
*ハズレなしの「逗子イタリアン」
池田通り近くの閑静な住宅地にひっそりと佇む、いわゆる“隠れ家的な”お店です。少々わかりづらい立地ですが、路地の入口に大きな赤い看板が出ているので、誘導?に従えばOK。
入口ドア横の壁にピッタリと横付けされた“伝説の名車”フェアレディZが目印、客層はご近所さんがほとんどなので、一見の方はちょっと入りにくいと思うかも知れませんが、常連客を特にひいきするような接客はしていないので、全く心配ありません。
若いスタッフが「いらっしゃいませ!!」と元気な声で迎えてくれます。
最近はコースも始めたようですが、断然アラカルト料理がオススメです。その日の朝仕入れた新鮮な海の幸、無農薬のお野菜など、厳選食材をふんだんに使った魅惑的なメニューが店内の黒板にビッシリ書き込まれていて、思わずオーダーを迷ってしまうほど。しかもどれを頼んでもハズレません(全部食べたわけじゃないけど多分間違いない)。
とっても食べ応えがあるだけではなく、ビックリするほど美味しいんです。私は何度となく舌の肥えた友人を此方へ連れて行きましたが、このお店の料理を絶賛しなかった人は1人もいません。
ちなみに最近(4月)のオーダーは、
極太グリーンアスパラガスの揚げもの(そば粉を軽くまぶしてカラリと)、水牛のモッツァレラと熊本産フルーツトマトのカプレーゼ(トマトの美味しさは奇跡!)、小坪で捕れた海の幸のマリネ(地蛸、アオリイカ、エビを色々な根菜と)、若筍の網焼き(ヤングコーンかと思うほどの柔らかさ!)、海の幸のフリット(ショウサイフグ、帆立、車海老、ヒメコ、鱧。火の通し加減が絶妙!半生っぽさがたまりません)、芝海老とシラスのピッツア(逗子・葉山の定番)、プリプリ浅蜊がたっぷりのボンゴレビアンコ、などを4人で。私はこの後バニラジェラートのエスプレッソがけを追加。これで(お酒を頼まなければ)1人あたりの支払いは5,000円ちょいです。
どれもごくシンプルな調理法の料理なのに、どういうわけだかホントに美味しい。一皿の量も十分なので、グループで利用する方がお得感(色々食べられて安く上がる)あり。
でも、お値段の方は決して安くありません(笑)。この界隈の飲食店とは思えないほど「強気」な価格設定です(特に酒)。
なので、「少々高いお金を払っても文句ナシに美味しいものが食べたい!」という時にどうぞ。「安くて美味しいお店」もこの辺には結構ありますから。
人に教えるのがもったいないような、もっとみんなに知ってほしいような複雑な気持ちにさせられるお店です。
しょっちゅうというわけではないけれど、混んでいて入れないこともありますので、予約してから行くのがいいでしょう。
看板が派手なわりにお店の構えは至って地味なので、うっかり通り過ぎないよう気をつけて。

□12:00~15:00 18:00~23:00
□火曜定休
□駐車場なし
□逗子市逗子7-1-51
□046-872-1551
※逗子銀座商店街を海岸方面へ直進、交差点を渡り、池田通りに向かい右折。古本屋と鮮魚料理 満天 の間の路地を左折(ここに看板あり)。
ここのお料理は、素材の素晴らしさと、それを最大限に活かす調理の加減に、拍手です。
この湘南という土地の海と山の春夏秋冬、それぞれの季節の恵みをシンプルに、でも、最高に美味しく提供してくれます。
ちょこっとだけ強気なお値段に相応しい、お出かけになっても損のないお店です。
…そう言うワタシも中学校の担任(店の近くに住んでいる)に教えてもらったんだけど(ボソッ)。
クチコミって、バカに出来ませんよねぇ。
此方はメディアに全く露出していないにもかかわらず、もはや地元で知らない人はいません。
なので、すでに「ナイショ」のお店にしておくのは不可能かと。
誰とは言いませんが、有名芸能人の目撃談もありますし…。
平日なら予約ナシでも大丈夫だと思うけど(ダメでしたか?)。
私は、近所の友人と週末の夜10:00過ぎに突然伺ったりしておりますです。
確かに、閉店間際まで大賑わいですが。
ホントに美味しいお店って、派手な宣伝なんかなくても繁盛するものなんですね~。
近所にステキなお店があって幸せです