昨日のパックインジャーナルは久し振りに聞かせた。温家宝首相の来日に関して、久し振りにゲスト出席した葉千栄氏がその独自の分析を中心に、さすがのレギュラー出席陣をも、聴かせる場面もあった。今回の来日の中国側の狙いについては、日本側から3っのセンテンスを求めていたという。二つの中国を認めないこと。中国という国と、台湾という国という考えもとらないこと。最後に台湾独立を支持しないこと。この3っであるという。これは共同宣言には言葉としては、以前の日中共同宣言を遵守としか表現されていないが、安倍総理が恩家宝総理に対して、口頭でその旨を述べたという。葉さんに言わせると、具体的な行動としての、言葉が求められていたということであった。温家宝と江沢民との対日政策の差ということがよく言われるが、現在の流れは以前から引き継続ていることで、その流れは変わっていないとの分析も田岡氏からなされていた。ここで日本の政治との絡みで台湾問題が論じられていたが、安倍総理の周辺にいるタカ派は要するに親台湾派であり、台湾海峡有事に備えて、アメリカ軍と共同で戦争が出来るように、9条を廃止するよう運動している政治家が多く集まっている。その前提になるのは、中華人民共和国が、台湾を統合しようと、台湾海峡を越えて侵略し、それをアメリカが阻止しすると言う、ストーリーがある。しかし現状においては、アメリカは絶対に台湾の独立なぞ、認めることはない。武器も売らないことを決めている。台湾にしても、その対外投資の70㌫以上が本土向けであり、農産物すら20種類以上が、本土から無税で輸入されているという。台湾は中国の一地方の問題であり、国際問題ではない。アメリカも中国も台湾もそして日本ですら、台湾問題は現状維持が最良の選択になっている。確かに素人目から見ても、香港やマカオをあれだけ上手く統合している様子を見ていると、一国2制度どころか3制度になったところで上手くいくだろうとの気はする。まして中国に、今台湾を統合するつもりが全くない以上現状で今後も続いてゆくのだろう。一方日本にとっても有益な会談だったという。安倍総理の最重要課題である「拉致問題』にハッキリした支持をうる事。国連の常任理事国入りの支持をうる事。東シナ海のガス田開発を話し合いの場に乗せること。この3点に関しては、拉致問題に関しては、理解と同情から、早期の解決を希望し、必要な協力が声明の中に取り入れられた。さらに国連改革にも一歩前進があったし、東シナ海のガス田海域に関しても、双方が受け入れ可能で比較的広い海域で協力することが共同声明に合意されているという。さらに、日中の防衛当局間に3本のホットラインを設置することも合意されている。最近になって米中間にホットラインが設置されることが確実に成ったので、日中間にも設置が可能に成ったらしい。勿論日米間にホットラインがあるのだから、日本・中国・アメリカ三国はホットラインで結ばれることになり、その相互信頼は非常に高くなっているといえると、結論付けられていた。
fujino花芽が3日間でこれだけ大きくなりました。予想より少し遅いかな???
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