うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

夢から覚めた泡沫のごときだよ、人生は・・
せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

春の愉しみ 草大福作り(1)

2020-04-19 16:52:43 | グルメ

草大福の草である。

先ずはヨモギ摘みからだ。山荘の庭や菜園の周りにヨモギは厄介なほど出る。出始めの今は葉も柔らかく如何にも美味しそうだ。 都会と違って排気ガスや犬猫の糞は心配ないのだが、猪や鹿までは致し方ない。

まあ、これくらい有れば、今年の数回分は有りそうだ。

 

細かな枯草や余計な雑草を水で洗いながら、菜箸で取り除く根気のいる作業だ。

重曹を加えた熱湯で1、2分茹でる、灰汁抜きと鮮やかな色が出る。

色止めと重曹を落とす為に冷水に晒して冷ます。

餅にしたときに混ざり具合が悪かったり、筋っぽかったりするのでなるべく細かくする。

これを、よく絞ってラッピングして冷凍すれば1年くらい保存利用できる。

冷凍したものを冷凍状態で刻むほうがよく切れる。

ここまでが、草大福(1) ヨモギ摘み編である。

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友を恋うる

2020-04-03 22:14:32 | 日記・エッセイ・コラム

僕にとって君は、青春そのものだった。
それぞれに一つ目の挫折を抱え、人生に向かう不安を抱え、そして同じ匂いを感じた君だった。
君を知ってから丁度50年経つ。
罵りあい殴り合った時も、不思議に互いに許しあっていたのだろう。
君の拳に恐れは無かったし、関係が切れてしまうと云う気持ちも生まれなかった。


今、君の病を知り、今まで思ったことも感じたことも無かった寂寥の中に居る。
独り、デイブブルーレックやデュークエリントンや山下洋輔ばかりが僕の周りに響いている。


君が本当にやりたかった事を知っていたし、僕は其のことに一種嫉妬していたのかも知れない。
あれ以来、あんなにも激して論じた事は無いけれど、激したあの時は僕の今まで生きる場面場面で無くてはならない根拠であった。


時の少なくなった今更思う、僕らはもっとゆったり愉しみの時を過ごせなかったのだろうかと。
君が巣食った幡ヶ谷の幽霊小屋のようなスナックの破れたスッールに腰掛け喰った乾いた味のインスタントラーメン
そこで鳴らし聴いたジュークボックス  アダモの雪は降る
幡ヶ谷商店街の札幌ラーメン”コタン”のニンニクを効かせた味噌ラーメン
裏通りにあった定食屋の鯖塩焼き定食に目玉焼きを喰いながら聞いていた、陽水の”傘が無い”
腹をすかせた僕らに辛口カレーをてんこ盛りにしてくれた道玄坂ムルギーの親父さん
僕が君に導かれジャズの洗礼を受け、狂乱と懊悩の中の君が崇高にさえ思えた新宿のピットイン
そして、夜中に独り起きだし音を絞ったエレキギターの弦を弾く君を・・・・


一つ一つが、僕の伝説だ。


今、君が魔病の淵に居たとしても、僕は君を羨む。
僕には、君を思うような僕が居ないから・・・・

 

 

コメント (2)
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間伐失敗

2020-04-01 17:59:18 | 農作業

竹林の間伐に続いて、杉の間伐をと!!
直径25cm程度の杉が2本生えている。


大樹の枝打ちの前にこの2本を間伐し、その間伐材を竪穴式小屋の柱に利用すべく伐採に挑んだ。
昨年の栗の木伐採と比べればと、ちょっと甘く考えたのが・・・・・
樹木伐採では伐倒方向が最も重要であるとは充分承知のはずが・・・

昨年から、やっと実を付け出した干し柿用の大事な柿の木を、傷めてしまった。
上部の大樹の張り出した枝に掛かるものと思っていたのだが、思惑外れである。
一番下の大枝の付け根からバッサリと幹の三分の一厚さで縦40cm程度裂溝してしまった。

近所の果樹園主に教授された樹木保護剤を、急ぎ農協まで走って手に入れた。
枯れ死にを避けたいのだが、難しいかもと言われた。


桃栗三年柿八年である、もう一度植えなおしても実を成らせるまで当方の身が保つかどうか?????
芽吹きを祈って待つことに・・・

コメント (1)
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