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「三日月の草原」
河合奈保子さんの18枚目のアルバム(1993.11.21リリース)「engagement」の8曲目に収録されている曲です。
作詞:河合奈保子
作曲:河合奈保子
編曲:清水信之
この曲の1曲前の「愛がはじまるとき」と同じボサノバ風のアレンジの曲です。
「愛がはじまるとき」と「三日月の草原」では編曲者はそれぞれ異なり、同じボサノバという曲調をつかって対比させているかのようです。
奈保子さんの歌声は「愛がはじまるとき」ではファルセット気味の歌唱でしたが、この「三日月の草原」では地声で歌っており、その点でも対比して聴くことができるのではないでしょうか。
曲のタイトル「三日月の草原」で、歌詞の中に「夜空に浮かぶ・・・」とありますが、厳密に言うと、三日月は夜遅くには既に沈んでいます。ということは時間的には日没後、薄明かりが残る草原で、太陽を追いかるように西に傾いている月を眺めながら思いにふけっている情景を描いた歌詞なのだと思います。
三日月が沈む頃には、月の形のくぼみは上を向いているので、三日月を愛を満たすグラスという歌詞の中にあるたとえにも合っています。
また、「太陽」=「会えなくなった人」、「三日月」=「自分」で、心の中では今でもその人を追い続けているけれども、その人に対する自分の気持ちもこのまま地平線の彼方に沈んでしまうのだろうかという心情を暗示しているのかも知れません。
歌詞の要約
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あなたと会わなくなってからの方が
あなたを夢に見る
想いが溢れ出してくる
目を閉じると
ふたり寄り添って過ごした日々が
まぶたの奥によみがえる
どうしていいか分からないのに
夢の中ではあなたへの
素直な気持ちを隠せない
泣きたいほどに
人は傷ついた数だけ優しくなるという
でも、あなたを想う胸の痛みは消えないまま
いっそ、この気持ちにさよならを告げてしまおうか
心に忍び寄る淋しさはあなたへの想いのせい
もっと素直に自分の気持ちを伝えられていたらと
こんな気持ちになるなんて
草原を吹き抜ける風に揺れる緑の海
浮かぶ三日月は私の心
欠けた心に愛を満たしたい
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