待ち合わせは本屋さんで

ようこそお越し下さり、ありがとうございます(^_^)

『2007年マイ・ベスト・ブック』

2007-12-30 | 年間ベストブック
今年も素敵な本とたくさん出会うことができました

それでは、2007年マイ・ベスト・ブックを発表します。

1位 悪人

2位 八日目の蝉

3位 空飛ぶタイヤ

4位 獣の奏者

5位 川の光

6位 警官の血

7位 サクリファイス

8位 しずかな日々

9位 楽園

10位 闇の守り人 

どの作品もオススメなので、機会があれば是非♪

ちなみに、他に印象に残った作品は…

チルドレン、ひまわりのかっちゃん、ゴールデン・スランバー、赤朽葉家の伝説

ボーイズ・ビー、図書館革命、任侠学園、ワーキング・ホリデー、映画篇

マジカルドロップス、メタボラ、民子 などです。


2006年のマイ・ベスト・ブックはコチラ


いつも私の拙いブログにお越し下さり、ありがとうございます。

来年もどうぞよろしくお願いします。

よいお年をお迎え下さいませ~。


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伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』

2007-12-29 | あ行の作家
金田首相が仙台でパレード中、何者かによって暗殺される。

犯人として追われることになった青柳雅春にはまったく身に覚えがない。

監視された街、仙台で青柳は逃げ続けるのだが…。


ダ・ヴィンチ1月号の好きな作家ランキング1位の伊坂幸太郎の最新刊。

好きな理由に「ストーリーも、文体も、何もかもが素敵」とあるのだが

まさにその通りなワケで~(笑)


すべてが計算しつくされた伊坂ワールド。おびただしい登場人物。

たたみかけるような展開。思いもつかない出来事。

張りめぐらされた伏線。シャレた会話と個性的な登場人物。

そしてニヤリとするラスト。


さて感想。


うんうん。やっぱり伊坂って最高だ~!!!

ページをめくりかえして読み進めたので、めちゃ時間かかってしまった。

ものすご~くラストが気になりつつ、ラストを途中で読まずに良かったよ。

しかし、彼の作品は頭の体操になるなぁ(笑)


「人間の最大の武器は習慣と信頼だ」

「痴漢は死ね」


セキュリティポッドあったら怖いよね。

年末にええ作品を読ませていただきました。★★★★★


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『潮風のいたずら』

2007-12-27 | えいが
クルーザーから海に転落し記憶を失った大金持ちの夫人(G・ホーン)。

彼女の高慢さに痛い思いをした大工(K・ラッセル)はこれ幸いとばかり

自分が夫であると偽って彼女を家に引き取る。

自分の境遇に疑問を抱きながらも、4人の息子と夫の面倒を見るうち

彼女は次第にその生活を受け入れ始める。


さて感想。


まあまあ面白かったです。

昔の良きアメリカ映画のコメディを堪能しました。

ちなみに『プリティ・ウーマン』『恋のためらい』のゲイリー・マーシャル

監督初期の作品。もう20年も前の作品になるんだね~。


主演の2人は未結婚ですが、今でも私生活は一緒に暮らしているそうで

息もピッタリといった感じです。


原題はOverboard(船外へ、船から水中にの意)というのを『潮風のいたずら』

というオシャレなタイトルにしたのはアッパレかも。

高慢で自己中な彼女がどう変わっていくか…楽しんで見て下さい。★★★☆


ますます韓国ドラマ『ファンタスティック・カップル』が見たくなったよ~(笑)


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椰月美智子『しずかな日々』

2007-12-26 | や・ら・わ行の作家
主人公は枝田光輝(あだな:えだいち)。

人見知りでうまく言葉にできない彼は、学校では幽霊のような存在だった。

5年生になった新学期、後ろの席の押野と仲良くなったことで彼の人生は

変わっていく。

少年のごくごく普通の日常が描かれているこの作品、読んでみました~。


さて感想。


最初はつまんなそうな始まりなので、イマイチかなぁと思っていたのですが

とっても良かったです。

この作家が描く世界好きだな~。表現力が美しいし。

少年たちの様子が生き生きと描かれています。


母と二人だけの世界が当たり前になっていた彼の世界がだんだん広がって

いきます。

3丁目の空き地に集まる仲間の、おっしー、じゃらし、ヤマ。

祖父、そして椎野先生。

トウヒニシゲキ(笑)

