
*四季折々の表情が楽しめる「花の寺」
1327年に夢窓疎石(むそうそせき)を開山として創建された、通称「花の寺」。
その名の通り、四季を通じて様々な花を見ることが出来ます。冬の水仙、春先の枝垂れ梅やボケ、お花見の季節には山桜。あまり知られていませんが梅雨の時期の紫陽花もきれいです。夏真っ盛りの今頃は山々の緑が生き生きとしていて、ひっきりなしに聞こえる小鳥のさえずりとともに心和ませてくれます。秋の紅葉も素晴らしいのでお薦めですよ。
私にとっては、癒しの空間-「竹寺」報国寺と並ぶお気に入りスポットなのです。
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沸き水で手を清めてから中に入ります。
最寄のバス亭(大塔宮)からでさえ山道を約20分―。
寺門をくぐってから本堂に到着するまで、石造りの(てか、ただ積んである)階段で急斜面を延々と上るという過酷なアプローチ所以か、訪れる人は他の寺社に比べると少なめです。
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でも、バスを降りてものの5分歩いたところで聞こえてくる小川のせせらぎ。ウグイスやシジュウカラの声。目にもまぶしい木々の緑。日頃のめんどうな「あれやこれや」を忘れ、思いっきり癒される一瞬です。自然の偉大な治癒力?を感じます。
文学者たちが愛したお寺でもあり、境内には文学碑も多い。
高台に位置しているので、晴れた日には富士山を眺めることも出来ます。


岩盤を抉り取って造られたというダイナミックな景観のこの庭園は国の名勝に指定されています。
■端泉寺
□9:00~17:00(10~3月は16:30閉門)
□駐車場あり
□鎌倉市二階堂710
□0467-22-1191
□拝観料は100円
※大塔宮行きバスで終点下車、徒歩17分
