待ち合わせは本屋さんで

ようこそお越し下さり、ありがとうございます(^_^)

西加奈子『あおい』

2007-06-29 | な行の作家
気がついたらあたしは、真っ暗な山の中で大の字になっていた。

しかも、深夜。ひとりぼっちで。


主人公のさっちゃんは27歳。ちょっとクール。

23歳の彼(カザマ君)のことが大好き。

カザマ君は親友の好きな人だった。


ほわわ~んとした雰囲気から「えーっ」という感じに

話は展開していきました。

さっちゃんの過去。友達のみいちゃん。

登場人物も一風変わっていて、なんか不思議感覚ですが、

こういう雰囲気が私は好きです。


やっぱり関西弁がええねんな。

「おぇぇ」とか「あほや~」とか(笑)


描写がええし、登場人物の表情も豊かでした。

そしてちょっと笑えるってとこが、関西ぽいのか。

『あおい』『サムのこと』の2編収録。


ところが今月発売の文庫には『空色町深夜2時』なるものが

ついているらしい。私の読んだのは、図書館の単行本なので。

読んでない作品は立ち読みで頑張るか(笑) ★★★


あ~疲れた。6月も終わっちゃいますね~。

仕事帰りバーゲン行って『ダイ・ハード4.0』見に行こうかと

思ったけど、コレを読みたいために、まっすぐ帰宅。

あ~図書館本もたまっているというに、買っちまった。へへっ。


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吉田修一『悪人』

2007-06-27 | や・ら・わ行の作家
保険外交員の女が殺害された。捜査線上に浮かぶ男。

彼と出会ったもう一人の女。

加害者と被害者、それぞれの家族たち。

なぜ、事件は起きたのか? 

そして、悪人とはいったい誰なのか。


いろんなブログで評判のいいこの作品、読んでみました。

中盤くらいまで、それほどでも~と思っていました。

ところがある人物の登場により、物語は激しく展開していきます。


これかなりいいっす!! 

私のツボをおさえまくりでした。

この先どういう展開になるのか、気になり一気読み。

とても面白かったです。おかげで寝不足ですわ(苦笑)


悪人というタイトルから、どれほどの極悪人の話かと思っていたら、

私の考えていたものとは、全く違っていました。

さまざまな出来事が目の前で起こっているのでは~と思うほどリアルで、

ゾッとするほどの緊張感を味わいました。


うまい!!うまいぞ!!吉田修一!!!!

彼の作品は『パレード』しか読んだことがなくて、イマイチ感がぬぐえな

かったのですが、私が間違っておりましたよ~。

すごい作家さんだったのね!!

ほんのちょっとしたタイミングというか、ボタンのかけ違えで、なぜ

このような運命を辿ってしまったのか。

世の無常を感じずにはいられません。


意外に思うかもしれませんが、この作品には優しさや愛が溢れているのです。

九州特有の方言のせいかしら~。

後半はボロボロ泣いちゃいましたよ。

脇役たち、手袋やスカーフといった小物も、うまく演出されていました。

いゃ~うまい。うますぎ。


1人でも多くの方に読んでいただきたいので、ストーリーはあえて言いません。

吉田さんには、この作品で賞をとらしてあげたいねぇ。

映画でもOKなんですが、2時間でまとめるのは無理そうなんで、是非連ドラで~。

八日目の蝉』でも思ったけど、最近の新聞小説は面白いねぇ。

次は『メタボラ』が待っているぜっ。へへっ。★★★★★


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ドラマ『グレイズ・アナトミー シーズン1』

2007-06-26 | ドラマ
なんじゃこのタイトルと思ったら、

グレイは主人公の名前で、アナトミーは解剖という意味らしい。

日本のサブタイトルは『恋の解剖学』

う~ん。微妙(笑)


ワシントン州シアトルの大病院を舞台に、過酷な医療の現場で

一人前の医師を目指す若きインターンたちが、恋に仕事に奮闘する

ドラマチック・ラブストーリーです。


出てくるのは、個性的なインターンたち。

さまざまな人間模様がくりひろげられます。

厳しい現実にぶち当たりながらも、彼らは成長していくそうで…。

ERをPOPにした感じかな。


しかし…メディカル・ドラマとしては11年ぶりに視聴率で「ER」を

上回ったそうですよん。


しかし、どうしてアメリカのドラマって女性がかっこええのんかしら。

偉大な外科医の母を持つ主人公。

やっかいな人間関係。責任の重さ。勝負の時。

第1話は、なかなか面白かったです。

7/18レンタル開始。詳しいことはココで。


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『探偵!ナイトスクープ』

2007-06-25 | Weblog
最近本が読めていない。

いや…読んでるけど、どれも分厚いんだよ~(笑)

ちなみに『悪人』『メタボラ』『塩の街』など。

とは言え今読んでいる『悪人』は面白い。

先が気になるけど、仕事にも行かなくちゃ~(涙)

と…言うわけで、本以外のネタが続くと思うぞ。フフッ。


さて…88年より関西エリアで放映開始以来、コアなネタと出演者の面白い

キャラクターで人気の深夜バラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』を

あなたはご存知ですか?