漬物が食べたくなり、グッピーが飼いたくなりました。


少年ってこうやって大人になっていくんだね。


涙を流すわけでも、劇的な何かが起こるわけでもない。

何がいいと言われると困るのですが、とってもいい作品なのです。


「人生は劇的ではない」


コレ夏に読みたかったかも。

ちなみに第45回野間児童文学賞受賞作。

先日の『王様のブランチ』でも紹介されていましたね。

椰月美智子(やづき・みちこ)さん、覚えていて損はない作家さんです。

私の好みに合ったということで ★★★★★


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『がんばれ!クムスン』

2007-12-25 | ドラマ
ホントはコレを見たかったのだが

前半のみレンタル開始なんで、ついこの作品に手が出てしまった。


父親は病死、母親には捨てられ、しっかりものの祖母に育てられた

ナ・クムスンは美容師を目指して勉強中。

ある日、叔母の下宿に住むエリート大学生と一夜をともにし

なんと彼女は妊娠してしまう。

困難を乗り越え結婚した二人だったが、新婚早々に夫が事故死。

彼女はシングルマザーとして歩んでいくのだが…。


ホームドラマの傑作だそうで…(笑)


さて感想。


面白~い!!!!!!もぅクムスン最高っす♪

めちゃめちゃ笑えました。

クムスン以外の登場人物のキャラも最高だし!!


『チャングムの誓い』『バラ色の人生』でお馴染みの人たちも多く登場します。

1話30分なので、日本で言うと朝ドラみたいな感じかな。


さくさく見れるのですが、全164話だそうで…(苦笑)

頑張れるか心配なのだ~。

桜の散る頃までには見たい~。


ハン・ヘジンが『朱蒙』の時とは別人のようでした。

BEEさん、これは見なくてはいけませんよ~!!(笑)


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田村裕『ホームレス中学生』

2007-12-24 | た行の作家
お笑いコンビ「麒麟」の田村裕の半生記。

150万部突破なのね。すごい~!!

