パンガンダラン3(2013/06/09)

パンガンダランの西側の海岸から、陸続きの岬の裏側にPasir Putih（パシールプティ＝白い砂）という浜辺がある。

そこへ行くには舟を借りて行くか、歩いて行くか。
駐車場でどちらがいいか尋ねると、歩けばかなりの距離という。

そこで5万ルピア（邦貨で約500円）で船を借りて行くことにした。
パシールプティの30mほど沖は深さ1mで透明な水に透けて見えるのはサンゴ礁。
残念ながら天候不順で波が高く、写真もうまく撮れなかった。

陸へ上がるとサンゴの死骸と白い砂。



白いと言ってもほとんど日本の浜辺に砂と変わらない。
言われてみればインドネシアの浜の砂は確かに黒い。

舟の数に対して陸にいる人影がやたら多い。



歩いて来たらしく、どのくらいかかるかと尋ねたら、何と「10分ほど」と言うではないか。
駐車場で尋ねた人はどうやら船頭と結託しているようである。

やや腹が立ったが、借りた船を500円払ってお払い箱に。
帰りは歩いて帰ることに。

すると、いきなり出くわしたのが、野生の猿。



赤ん坊を抱いた母猿。
そーっと近寄ってシャッターを切った。

が、もっと近づていても一向に逃げない。
どうやら人を恐れないようである。

それからやや行くと、



Goa Japang（ゴアジャパン＝日本の洞窟）に出くわした。
そばに石碑があり、太平洋戦争の時に日本兵が米軍を迎い打つために籠城した場所のようである。
中は真っ暗で、薄気味悪かったので足早に去った。

写真を撮りながら駐車場まで15分であった。
何となく500円が勿体なく思えて仕方なかった。

（つづく）