「猫ちぐらと獅子の穴」・・・日本語にすればこの通りのタイトルの特別展が自然史博物館で開催されています
原語タイトルは「Katzenkorb&Loewengrube」(文字化け防止のためウムラウトの部分をоeで書き換え)
つまり、猫さんを中心にネコ科の方々を剥製や美術作品で紹介する展覧会です。
ちなみに、ライオンはネコ科大形獣の中では例外的にオオカミのようにチームワークで獲物をしとめますから、トラのように森住まいではないし、穴ぐらに住むとは思えないのですが、旧約聖書や神話にでてくるライオンさんは穴ぐらとセットで描かれています。昔は、そういうライオンさんも生息していたのかも知れません
さて自然史博物館に入って中央階段を上がると、踊り場に特別展の「ご案内」展示があります。
まず、自転車の後ろに付けた篭でスヤスヤ寝る猫さん
可愛いので色々な角度から撮りました
赤い札には「起こしたり、食べ物を与えたりしないでください!」と書かれています。
しかも、お腹が静かに上下して、本当に生きているよう
見に来ていたほかの人たちも「ひょっとして生きてるの?」と驚いていましたが、もちろんジョークですね
いくら猫さんが寝子だと言っても、こんなところに閉じ込めっぱなしにはできません。電動で呼吸しているように見せているのだと思います。
ほかの「ご案内係」
ヤマネコさん
獅子さんの彫刻
更に階段を上がると向こうにヒョウさん?
特別展入り口:チーターさんかも知れませんね
ピンボケ写真を沢山撮ろうと思っていたのですが、残念なことに特別展だけ撮影禁止
でも、会場外側にゲーテの詩がありました
自由に訳すと・・・
食べるために生まれてきた、撫でられるのが仕事だ
うとうとしながら、この世はいいものだと思うよ
膝の上で喉を鳴らし、ベッドで休憩する
お気に入りのポーズで、太ってても痩せててもいいのさ
誰もが私を神々しい動物だと感心する
口ごもったり、あやしたり、賞賛したりする
お腹や耳の後ろや手を優しく撫でてくれる
私は来世でも猫に生まれるのを選ぶよ
帰りの通路で見たポスター
左上の彫像(人物とライオン)は多分「アンドロクレスとライオン」の話ではないかと思います。
この特別展は10月まで続くので、また見てこようと思います
会場の様子はこちら(画像検索で見つけたもの)
追記:この会場の写真を見ると、奥のほうに「アンドロクレスとライオン」らしい絵が見えます。つまり、彫刻ではなく絵画ですね
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