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労働規制打破の裏で…竹中平蔵氏“パソナ関連予算”倍増計画

2015-05-14 | 労働ニュース
農業、労働など“岩盤規制”の撤廃にシャカリキの安倍首相に政府の有識者会議の一員としてハッパをかけてきたのが、慶大教授の竹中平蔵氏(63)だ。竹中氏は元日のテレビ番組で「日本の正規労働ってのが、世界の中で見ても異常に保護されている」と言ってのけた。こうして労働者を守る規制を破壊するウラで、竹中氏は税の恩恵を享受している。

 竹中氏が深く関与しているのが、内閣府に設置された「官民人材交流センター」事業だ。13年に国家公務員の早期退職募集制度が施行されたことに伴い、再就職などの支援を行っている。業務は民間企業に開放され、企画競争による随意契約で、業務を独占受注しているのが、人材派遣大手の「パソナ」だ。竹中氏は09年8月からパソナの取締役会長を務めている。

 現在、国会審議中の15年度予算案をみると、官民人材交流センターの予算は前年度の2億6300万円から2億8600万円に増額されている。実は昨年夏の概算要求時点でセンターは前年比ほぼ2倍の5億900万円の予算を求めていた。まさに「竹中予算」倍増計画ではないか。


労働規制打破の裏で…竹中平蔵氏“パソナ関連予算”倍増計画

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