浅田次郎『壬生義士伝』 上下

貧しさゆえ脱藩し、新選組に入隊した吉村貫一郎。

“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても

飢えた者には握り飯を施す男。

元新選組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。


さて感想。


今まで読んだ本の中で一番泣いた作品かも。

いやはや、すごい作品でした。

素晴らしいです!!!!!


主人公は幕末を生きた吉村貫一郎。

明治維新から五十年後、彼の人生が、さまざまな人々によって

語られていきます。

死の真相、命がけで守りたかったもの…とは。


上巻の終盤に藤田五郎という人物が登場しますが、そこから

ページをめくる手が止まらなくなります。

親子の愛、夫婦の愛、そして友情。

この作品は愛が溢れていました。


努力しても決して越えられぬ身分の壁。

理不尽な時代を真正直にしか生きることが出来なかった

本物の侍が吉村でした。まさに男の中の男。

宿命と諦めず、苦悩を糧にして、抗い続けた人生なのです。


捨て駒にされた新撰組の者たちの人生も切なすぎました。

生きていたなら、どれほどの人物になっていたんだろう。


あと、美しい盛岡の風景が目に浮かびます。南部訛もとても良かった。

心揺さぶられ、涙腺が崩壊すること間違いありません。

一人でも多くの方に読んで欲しい作品です。

騙されたと思って、お正月に是非!!★★★★★


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『七人の侍』

本日5回目の更新。

戦国時代の農村が舞台。

野盗と化した野武士に立ち向かうべく、農民に雇われた

侍たちの闘いを描いた作品。


さて感想。


やはり黒澤映画はすごいねぇ(*^_^*)

俳優とスタッフが全力を出しきって作った作品かと。


勘兵衛、久蔵、菊千代をはじめ、とにかく侍たちのキャラが素晴らしい!!

菊千代(三船敏郎)が百姓のことを語るシーンには胸をうたれます。


ラストは圧巻です!!騎馬のシーンはすごい。

３時間半の作品ですが、一気に見ることをオススメします。

日本人なら見るべき作品だと思います。★★★★★



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百田尚樹『聖夜の贈り物』

本日4回目の更新。

クリスマスイヴまであと少し(*^_^*)


さて感想。


一気に読みました。

ものすご～く好きな作品(*^_^*)

ロマンチックな可愛いお話でした。


ちょっと不幸だけど、一生懸命な主人公たちが報われて

ハッピーエンドになるのは、やっぱりいい。

イヴの夜は奇跡がおこるといいな。

プレゼントにも最適かと。


普通似たような作品に作家はなりがちですが、百田さんは

読むたびに全然違う世界を描く作家さんのように感じます。★★★★★

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『復讐するは我にあり』

本日3回目の更新。


先日お亡くなりになった緒形拳さんの遺作。

佐木隆三の同名ノンフィクションを、今村昌平監督が映画化。


さて感想。


緒形拳さん、迫真の演技すぎて、めちゃくちゃ怖い(>_<)

拳さんは何のためらいもなく、次々と人を殺していく強盗殺人犯を

演じています。

殺人のシーンが残虐で「ぎゃぁぁ」となりました。


すごい作品だけど、引き込まれすぎて、ものすごく怖かった。★★★☆

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『浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック2008-09』

本日2回目の更新。


クラシックのコーナーにあったコレ(*^_^*)

かなり売れているんですよね～。

2000円だとリーズナブルかも。気になる。


それにしても、浅田真央も石川遼も若いのにものすごくしっかりしてて

世界を相手にする人は違うなぁと思ってみたり…。


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『赤ひげ』

本日1回目の更新。


山本周五郎原作の『赤ひげ診療譚』を基に、黒澤明が映画化した

ヒューマニズム溢れる人情ドラマ。


さて感想。


いゃ～。この作品もすごいんです。

なんで黒澤映画は、こんなに面白いんだ!!

３時間あるのですが、見ごたえたっぷりです。


前半は山崎努演じる佐八のお話、後半は子供たちのお話がメインになります。

笑いあり人情あり感動ありです。

とにかく細かいところまで、演出がすごい。目の演技すごすぎる。

風鈴のところとか好きだな～。


いい映画は監督の伝えたいことが伝わる作品だと思います(*^_^*)　★★★★★


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『ダカーポ特別編集 今年最高の本 2008』

年に一度のダカーポ恒例企画「今年最高の本」。

新聞、雑誌の書評担当者が選ぶ「本当に面白かった本」が発表されています。

この「本当に」ってところがポイントですよね～(^_^)


ちなみに


BEST１は『ゴールデンスランバー』伊坂 幸太郎

BEST２は『決壊』平野 啓一郎

BEST３は『BOX!』百田　尚樹


です。


『決壊』は、上下巻なんで躊躇してたけど、ちきちきさんが

誉めてはったんで今度読んでみようかな。

『ゴールデンスランバー』は読んでいるとドキドキします。

伊坂作品ではすごく好きな作品。

『BOX!』は本当にめちゃくちゃええので、一人でも多くの人に

読んでもらいたい作品です。是非。


あとは「書評担当者が選ぶ０８年最高の本!ベスト５(新聞編・雑誌編)」は

けっこう参考になりますよ～。

他にも「ジャンル別ベスト１０」や「児玉清さんオススメの１０冊」

「これから旬!3人の話題の作家の注目本」なども載っていました。


個人的には『黒百合』多島 斗志之、『完全恋愛』牧 薩次

『チャイルド４４』トム・ロブ・スミス　あたりは押さえておきたいな(*^_^*)


ちなみに「このミステリーがすごい！2009年度版」は

１位「ゴールデンスランバー」伊坂 幸太郎

２位「ジョーカー・ゲーム」柳 広司

３位「完全恋愛」牧 薩次

４位「告白」湊 かなえ

５位「新世界より」貴志祐介


だそうです(^_^)


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『近況』

あっという間に12月も上旬を過ぎましたね(*^_^*)

待ちに待ったボーナスも出たよ!!何を買おうか検討中。

不景気なんで貯金せんとアカンのでしょうが、自分にご褒美を

あげなくちゃ、やってられへん^^;


さて、ブログをお休みしている間、来ていただいた皆様

本当にありがとうございます。更新してなくてすみません^^;

最近のことなどをぼつぼつと書いてみますね～。


先日、初めて落語に行ってきました。

立川談春さんの落語です。

『赤めだか』が面白かったので行ってみました。

談春さんって顔大きい。ちょっとびっくり^^;

そうそう、落語って食べたり飲んだりしながら見れるんですね～。

雑談が1時間くらいあって「いつ落語が始まるねん」って思いましたが。

でも、この雑談でお客さんの心をしっかりつかんでらっしゃいました。

面白かったです(*^_^*)

来月は志の輔さんの落語に行く予定です。


本の方は図書館から来る新刊をパラパラ読んでたんですが

イマイチ心に響かず^^;

話題の『悼む人』も買って読んでるんですが、ただ今停滞中^^;

で…思ったんですよね。

新刊を追っかけるんは、もうしばらくええかなぁと。

私みたいに読書歴が浅い人間は、評価の定まった過去の作品を

読んだ方がええんやないかと…。


とは言え、好きな作家さんの新刊はつい読んじゃうとは思うんですが。

今日も書店で角田さんと辻村さんの新刊を見て心が揺れました^^;


ぼちぼち更新していきますね～。

藍色さんとmintさん、コメントものすごく遅くなって本当にスミマセン^^;

こういう奴です。どうぞお許し下さいませ(*^_^*)


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