北に『水曜どうでしょう』があるとすれば、南は『探偵!ナイトスクープ』あり

でしょう…やっぱり(笑)


関西人ならば、必ず見ている番組です。視聴者が依頼し、探偵が解決していく

というもの。DVDも発売されてます。

ただ、作品によって面白かったり面白くなかったりもするんですけどね(苦笑)

笑いたい方是非。番組の放送エリアや時間はココをみて下さいね。


リンク追加しました~。すがぬまさんのブログ『初読者のススメ

読書入門的な本などを紹介されてます。心に残る名作なども。

まだ大学生だそうで…若いっす(笑)

是非行ってあげて下さいませ~。


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映画『守護神』

2007-06-24 | えいが
アメリカ沿岸警備隊を舞台に、伝説のレスキュースイマーと若き訓練生の

心のきずなを描いた感動ドラマ。


ケビン・コスナーと言うと、ハズレ感が多いんだよね(笑)

かっこいいんだけどさっ。

と…いうわけで、全く期待しなかったせいか、まぁまぁ面白かったです。

言うなれば『海猿』+『愛と青春の旅立ち』って感じ。


荒れ狂う波に、人命を救助しに向かう、救難士(海難レスキュー隊員)。

中盤までなかなか良かったです。それぞれにも過去があって…みたいな。


ただちょっとつめこみすぎ?キレイごとな気も。それに長くない?←けっこう辛口??

沿岸警備隊の全面協力によって生み出された迫力の海難救助シーンは

すごかったです。★★★★


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永井隆『一身上の都合』

2007-06-23 | な行の作家
20代から50代の男女、主に8人が登場する、この作品。

なぜ彼らは「一身上の都合」を行使して、会社を去ったのか。

そしてその後、どうなったのか…。


事実は小説より奇なり。人それぞれに人生あり。

そ~いえばありましたよ。北海道拓殖銀行や山一證券の破綻。

バブル時期を知っている私の年代としては、リアルに読めました。

それぞれの人生を垣間見ることのできる作品でしたね。


ただ、この中に出てくる人は第一線でバリバリと働き、野心がある人が

多く、自分とは隔たりを感じたことも事実です。

でも、リスクを背負っても、自分の夢に向かっていき、実現させる人は、

やっぱり素晴らしいな…と思いました。


思うに…自分のやりたいことを仕事にしている人、自分の実力で勝負できる

人が、サラリーマンやOLの中で、どれだけいるんでしょうか。

まぁ…会社の歯車で、誰にでもできる仕事をしている私のヒガミかもしれない

んですけどね(笑)


私のモットーは「お給料」=「我慢料」ですから(笑)  ★★


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映画『ショーシャンクの空に』

2007-06-20 | えいが
世に言う名作とは『ローマの休日』『大脱走』『ニューシネマ・パラダイス』

など…たくさんある。

そんな名作に入れてもいいのでは~と思ってしまうのが、この作品。

私は当時、試写会で見たのだが、終わった後、衝撃で席を立てなかったよ(笑)


無実にもかかわらず、ショーシャンク刑務所に収監されたアンディ

(ティム・ロビンス)。

口数少なく、時に静かな笑みを浮かべながら、彼は誰もが予想さえ

しなかった奇跡を起こす。

そんなアンディーの姿を、心からの友人となるレッド(モーガン・フリーマン)

の語りで綴っていく感動作(映画ちらしより)


1995年アカデミー賞7部門にノミネートされたこの作品。


すごいぞ~この映画。2時間23分ですが、長さは全く感じません。

目をそむけたくなるシーンもありますが、とても良い作品なので、

是非見て欲しいです。


ちなみに、原作はスティーヴン・キング『ゴールデンボーイ』の

中の「刑務所のリタ・ヘイワース」

まだ読んでいないので今度読んでみようかな。


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DVD『M-1グランプリ2006』

2007-06-19 | Weblog
ちょっと生活に笑いが少ないな~という時だったので、これをレンタルしてみた。


若手芸人たちが漫才日本一を目指して戦うM-1グランプリ。

ちきちきさんが「面白い!!」と絶賛されるだけあって、史上初の完全制覇で

優勝したチュートリアルは、めちゃ面白かったです。圧倒的な強さでしたね。

ちなみに、2006年度のM-1グランプリは、史上最多3922組の出場だそうで…。


キモくて、アブない徳井君。もぅ~最高やわ~。見た目は、かっこええのに。

絶妙のつっこみは、幼なじみならではですね。

♪自転車のチリンチリン♪

夢に出てきそうやわ(笑)


