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畠中恵『つくもがみ貸します』

2007-10-23 | は行の作家
お江戸の片隅、姉のお紅と弟の清次が切り盛りする小さな「出雲屋」。

鍋、釜、布団、何でも貸し出す出雲屋だが、何にはちょっと妙な品も

混じっているようで…。

そう、出雲屋には付喪神がいっぱいいるのです。なぜなら…。


さて感想。


中盤までは、まぁまぁかな~って感じでしたが、進むにしたがって

面白くなってきたかも。さくさく読めます。


ある日、出雲屋に奇妙な依頼が舞い込んでくるのですが。


妖(あやかし)たちである付喪神が、好き勝手にしゃべっていて

その声は姉弟には聞こえています。

が…『しゃばけ』と違い、人間様の疑問や質問は一切無視。

それが規則(ルール)だそうで…(笑)

2人は付喪神たちの話をヒントに解決…って感じです。


畠中さんだけあって面白いんだけど、もうちょっとホロリとしたかったかな~と。

ラストもえらいあっさりしてたし。ちょっと惜しい作品かもです。★★★


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