2008-01-09 | ま行の作家
主人公は人間国宝の笹本銀大夫に弟子入りして十年目の笹本健(たける)

一流の太夫を目指し、日々精進していた。

ある日師匠に言われ、三味線の変人と言われる鷺澤兎一郎と

組むことになるのだが…。


文楽の舞台裏を描くこの作品、読んでみました。


さて感想。


なかなか面白かったです。

駅伝といい、文楽といい、しをんさんはホント勉強熱心だなぁ。

伝統芸能の文楽を分かりやすく描いています。


才能と実力のある者だけが生き残る厳しい芸の世界。

そんな世界に一気に引き込まれていきました。

健は悩みながら自分の道を模索し、懸命に生きています。

そう言えば「王様のブランチ」で、しをんさんは「何かに一生懸命に

なっている人が好きでそういう人を描きたい」とおっしゃってましたね~。


登場人物は個性的で魅力的です。

もちろん笑いもありで、関西の言葉がまたいいのだ~。


読後は爽やかで、文楽を観たくなりました。

ただ唯一、岡田真智が好きになれんかった。←私だけ??!

ミラちゃんは可愛かったけどね。★★★★★


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