思うに…関東と関西の笑いって何か違うねん。

「エンタの神様」見てるけど、関東でものすごく受けてるやつでも、

私まったく受けへんやつ多いし。


あっ…でも今の私のマイブームは「にしおか☆すみこ」だよ♪ですけど。


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祐光正『浅草色つき不良少年団』

2007-06-18 | さ行の作家
時は戦前の歓楽境・浅草。ここに色の名前を冠にした不良少年団があった。

それは、紅・黒・黄の3つで、似顔絵ジョージこと、神名火譲二少年が仕切って

いたのは、構成員15名ほどの浅草黄色団だ。

彼は、紅色団の頭目である美少女・百合子の助けをかり、不思議な事件に挑む。


オール讀物推理小説新人賞受賞。


現代の漫画家が神名火老人(元黄色団頭目)に取材するスタイルで物語は展開

していきます。


不良少年団といっても、所詮は子供たちの集まりです。

しかも、その子供たちのほとんどが震災孤児。

そう…大正12年におこった関東大震災の…。

生きるために集まった彼らは、ある意味家族同然だったはずです。


物語はと言うと…密室で弟分の死体と一緒だったジョージ。

朝目覚めると、死体がもう一つ増えていた??

何かと事件に巻き込まれるジョージが、事件を探っていきます。


さて感想です。


ちょっと惜しーーい。私ラスト以外の2作品(書き下ろし)が、イマイチ好き

でなくて…(だってややこしいし、くどいから)

でもでも、それを差っ引いても、なかなか面白かったです。

デビュー作には思えませんね。

ラストは流れるような展開でした。

黄色団結成秘話や百合子の正体など。な…なるほどな~。


巻末の参考文献を見ても、作者がものすご~く取材して書き上げたのでは…

と思われます。


ところが、私はと言うと、浅草と言えば「人形焼」「天ぷら」「外人」しか

思い浮かばない生粋の関西人。大和川や淀川は分かっても、隅田川とか地名が

出てもピンとこず~。当時の浅草周辺の簡単な地図があれば、もっと楽しめた

気がしました。


確か本のオビには「ぼっ、ぼっ、僕らは不良少年探偵団」って書いてた気が(笑)

(←図書館本なのでオビなし。うろ覚えで間違ってたらごめん)


「気風のよさ、粋がいい、こっちとら江戸っ子でぃ」って感じです。

伊達男の煙草売りの六、堅物のジャンケン雅、辰吉、さくらの慶治、変装名人

の百合子など、魅力的な人物が登場します。そして、某大作家先生も。


続編は出版されるとみました。読んでみたいですね。


関東大震災と東京大空襲を生き抜いた、神名火老人のお話。

一度聞いてみてはいかがでしょうか。★★★★


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映画『あるいは裏切りという名の犬』

2007-06-17 | えいが
ソルトさんのブログで紹介されたのを見て気になっていた作品です。

最近はDVDになるの早いねぇ。


かつて親友だったふたりの警視の運命の物語。

出世のためなら手段を選ばない野心家のドニと、仲間から信頼も厚い実直なレオ。

レオはドニにはめられ、逮捕されてしまうのだが…。


息詰まる展開にドキドキハラハラ。

男たちの思惑、こちらまで伝わってくる緊迫感。


余計な映像は一切ない、骨太の人間ドラマでした。

面白かったです。

この先どうなるのーーーーと、画面にくぎつけになりました。

ラストも良かった。

スタイリッシュな映像を是非味わって下さい。


ちなみにハリウッドではロバート・デ・ニーロ製作によるリメイクも

決定しましたね。

また買占めかよ。いかんな~ハリウッド。


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小路幸也『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』

2007-06-16 | さ行の作家
東京下町にある老舗古書店『東京バンドワゴン』を舞台に4世代家族の

人情物語の続編。

そうです。先日読んだ『東京バンドワゴン』の続編です。


今回はクリスマスの朝のシーンからスタートします。

にぎやかな食卓シーンはいつものごとく、おばあちゃんの語り口が

いいんだよ~。

あったか~い、ぬる~いお風呂に入っているかのようなこの作品。

前回よりこっちの方が好きだな。


今回のメインは勘一おじいちゃん。

他には藤島の過去、藍子の三角関係??などなど。

特に春と夏のお話が好き。うるうるさせられちまったな。


1章に謎やらエピソードがうまく融合され、かつ不自然なく描かれている

のはみごとです(あっ…秋のところでは「ええっ」と思ったけど)

