ナンシー・Chang!のおいし~生活

湘南(住まい)&東京(勤務地)で見つけた、あんなこと、こんなこと。

エリゼ光でいただいたワイン/080905

2008-10-03 03:07:53 | お酒のお話

Rubaiyat Muscat Bailey A Barrel Aged
ルバイヤート マスカットベリーA 樽熟成 2006

*「世界に誇る日本のワイン」造りをめざして

9/5に エリゼ光 でいただいたワイン。
Rubaiyat(ルバイヤート)とは、ペルシャ語で四行詩集という意味で、詩人の日夏耿之介氏が命名しました。
エリゼでは何年も前からおなじみですが、生産量の少なさからなかなかお目にかかる機会がないワイン。

生産者である丸藤葡萄酒工業(丸藤ワイナリー)は、1890年創業の歴史のあるワイナリーです。
現在は、東京農業大学卒業後、ボルドー大学やトップシャトーでワイン造りを学んだ3代目の大村春夫氏を中心に、常に世界を視野に入れたワインを造り続けています。
大村氏は、日本の生産者のほとんどが南米から輸入した濃縮還元ジュースでワインを造っていることを嘆き、「本物のワイン」を守るべく品質基準審査委員会を設立しました。
勝沼ワインの原産地呼称制度を確立させたことでも有名な方なのです。

「日本でもフランスと同じようにその土地のテロワール(土壌や気候を含めたその土地の個性)を大事にするべきだ」との考えから、大村氏は日本独自の葡萄品種にこだわります。
ヨーロッパ品種だけでなく、日本品種の個性を確立したいと「甲州種」に徹底的に取り組み、今では「最高峰の甲州ワイン」と言われるまでになりました。
甲州ワインは日本酒とよく似た成分や特性を持ち、ワインではあり得ない「生の魚」との相性や味噌や醤油と抜群の相乗効果を生み出します。

1.日本固有の葡萄品種「甲州」
2.ルバイヤートの「マスカットベリーA 樽熟成」
鮮やかなルビーレッド、キャンディみたいに甘い香りとライトな口当たりが魅力のミディアムボディです。
3.ワインカーヴ
4.最高峰の甲州ワイン「ルバイヤート甲州 シュール・リー」
5.丸藤ワイナリー外観

そして、この「ルバイヤート マスカットベリーA 樽熟成 2006」も日本固有の葡萄から生まれたワイン。
マスカットベリーA種は、川上善兵衛氏がベリー種とマスカット・ハンブルグ種を交配して開発した赤ワイン用品種です。新酒として造られることが多かった品種ですが、近年熟成することで多様な可能性が見えてきました。
最近では多くのワイナリーがマスカットベリーAでより高品質のワインを目指し、樽熟成やコールドマセレーションなどの技術を駆使して、意欲的なワインをリリースしています。

ベリーA種のワインを古樽で15ヶ月間熟成。さらに、丸藤ワイナリーが以前から注目しているプティヴェルド種のワインを新樽で13ヶ月間熟成。

産地:山梨県勝沼町/日本
生産者:丸藤葡萄酒工業
品種:マスカットベリーA89%、プティヴェルド11%
ミディアムボディ
1405本 限定瓶詰め


※いっしょにいただいたお料理は こちら

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