那田尚史の部屋ver.3(集団ストーカーを解決します)

「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しきオールジャンルのコラム。
 

呉竹会から機関紙「青年運動」のお知らせなど

2014年12月19日 | 世直しのためにどうすべきか

このところ紹介すべきメルマガがないので、久々に「微笑禅の会」ネット会報を、と文案を頭の中で練っていたところ、投票日前日に呉竹会から「青年運動」が送られてきた。

一面は廣瀬義道氏の「衆議院は解散した。今こそ安部自民党は公明党との蜜月を解消し、真の愛国政権を樹立すべきである。」とのタイトル。小見出しに「1999年の小泉内閣発足以降、自民党は公明党への依存度を増している。それはすなわち自民党議員の創価学会票依存そのものを意味する。その負の連鎖を断ち切らなければ本来安部政権が目指すべき真の目的は達成されない」

とある。全体として政権から公明党を排除し、次世代の党の躍進を望むという論調が一面を飾っている。

私が呉竹会の会員になったのは、右翼/左翼、保守/革新という二項対立を超克し、真剣に国思う人たちを支え、アジアは平等で一つ、の理想の元に活躍した頭山満翁の思想と生き方に共鳴を受けたからだ。その呉竹会すら創価=公明を否定し、自民党が創価依存になっていることに危機感を覚えていることに再度共鳴した。

小選挙区では自民候補が立つところには公明候補が出ず、公明候補が出たところには自民が立たない、という作戦でまるで仲のいい恋人同士のようにタッグを組んで圧勝したが、実際には自民党候補は議席を減らし、批判票が民主と共産党に流れた。今後益々自民党の創価学会依存度は強くなるだろう。

「目的のためには手段を選ばない、目的は手段を正当化する」思想を俗にマキャベリズムというが、結局ミイラ取りがミイラになり、創価学会=公明党=自民党の関係が強固になってしまった。

私は微笑禅の会の代表として「神仏に頼るのは御すがり信心、乞食信心」「自らが神仏となって行動せよ」と指導している。自民党が創価票にすがっている姿を見ると情けなくて仕方がない。これではまともな自民支持者が離れていく自滅の道である。選挙に勝つためには暴力組織と手を組むのか、それを見て育った日本人はマキャベリストになって道徳も倫理もどうでもよくなり、「この人生、勝って勝って勝ちまくれ」(池田大作の標語?)の価値観しか持てなくなるだろう。そうなったときは日本の終わりである。行く先は血盟団事件のような要人テロとクーデターしか残っていない、あの道はいつか来た道、へ戻るのだろうか?

5~6年ほど前、創価は17手で詰んでいる、と書いたことがある。現在は民意からどんどん遠ざかり3手詰みのところまで来ているが、詰んでいるのに投了しないのは日本人の約半数が選挙権を行使しなくなったからだ。そういう風潮を作り出したのが自公連立政権であり、権力におもねるだけのマスコミである。僅かな望みは春の統一地方選挙。今度は本当の一騎打ちが始まる。それまでは、良心的議員の超党派による政策提携の形で持ちこたえるしかないだろう。