粋で江戸っ子な人情話。堀田家の行く末を今後も見ていたい。

小路さん 続編お待ちしてます。★★★★


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来年公開映画情報

2007-06-15 | Weblog
自分の興味あるのだけ、チェックしてみた。

ちなみに公開日は全米なのであしからず。


まずは08年5月全米公開予定の『インディー・ジョーンズ4』

ご存知、スピルバーグ監督とルーカス製作の冒険活劇。

ちなみに18年ぶりだそうで…ハリソン・フォードのほか、主要キャストは続投

らしいです。皆かなり年よってるんじゃ~(笑)

ちなみにハリソン君、毎日3時間ジム通いして鍛えているらしいです。

とはいえ、現在64歳ですからね。

今月クランクインらしいですが、大丈夫なのかな。


08年11月公開予定のダイエル・クレイグが続投する話題の007シリーズ

『Bond 22』。


公開日未定ですが、残虐な暴力シーンが話題にもなっているシルベスタ・

スタローンの『ランボー4』。こちらは17年ぶり。スタローンも60歳なんだね。


その他『ハムナプトラ3』『ナルニア国物語第2章』『ジュラシック・パーク4』

など、シリーズ大作が目白押し。


まずは今月公開の『ダイ・ハード4.0』を観なくっちゃね。

7/1の映画の日 混むかな~。


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辻村深月『スロウハイツの神様』上

2007-06-14 | た行の作家
人気作家チヨダ・コーキの小説のせいで、人が死んだ。

猟奇的ファンによる小説を模倣した大量殺人。

世間から非難され、どん底にいた彼を救ったのは、『コーキの天使』と

名乗る少女からの手紙だった。


「スロウハイツ」に集まったのは、7人のクリエイターやその卵たち。

彼らの苦悩と葛藤が描かれる青春モノ。


負けん気で反骨精神の強いオーナーの環をはじめ、丁寧すぎる人物紹介。

ちょっと長くないか?


後半は面白かったです。

やはりただでは終わらぬ辻村作品やな。


下巻の紹介を見るとある人の出現で、思わぬ方向へゆっくりと変化し始める

そうで…。


ところが


図書館に下巻がなーーーーーい(涙)

不穏な空気とか、驚愕の事実とか、気になるキーワードだらけやん。

どんな結末になるのかな~。はよ読みたいのに。

しかし辻村さんは、心に響く手紙を書くのがうまいねぇ。★★★


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映画『デーヴ』

2007-06-13 | えいが
大統領の代役を勤めるのは、実は替え玉だった。

彼の活躍を描いたハートフル・コメディ。


主演は芸達者のケビン・クラインとシガニー・ウィーバー。

これで面白くないはずはない!!

この作品かなり好きです。DVDも持ってます。本当に元気をくれる作品なのです。


あえて内容は言いません。

私は警官に車をとめられるシーンが好きですね。「トゥモロ~♪」と

歌いたくなっちゃいます。音楽も素敵です。

なんと言っても大統領夫人役のシガニー・ウィーバーが可愛い!! 

『エイリアン』と戦っているだけじゃないですよ~。


楽しい作品をお探しの方に、是非にとオススメしたい作品です。★★★★★


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新堂冬樹『日本一不運な男』

2007-06-12 | さ行の作家
曙出版に勤める三沢太一は32歳。今日は婚約者のまどかの誕生日。ところが

ひょんなことから拉致され、組長の娘を殺すよう命じられてしまう。


以前挫折した『ぼくだけの☆アイドル』に懲りず、また同じ香りのする本を

借りてしまった(苦笑)


では感想。かなり辛口。新堂ファンは読まない方がいいかも。


とっても現実感のないスタートで、内容はうすい。

心に響くものは何もなく、主人公がどうなるかだけが気になり読みすすめた。


度胸づけに試されるトレーニングや任務、もぅ合点のいかぬことばかり。

一応残虐エッセンスも入れとこか~みたいな。

展開にはびびったけど、予測がつくオチだった。


うーん。私には合わなかったねぇ(苦笑)★★


新堂氏にはコメディや恋愛物より『黒い太陽』のような、ドロドロ系の方が

合ってると思うし、もしくは私の好きな『僕の行く道』のような、親子の愛

みたいなのを描いて欲しいと思ってるんですけどね~。




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