うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

夢から覚めた泡沫のごときだよ、人生は・・
せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

山荘裏山の大峰山へハイキング

2016-11-08 21:21:39 | 四季

果樹園アルバイト、自家菜園の玉葱植え付けが一段落したので、裏山の大峰山へハイキングした。

ハイキングには弁当が付き物!!

 

鮭に奥さん手作りの海老シュウマイ、柿の白和えと里芋の胡麻汚しを添えると、立派なお弁当です。菜園産の高菜漬けまぶしのご飯。

大峰山は山荘の裏山にあり、車で10分位で登山口に着く。

此処を拠点にし始めた10年前から、事ある毎に弁当持参でハイキングしたものである。

大峰山の中腹、海抜1000mに大峰沼があり、此処に立派な町営キャンプ場があった。常設バンガローや売店、センターハウスがあり、近隣の小中学生の格好のアウトドア体験上となっていた。

しかし、しかしだ。5~6年前町村合併の末、月夜野町が消滅し”みなかみ町”になったとたん、これが廃止!!  その結果、此処一帯が山ビルの巣窟と化してしまったのである。 これに関しては、2015年4月の当ブログでも掲載しているので、参照ください。

霜も降りたことだし、山ビルも活動停止しているだろうと、久し振りの訪問である。

標高を上げるとどんどん紅葉が進む。

大峰沼までは、30分位で着く。以前は湖一周のハイキングコースも有ったのだが、未整備のため利用禁止となっていた。

友人たちを招いて、ビールやワインと弁当を持って此処でアウトドア宴会を楽しんだのが懐かしく思える。

アメリカの哲学者ヘンリー・D・ソローの名作”森の生活”に出てくる、ウォールデン湖を模して楽しんだものである。

此処から凡そ40分で大峰山山頂展望台である。

此処は相変わらず展望の無い展望台である。せめて展望台と名付けるなら、周りの灌木を少し切ってくれてもと思うのだが・・・

独占して昼食を取っていたら、ハイキングパーティ4人組が現れ挨拶もそこそこに、下山開始した。

遠望するのは、上州武尊岳である。 右手には沼田の河岸段丘や更に右手に赤城山が望めるはずである。 左手には谷川岳が冠雪した姿が・・・ まったく展望しない!!

 

膝の痛みを庇いながら、登りと同タイムの40分で大峰沼へ到着。

こんなに、すばらしい自然の存在を、地元の人々はご存じないようである。と、云うより、大切で貴重で価値のあるものだということをご存じないのだと思う。

大河ドラマにアヤかって、勝手に畑に使って荒れ果てていた名胡桃城址を急ごしらえで石垣を組んでみたり、一過性の中国観光客目当てのみなかみ町温泉の売り込み等、射程の短い視線としか思えない観光施策である。

サスティナビリティの真反対の施策と取り組みに思えてならないのだ。

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山荘の秋色と玉葱の植え付け

2016-11-07 22:24:36 | 四季

朝食のパンケーキの後は

 

玉葱の植え付けの時期である。昨年も500本植え付けて、460個の収穫を得た。

玉葱の主産地である淡路島と佐賀県で収穫激減だとの情報があるが、価格高騰の話も聞かない。

だからと云う訳でもないのだが、今年も買い入れ苗440本と自家栽培苗70本合計510本を植え付けた。

昼食のドリアを挟み、朝7時から腰を労りながら植え付け完了したのは、午後3時

玉葱の横には、高畝でニンニクを植え付けた。

後片付けをしながら、山荘の秋色を楽しんだ

 

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哀悼

2016-11-07 08:08:38 | 日記・エッセイ・コラム

偉大な先達が亡くなって、1か月経った。

やっと、追悼の思いを表する気持ちになれたので、一文を草する。

 

逝ってしまった先達を今更ながら想って

 

貴方は、いつも先頭を歩いていた。

貴方と一緒に歩いた、幾つかの山と幾つかの異国の旅は、その都度ごとに僕に幾つかの啓示を与えてくれた。

 人の世の許せぬ卑劣さと素知らぬ顔で過ちを認めぬ者たちへの大いなる怒りと。

そして、貴方が生涯燃やした山への憧れと

貴方は偉大な先達のまま、僕との短い出会いの時を歩み去ってしまった。

今、僕が此処にこうして居るから、今こそあなたが欲しいのだ。

 共に過ごした酒と焚火と語らいの中で、あんなにも若々しく、そして憎々しげに、僕を挑発した貴方を今こそ求めるのだ。

 生への拘りさえ、己の尊厳に比すれば軽いものだと、貴方は逝ってしまった。

其の死に様まで、僕には一つの啓示のように聞こえるのだ。

まことに見事なペースメーカーとして、貴方は何時も先頭を歩いた。

貴方の後を、幾人もの人々が歩きたがった。

そして、死が訪れる数か月前まで、こよなく愛した山々を強靭にも歩いた。

 もう一度で良いから、九十九折のガレ場を歩きたかった

 もう一度で良いから、焼けるような異国の酒を飲み交わしたかった

祈る術を持たない僕は、今はもう、数少ないけれど熱かった貴方との時を想いながら、独りくどくどと酒を飲む

 

先達として、敬愛する数少ない友人として逝ってしまった、Mさんへ

睡夢人

コメント (2)
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