1985年10月3日リリース。河合奈保子さん22作目のシングル曲です。
作詞、作曲は前作の「デビュー」と同じ方で、ゆったりとしたメロディー、奈保子さんの優しい歌声、胸が苦しくなるようなときめきと切なさが伝わってくる曲です。
それまでに売野雅勇さんが書いてた大胆、過激さを感じる詞ではなく、「デビュー」の詞と同様に純粋さを感じさせる内容で、奈保子さんのピュアな印象とピッタリ合っているように感じてます。
「売野さんもこんな詞が書けるんだ」と思ったりしたものでした。
なぜラヴェンダーなのか?ラヴェンダーは初夏の花という印象があったので、秋リリースの歌にこのタイトルを付けていたのをずっと不思議に思っていました。
ラヴェンダーの花言葉、「あなたを待っています」。これを見たとき理解出来ました。サビの部分でも歌われています、「あなたをずっと待ってたの」と。
そういう思いを詞に込めた曲として聴くと、更に想いが伝わってきます。
このような直接的な表現でなく、深い意味を込めたタイトル、歌詞はアルバム「HALF SHADOW」の「MY LOVE」での「はじめての ときめきを 受けとめた くちびるが・・・」の表現に近いものを感じます。ちなみに「MY LOVE」の作詞は谷山浩子さんです。
これまでに何度も書いているのですが、私は林哲司さんのメロディは好みなので、「デビュー」、「ラヴェンダー・リップス」、そして後日リリースの「涙のハリウッド」の林哲司三部作は私のお気に入りでもあります。
この曲を聴いて以来、わたしの中で「ラヴェンダー」という花はずっと私の胸の中に刻まれています。
奈保子さんのファンを離れていた時期があったのですが、その時期でさえも「ラヴェンダー」という言葉を聴いたり、花を見たりすると自然に奈保子さんのことを思い浮かべていました。
もちろん、私の好きな花の1つでもあります。今も自宅の花壇にラヴェンダーを植えています。毎年花が花が咲き、それを見るたび(季節は違っても)奈保子さんのこの曲を思い出してしまいます。
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