気ままな日々を 思いつくままに

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サイレント スプリング

2007-04-29 22:22:57 | 我が家の庭
今日我家の藤は満開になった。花房は15センチくらいで、風格には欠けるが、花の数は、昨年よりかなり多くなっている。満開になるのに時間はかかったが、咲いてみると、中々のものであると思っている(自己満足)・・・ しかし非常に気に成ることがある。フジの周りが非常に静かなのです。昨年までは、藤の花が咲いている間は、ぶ~~~~んと言う羽音が常にあり、そこには黒い身体に黄色い線を持つスズメバチが、辺りを我が物顔に飛び回っていたのです。今日のような満開の時には、10匹から酷いときには20匹くらいのスズメバチが飛び回り、蜂同士で勢力争いを繰り広げていました。ボスのような蜂が、新参に体当たりして、屋根の上まで追いかけっこを繰り広げていました。今年はそれが無いのです。朝、外に出ても今年は3匹以上藤の花に来ていません。そして、自分の姿を見ると、あっという間に飛び上がり、姿を隠してしまいます。スズメバチって敵を判別する頭をもっているのでしょうか。今までなら、自分が外に出ると攻撃してきたスズメバチの変わりようはナンでしょう。そしてその蜂が飛び去ったあとの静寂をなんと表現したらよいのでしょう。何の羽音もしないのです。サイレントスプリング 何十年か前に環境破壊を訴えた本が出版され、衝撃を与えられました。まさか、我家でこんな形で現れるとは思ってもいませんでした。アメリカでは、蜜蜂がいっせいに姿を消したと報じられていました。我家の藤に飛来する、スズメバチ以外の蜂なども、昨年より明らかに少なくなっています。勿論スズメバチに沢山着て欲しいわけではありません。しかし・・・ 今まで来ていた蜂が、来なくなることも歓迎することでは有りません。家の近くに有った湿地が破壊されてもう10年以上は経ちます。それ以降、それほどの環境の変化があったようにも思えません。あるいは、どこかで破壊の一線が越えられたのかも知れません。自分たちにとっては、昨日の続きが、スズメバチにとっては、決定的は破壊が有ったのでしょうか・・・

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