nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

旬のお野菜、旬のコーヒー

2021年04月12日 07時04分41秒 | コーヒー豆知識
おはようございます!

今朝のサーカス家のコーヒーは
サーカスブレンドです。


マイルドで毎日飽きない味わいです。





昨日は
「旬」の野菜を求めて、
大原道の駅へ行ってきました。

「旬」っていいですよね。

あまり意識されていない方が
多いと思いますが
コーヒーにも「旬」があります。

基本的には、
コーヒーの生産地では
収穫期は年1回です。

ですので
お米が新米になるように
コーヒー豆も年度替わりするタイミングがあり
そのタイミングを「ニュークロップ(新豆)」
と言われます。


そのタイミングでは
お米と同じように
味わいがしっかりとしています。

それが
時間をかけて
馴染んでくる感じです。

新入社員が入社する4月ごろは
見るからに「新入社員」ってわかる人たちが
6月、7月とだんだん
馴染んでわからなくなるような感じです。

(正確には
収穫してから1年は
ニュークロップと呼ばれます。)

もう少し詳しく説明しますね。


アサヒ飲料HPより

赤道の近い産地だと
雨季と乾季の区別あまりないです。

コーヒーの花は乾季後の雨を合図に花が咲きます。

ですので
赤道に近い産地は、年中だらだら?と
花が咲いて収穫期が続いていきます。

インドネシアのコーヒーの実です。
このように
だらだら実にが完熟していきます。
完熟した果実だけ収穫することが重要になります。

コロンビア、インドネシアなどは
だらだら収穫期で
2回に分けて輸出されます。


また
赤道から離れていくと
雨季と乾季が明確に分かれるので
収穫期がかたよります。

東ティモールは収穫期がかたよっているので
同じタイミングで赤く完熟していきます。



お米なら秋から新米の時期ですが
世界各国で
収穫期が違うので
色々なタイミングで
新年度のコーヒーに
替わるタイミングがあります。

たまたまですが
豪雨被害が出ている
東ティモールのコーヒーが
新年度の豆になったばっかりなので
味わいがしっかりとしています。


是非「旬」コーヒーを味わってくださいね!