さて感想。

『東京タワー』は泣けんかったけど、これはきたよ~。

簡単であっという間に読めます。

家族愛、兄弟愛。なかなか面白かったです。


夏休み前の突然の父親による家族解散宣言。

この時しっかり者の田村兄18歳、心配性な田村姉17歳、田村自身はまだ13歳。


公園でのサバイバル生活をほんまにしててんなぁと驚きました。

母とのエピソードにはうるうるくるね~。

しかし、まわりの人たちに、ほんま恵まれていたんやなぁ。

関西ならではかも。

まぁ人との出会いも運のうちやし。


10歳の時に亡くなった母の死が田村少年に与えた影響。 

彼は母の死を受け入れることができるのか。


貧乏は不便だが、不幸ではないんだなぁ~と感じました。

吹田にある、まきふん公園行ってみたくなりましたね。★★★★

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佐々木譲『警官の血』下巻

2007-12-23 | さ行の作家
制服の誇り、傷ついた魂、囁かれる公安情報。

息子に引き継がれたホイッスルが鳴る時、父たちの記憶がよみがえる。


さて感想。


面白かったです。

どういう展開になるか…一気に読みました。


上巻のさまざまな事件の人物たちが下巻にも登場し

全ての真相が明らかになっていきます。

バラバラだったパズルが徐々に出来上がってくるような感覚。


昭和から平成にかけての下巻は、記憶に新しい事件もまじえ

よりリアルになっています。


迷宮入りになった二つの事件。

十冊の手帳と錆びの浮いたホイッスル。

父と子の絆。


久しぶりに読みごたえのある警察小説を読みました。★★★★★


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佐々木譲『警官の血』上巻

2007-12-21 | さ行の作家
戦後の闇市に始まり、全共闘、そして現代まで。

昭和から平成の時代の翳、人々の息づかいを描き切る。


上野の谷中を舞台に、三世代の警官人生が描かれている。

上巻では戦後。主人公の安城清二の警察官としての人生から幕をあける。

駐在所長となった彼の背中を見て育った息子も、後を継ぎ警官となるのだが…。


さて感想。


これは面白~い!!!! 骨太の人間ドラマです。

佐々木作品はホント読みやすいよね~。

描かれる時代は全く知らない私ですが、とてもリアルに感じました。

警察社会の内部事情も読めて、とても興味深いです。


公安や過激派への潜入捜査なんて、ピンとこなさそうですが

ドキドキしながら読みました。

戦後の重大事件や時代背景も、うまく物語に取り入れています。


まっとうに生き、小さな幸せを望むのに、思うとおり生きることができない。

そんな彼らの心情が綴られていきます。


ある殺人事件は、父の死と関係しているのか??


下巻買ってきました~。早速読みます。

ものすごく図書館本がたまっているというのに(笑)

機会のある方は是非♪


佐々木作品の感想『制服捜査』『うたう警官』『警察庁から来た男


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『君はどの星から来たの』見終わった!!

2007-12-20 | ドラマ
以前もご紹介しましたが、16話ついに見終わってしまいました。

忙しい中、必死に見ました。←頑張ったよワタシ(笑)


ベタな韓国ドラマでしたが、楽しく見ることができました。

主演の二人は本当の恋人同士のようでしたね~。

自分のことしか考えないこの世の中で、お互いを思いやる気持ちに

触れていたく感動した次第です(笑)


BEEさんの言うように「カンドンギ~」という言葉が、耳から離れないっす(笑)


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近況♪

2007-12-18 | Weblog
こんばんは~。

ちょっと多忙です(笑)


今年も残り13日かぁ。早い~!!

いつも見にきていただいている方、ありがとうございます。


週末新幹線に飛び乗る時に購入した「警官の血」を今読んでま~す。

このミス1位だけあって、やっぱり面白いね~。

骨太の人間ドラマだ!!

まだ途中なんで、感想は後日に~。


今野敏さんと佐々木譲さんは、今年注目した作家さんなのだ~!!


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小路幸也『カレンダーボーイ』

2007-12-13 | さ行の作家
1968年に起こった三億円強奪事件をきっかけに、一家心中で亡くなった

古内里美ちゃん。

寝て起きたら過去と現代を行き来する「ぼくら」は、彼女をすくえるのか?


1968年に小学校の同級生だった、三都充(イッチ)と安斎武(タケちゃん)。

2006年の現在では、同じ大学で教授と事務局長として働いている。


さて感想。


意識だけが1968年にタイムスリップするのですが~。

短いスタンスでコロコロ変わるので、読んでて疲れますが

ぐいぐい一気に読みました。

中盤まで面白かったです。


ところが後半まわりくどいわりには、ラストが突然きてしまい

あっけなかったかも。

肝心のトコロは描かれてないしな~。


過去を変えることによって歪みができ、変化がおこるのですが…。

大人の打算の部分があるからかな~。

結末を切ないお話と感想に書かれている方が多いのですが

私は「ふーーーん」って感じでした。


得るものもあれば、失うものがあるのは仕方ないかもと思ってしまったもので。

たぶん感受性が豊かでないからかと思います。スミマセン。

でもそれなりに面白くは読めました。★★★☆


最近ちょっとゴタゴタしていて更新が滞っています(苦笑)

あっ...でも私はいたって元気ですのでご心配なく~。

しばらくスローペースになるかと思いますのでよろしくです♪


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久保寺健彦『みなさん、さようなら』

2007-12-09 | か行の作家
選考委員満場一致。第1回パピルス新人賞受賞作。


芙六第二団地(19棟あり)から外に出られなくなった少年・渡会悟。

彼は団地で友達を作り、恋をし、働き、団地の中だけで一生を過ごす

決意するのだが…。


さて感想。


まあまあ面白かったかな。

芙六小学校を卒業したのは107人。みんな、団地に住んでいます。

悟は団地の中で、前向きに生きていきます。

中盤から何故悟が団地でしか生きられないのかが分かってくるのですが…。


うむむ。重いねぇ。


当然のことながら、月日が経つにつれ人生の転機を迎え同級生たちは、

悟の前から1人1人去っていきます。


最後どうなるのか気になり、一気に読みましたがラストはあっさりしてました。


しかし…母親は看護士。両親の離婚。近くにいる美女。オカマの友人。

『ブラック・ジャック・キッド』と設定がほとんど同じでひいてしまった(笑)

