うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

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せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

福島原発汚染水

2018-09-30 09:25:10 | 社会・経済

少し前に"福島原発汚染水海洋投棄についての公聴会"のニュースが有った

このニュースは結構広く各メディアが取り上げたように思うが、今月28日のニュースは大手では新聞でしか報道されていない。

事は吃驚すべき内容に思うので、記憶に留めるべく転掲載する。

 

汚染水、浄化後も基準2万倍の放射性物質 福島第一原発

0928 22:51朝日新聞

福島第一原発の敷地内のタンクにたまる汚染水について、東京電力は28日、一部のタンクから放出基準値の最大約2万倍にあたる放射性物質が検出されていたことを明らかにした。今回分析した浄化されたはずの汚染水約89万トンのうち、8割超にあたる約75万トンが基準を上回っていたという。

 東電や経済産業省によると、多核種除去設備(ALPS)で処理した汚染水を分析したところ、一部のタンクの汚染水から、ストロンチウム90などが基準値の約2万倍にあたる1リットルあたり約60万ベクレルの濃度で検出された。東電はこれまで、ALPSで処理すれば、トリチウム以外の62種類の放射性物質を除去できると説明していた。

 東電は今後、汚染水の海洋放出などの処分法を決めた場合は、再びALPSに通して処理する方針も示した。タンクに保管されている処理済みの汚染水は現在94万トン。現状の処理能力は1日最大1500トンにとどまっており、再び処理することになれば、追加の費用や年単位の時間がかかるのは必至だ。

 基準値を超えた原因について、東電は、2013年度に起きたALPSの不具合で、処理しきれなかった高濃度の汚染水がそのまま保管されていることや、処理量を優先し、放射性物質を取り除く吸着材の交換が遅れたことなどを挙げている。今後、吸着材の交換時期を見直すなど対応を検討するという。ただ、今後も基準値超えの放射性物質が検出される可能性は否定できないと認めた。

 東電は、こうした測定値をホームページで公表していたが、積極的には説明してこなかった。「掲載しただけで満足していたのは大きな反省点」としている。

 今年8月に福島県などで開かれた経産省の公聴会では、汚染水の中にトリチウム以外の放射性物質があることに批判が集まっていた。(小川裕介、石塚広志)



タンクの大半で基準値超過、福島

汚染水処理後の放射性物質

2018/9/28 21:50©一般社団法人共同通信社

東京電力は28日、福島第1原発の汚染水を浄化した後にタンクで保管している水のうち、約8割に当たる75万トンで、トリチウム以外の放射性物質の濃度が排水の法令基準値を超過しているとの調査結果を明らかにした。今後、海洋放出など処分をする場合には、多核種除去設備(ALPS)などで再浄化する方針を表明した。

 101日に開かれる処分方法を検討する政府の小委員会で報告する。

 東電は第1原発で発生した汚染水をALPSで処理するがトリチウムは除去できず、タンクにため続けている。



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1 コメント

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原発政策 (すなおか)
2018-10-01 19:22:27
本当に困ったものです。政府は、東電に
責任をかぶせて知らん顔。もともと原子力
政策は、政府の専任マターで、都合が悪く
なると企業の責任にする。
このままいくと汚染水はこれからも放出
されるので無限大に近い戦いが続くこと
になる。
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