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小説を越えた現実 

2007-04-25 19:43:56 | 生活の中で
その昔、田中芳樹の小説に、超能力四兄弟 創竜伝 なる未完の小説がある。人間に変身させられている、天上の竜王が、人間界・天上界を問わず、巨悪と立ち向かい、乗り越えてゆく、御伽噺であるが、人間界に関しては妙にリアルティのある設定がなされていて、何か現実に起こっているような気がしながら読んでいたものであった。人間界を飛び出し、天上界を暴れ回り、また人間界に戻り、現政府に対抗して新しい幕府を創設したところで中断したのだが、要するに現実の醜さに小説が追いつかず、筆が折れてしまったのではないかと思っている。アメリカの占領政策による、愚民化教育の行き着くところを、いかにも小説家らしく、誇張して書き進めていたのが、小泉が出るに及んで、小説家の想像力を超えてしまい、現実の方が先行するようになったのが、この小説が未完に終った大きな原因でないかと思っている。なぜこんなことを書き始めたかというと、近頃の風潮が、権力者のおごりにせよ、付和雷同の社会状況にせよ、志の低さにせよ、戦後の政府というより裏にいたアメリカの思うままになり、この国が根底から腐ってしまっていると思えることが多くなっているからです。イラクの時も、アメリカの言うままに兵を出し、無料のガソリンスタンドと、無料のタクシーはいまだに続けている。それも税金が有り余っている時代ならいざ知らず、生活保護費や、障害者の支援を打ち切っ、てアメリカに奉仕しているのだから、なにおかいわんやです。さらにはアメリカ軍がグアムへ移転する費用すら、何兆円も出してやるというのですから呆れて物も言えません。牛肉の問題でもそうですよね。半年くらいの間に4回も5回も協定違反をしているアメリカを信用して、アメリカの言うがままに輸入させようとしていますよね。この国の自民・公明の与党にとっては、国民の健康よりも、ブッシュの票田 牧畜業者のご意向の方が大切だと考えているのでしょう。やっとここで今日の本題です。最近はニートやフリーターが自民や公明を応援することが多いといいます。自国の歴史も知らず、どんな流れで現在があるのかも教育されず、本も読まなければ、見るTVは、馬鹿なお笑い芸人のバラエティだけ。脅しには感嘆に屈し、電車の中で若い女性が暴行されていても誰も助けに入らないどころか通報もしない。母親がわが子を殺すし、2・3年前でしたか、交番に逃げ込んできた被害者を追い出して、殺されるのを警官が見てみない振りをする。完全に箍が外れて仕舞っています。ばかばかしい小説がノンフィクションになるようでは洒落にもなりませんよね。書いていて憂鬱に成ってきました。 明日はもっと明るい話題があるといいですね・・・・
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