だから何となく、のれなかったのかしらん。

期待が大きかっただけに、ちょっと残念。★★★☆


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『肩ごしの恋人』

2007-12-06 | えいが
あぁ~。12月は忙しいのだ~。ふーーー。


直木賞を受賞した唯川恵のベストセラー小説を映画化だそうで…。

ちなみに韓国映画です。

唯川さんの原作とは、ちょっと変わってる気がするんですけどね(笑)


さて感想。


うーーーん。私には合わなかったねぇ。DVDで十分かも。

女優さんはキレイでしたが…。


既婚男と不倫する女性カメラマンと、夫に愛人がいる金持ち専業主婦が主人公。

性格も立場も正反対の30代の親友同士が、自分なりの生き方を見つけるまで…

らしいのですが、ええ年してアホやなぁと思ってしまい~。

なんか行き当たりばったりの人生っぽいし。


久々に映画でちょっと寝ました。

Yahooのレビューは、今後信じないことします(笑)★★


ホントはこの作品を見るつもりはなく『カンナさん大成功です!』

見たかったのだが12月15日公開だったのだ。トホホ。

ちなみにこれは、鈴木由美子さんの大ヒットコミックが原作の韓国映画。

『シュリ』を抜き去る空前の大ヒットだそうですよん。

今回に懲りず見にいくつもりっす(笑)


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有川浩『図書館革命』

2007-12-05 | あ行の作家
『図書館』シリーズ、ついに完結。


「言論の自由」を巡って図書隊とメディア良化委員会の対立を描いたこの作品。

堂上と郁、小牧と毬江、柴崎と手塚の恋の行方も見ものの一つ。


今回は原子力発電所を襲った国際テロで幕をあける。

そのテロは、ある作家が描いた作品と酷似していた。


さて感想。


くぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ。

しょっぱなからの、カミツレデートをうっかり電車の中で読んでしまい

ニヤけつづけアブナイ人に!!

頭ナデはもちろんのこと、手袋にメガネ攻撃と、女子の妄想がてんこもり。

自分で言って、自分でつっこむ有川スタイルはやっぱり好きだ~。


4章よりたたみかけるように物語は展開していきます。

ラストもすっきり爽やかでした。


しかし…大阪のおばちゃん恐るべし。

阪急でもなく大丸でもなく阪神ってとこがポイントなのか?!


漫画チックな別世界なのに、確固としたモノがある有川ワールドを

今回も堪能いたしました。

終わってしまい寂しいような気もしますが、物語の中で彼らは生き続ける

ワケで~。

スピンオフあるならば楽しみです♪★★★★★


来年アニメ化決定のようですが、もしドラマ化があるならば

ぱんどらさんのキャスティングで是非お願いしたいかも。


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東野圭吾『ダイイング・アイ』

2007-12-03 | 東野圭吾
頭を殴られ、病院に運ばれた雨村慎介。

彼は自分のおこした交通死亡事故の記憶を失っていた。

事故について調べ始めた彼の前に登場した謎の女。


1998年~99年にかけて「小説宝石」に掲載されていた小説らしい。

なんで今更単行本化?!って感じもしますが(笑)


さて感想。


う~ん。まあまあかな。

さすが東野さんだけあってサクサク読める。

ただ、あんまりピンとこんかった。

登場人物が嫌いな奴ばっかりやからかも。

最後はちょっとどきどきましました。


で…どうよってトコロで、波のようにやってくるエロ描写。

キレイな姉ちゃんがせまってくるなんて男の願望って気が(笑)


考えさせられたのは、交通死亡事故についてかな。

人を轢き殺しておいて、その人のあと数十年生きられたであろう人生を

奪っておいて、その程度の罪じゃ遺族はたまらんだろうな~とか。

交通事故の被害者ってホント救われないよね。


ホラーミステリーならもぅちょっとゾクゾクしたかったんだけどな。

まあまあ面白いですが、好みでないので★★★


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