<要旨>
インフレリスクの観点から、欧州の中央銀行は伝統的にヘッドラインの消費者物価上昇率を重視する傾向がある。それが一時的なエネルギー価格の上昇によって上振れても、賃金へと転嫁されていくことでより持続的なインフレリスクになることが懸念されるためである(Secondary Effect)。他方、最近のECBは、食料、エネルギーなど変動の激しい品目を除いたコアの消費者物価上昇率を重視・・・・続きはこちら
インフレリスクの観点から、欧州の中央銀行は伝統的にヘッドラインの消費者物価上昇率を重視する傾向がある。それが一時的なエネルギー価格の上昇によって上振れても、賃金へと転嫁されていくことでより持続的なインフレリスクになることが懸念されるためである(Secondary Effect)。他方、最近のECBは、食料、エネルギーなど変動の激しい品目を除いたコアの消費者物価上昇率を重視・・・・続きはこちら